【コラム】最低気温になる1月の冷え対策
保育園栄養士のとろみです。
予想される向こう1か月の天候(2024年01月13日~)では、平均気温は、北日本と沖縄・奄美で平年並または高い確率ともに40%、東・西日本で高い確率50%です。今年は暖冬のようですね。
とはいえ、1年の中でも一番気温が下がる時期に向けて、多くの女性が抱える冷えの対策をご紹介します。
冷えの要因
運動不足による筋力低下や血行不良、偏った食生活といった生活習慣による自律神経の乱れ、ホルモンの影響などが考えられます。
冷えを放置するとどうなる?
要因は多く、複合的な場合も多いので対策しづらい冷えですが、放っておくと悪化し、心身の体調不良につながります。
冷え性のタイプは4つ
❶下半身型
主に腰からの下半身が冷えます。下半身の筋力不足が原因で下腹部に脂肪が溜まりやすいため便のトラブルが多く、肌荒れしやすいのが特徴です。30〜50代の女性に多いです。
❷四肢末端型
食事の量が少ない、運動不足などの生活習慣によって交感神経が過剰に働き、体温を維持するのに手足の血管を過剰に収縮させてしまい血流が末端まで行き渡らないないことが原因です。痩せ型や若い女性に多いのがこのタイプです。
❸内臓型
主に交感神経の働きが弱いことで起こります。手足はあったかいけれど下腹部などに冷えを感じます。内臓が極端に冷えてしまっているため便のトラブルが多く、下腹部を触ると冷たいのが特徴です。お腹を下したりする症状を伴います。
❹全身型
ストレスや生活習慣病の悪化によって、基礎代謝の低下が原因となって起こります。血流が悪いため貧血や低血圧の傾向が強く、冬はもちろん夏場でも寒さを感じるのがこのタイプの特徴です。甲状腺の病気などが潜んでいる可能性もあります。
どれか1つのタイプというだけではなく混合型タイプの人もいます。冷え性の特徴を見て、該当するタイプから対策すると近道です。
冷え性がひどい場合は
体を温めるのと同時にリラックスさせて自律神経のバランスを整えることが大切です。
体を温める方法:食事
冷えが気になる時は、冬が旬で色が濃く北でとれる食材を取る
私がパーソナルシェフとして勉強をしていた時に「陰陽論」すべてのものには陰と陽があるという考え方を教えていただきました。冷えの人はどちらかというと陰性体質、体の温かい人は陽性体質とされ食べ物にも同じように体を冷やす陰性のもの、温める陽性のものとに分けることができます。
食材の事例
かぼちゃ、にんじん、ごぼうなどの根菜類、りんごなど
赤や黒色などの野菜や果物がお勧めです。水分の多いものは体を冷やします。
紅茶、中国茶、ほうじ茶
赤ワイン、日本酒
全粒粉パン、玄米
生姜、ニンニク、赤唐辛子:食事に加えることで体を温める力が変わります。
体を温める方法:お風呂
外部環境(お湯)で体を温めることだけでなく、副交感神経が優位となるため、自律神経が整い、リラックスします。
お湯の温度は自分にとって熱すぎてもぬる過ぎてもいけません。
ちょうど良いと感じる温度がおすすめです。熱くても、ぬるくても、体はストレスを感じてしまいます。湯船に浸かるのは、10分〜15分程度にしておきましょう。肩まで浸かると息苦しさを感じるような方には、半身浴でも同じ効果が期待できます。
体を温める方法:運動
運動によって筋肉が収縮したり、弛緩したりすることにより筋ポンプ作用が働きます。筋ポンプ作用が働くと、血液が押し出され血行がよくなるので体温を上げることができます。
また、筋肉は動かすことによって熱を作り出すことができますし、熱を蓄えておくこともできます。
運動をして汗をかくと、すっきりしてストレスが発散されるように、ストレス軽減=自律神経が整います。
いかがでしたでしょうか?
ここだけの話で恐縮ですが、個人的な冷え対策として追加しているのは、毎日ズボンやスカートの下にはレギンスを履いています。
レギンスだけですけれど、案外下半身の冷えには効果的で、温かく過ごせています。
1回でもいいので、取り入れてみてください(^▽^)/
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