ツバメ

商社勤務のち公立高校の教員に転職。その後40代を目前に再び転職を決意。化学エンジニアに…

ツバメ

商社勤務のち公立高校の教員に転職。その後40代を目前に再び転職を決意。化学エンジニアになります。趣味は野球(いつまでも現役)とコーヒー、そしてコンポストや家庭菜園などにも力を入れています。2児の父親。

最近の記事

民間企業を経験した教員として意識したこと・活かせたこと【進路指導編】

今回は、進路指導編です。 学歴について 高校の進路指導で一般的に求められること。それは進学実績ではないでしょうか。高校は進学実績をつくることに必死で、本当にその生徒の希望や将来のためになっているのか?とても疑問でした。  前職(商社)での話。同期が50名ほどいました。みな大卒・大学院卒ですが、旧帝大、国公立、私立いろいろいて、出身学部もばらばらでした。そして会社の上司、先輩、後輩もいろいろなバックグラウンドをもっていました。学歴と仕事ぶりや業績の関係性、相関性は全くありま

    • 民間企業を経験した教員として意識したこと【教科指導編】

      民間企業を経験した教員として意識したことについて書きたいと思います。今回は教科指導編です。 民間企業で何を経験したか 新卒で入社した会社(商社)では、以前の記事に書いた通りガスやエネルギーを中心に様々なものを扱っていました。商社を経験したことで、ビジネスの仕組み、モノの流れ(材料の調達)をリアルに感じることができました。また、私が所属していた部署では、最先端の技術を駆使して設備を作っていくという刺激的なプロジェクトを行っており、ついていくのに必死でした(その領域の法整備もで

      • 退職まであと2週間

         3月も半ばとなり、いよいよ退職の時が近づいてきました。私が転職することが職場に広まると、やはり大きな反響がありました。しかし、多くの同僚から、励ましの言葉をいただき、とてもありがたかったです。学校での諸々の手続き、引継ぎ書類の作成、文書の整理、身の回りの片づけなど進めていくと、本当に終わるんだなという実感が湧いてきました。ただ、寂しいとか、もっといたいな、といった感情は全くと言っていいほどありません。もう覚悟が決まっていて、気持ちは次に向かっています。  勤務日はあと数日

        • 現役教員の転職活動の進め方

          今回は、具体的な転職活動の進め方についてです。 先の記事の通り、現役教員でありながら転職活動を成功させるには計画性とタイミング、軸が大切になってきます。 今回、自分が実行したスケジュールと内容、転職サイト、エージェントについて紹介します。 スケジュール6月  私の県では翌年度の教員採用数把握のため、6月に退職希望調査があります。私は毎年転職活動をしていて、今回の転職活動がうまくいく可能性も微妙だったため、敢えて伝えませんでした。(実際、民間企業への転職がこの段階で決まっ

        民間企業を経験した教員として意識したこと・活かせたこと【進路指導編】

          教員から民間企業への転職が難しい理由

          教員から民間企業への転職は想像以上に大変なものでした。ここでは、教員から民間企業への転職が難しい理由について書きたいと思います。 スキル・経験不足 民間企業への転職活動(いわゆる中途採用)において最も重視されることは、その人が即戦力として活躍できるかどうか、つまりもっているスキルや経験が十分備わっているかどうか、という点です。企業が新卒ではなく中途採用するのは、欠員や事業強化のためにすぐに活躍してくれる人材が欲しいからです。  私の場合、化学系の研究開発職を希望していたの

          教員から民間企業への転職が難しい理由

          【1回目の転職】民間企業から教員へ

          前回書いたように新卒では民間企業(商社)に就職しました。 商社への就職を決めた理由 私が在籍していた工学研究科の応用科学専攻だと、主な就職先は化学、電機、繊維メーカーや自動車業界が多いです。ですが、就職活動では、化学の研究職だけではなく、化学の知見を活かした他の業界も含めて広く説明会等に参加しました。その中で、商社の技術職に決めたのは、研究室で毎日研究ばかりするのではなく、社会と多くかかわりながら、ビジネスの最先端に触れることができ、社会を変えることができる仕事に携われると

          【1回目の転職】民間企業から教員へ

          教員か一般企業か、新卒での選択

          最初の投稿に対して予想以上の反響をいただき、驚いています。そして書くことへのモチベーションもさらに上がってきました。 今回は新卒での就職について書いてみたいと思います。 大学生活 大学では応用化学科を専攻していました。さまざまな材料のもとになる物質に関する学問です。プラスチック、金属、セラミックスなど様々な物質を扱い、就職先としては化学・繊維メーカー、電機メーカー、自動車メーカーなどが多いですね。  私は高校生の頃から環境に優しいモノづくりに携わる研究がしたいなと思って

          教員か一般企業か、新卒での選択

          noteはじめます!

          はじめまして。ツバメと申します。野球とコーヒーと実験が大好きな社会人です。民間企業から公立高校の教員、そしてこの4月から再び民間企業に転職するという、かなり変わった経歴です。特に、10年以上務めた教員から民間企業への転職活動は想像以上に苦戦しました。しかし、noteの様々な記事も拝見し、成功させることができました。 ここでは自分の気持ちの整理と区切りをつけるため、10年以上務めた教員のこと、転職を考えた理由、転職活動の進め方などについて書いていきたいと思います。 現役教員

          noteはじめます!