マガジンのカバー画像

自己紹介(連載中)

7
成人後に三度引きこもりを経験(合計2年半)。 そんな僕が4歳の現・長男を連れたシングルマザーと結婚。 次男、三男を授かり7年の結婚生活を経て2018年に離婚。 故あって三人を養育… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

1.自己紹介①

1.自己紹介①

∞インドへ移住

オーストラリアへ留学し英語も話せるようになったので、旅本や写真から憧れのあったインドへ行こう、ちょっと怖いけど。
そうしてインド、ネパールを旅をしたのが約17年前。

カルチャーショック!! みたいなことはなかったけれど、牛や猿、犬やヤギなど都会にも動物達が自然に当たり前にいて、その独特の調和とむき出しのエネルギーに魅かれ、若さと無謀さも背中を押し、大学を卒業後インドの首都デリー

もっとみる
2.自己紹介②

2.自己紹介②


∞復学

長男は約2年で不登校生活を終え(その後、中学3年生で再び不登校になるが別の機会に)、また明るく“陽”の気を放つ男性教諭K先生(30代前半)が担任になって下さったことが非常に大きかった。
どころの騒ぎではない、個人的に。

復学して間もない4月の頃、長男は学校に行けない日があった。約2年家にいたのだ。休むのも無理はない。そう思いながら私は仕事に行き、母親からこんなことがあったと後から聞い

もっとみる
3.ステップファミリーの苦悩

3.ステップファミリーの苦悩

∞汝自身を知れ

僕が長男の”父親”になったのは、長男が4歳のときだった。当時、今より数段精神年齢の低かった僕は、それこそ名ばかりの”父親”だったと思う。名前を呼びながら走って寄ってきてくれる長男の姿を見て、好意を持ってもらった嬉しさと、のちに妻となる彼女が喜んでよかった、そういった短期的な感情が脳内を満たしていた。素直にこれを「幸せ」と表現できないあたりに自身の歪さ(いびつさ)を感じてしまう。

もっとみる
4.13週目の奇跡 〜 次男について 〜

4.13週目の奇跡 〜 次男について 〜

次男は2010年の暮れに彼女のお腹に命を宿した。そして翌2011年の3月11日、首都圏にいた我々の元にも、あの震源を中心とした縦揺れ混じりの円運動のエネルギーは届き、13週目の次男にも何らかの影響を及ぼしたのだろう。

妊娠13週目にもかかわらず破水をしてしまい、診療時間外を担当した片言の外国人の医師から出た言葉は、
「100%助かりません」
だった。

(この人は何を言っているんだろう。
 この

もっとみる
5.首都圏から信州へ移住  〜 after 3.11 〜

5.首都圏から信州へ移住 〜 after 3.11 〜

暗すぎない程度に夜を照らすロンドンで見たような照度の東京。
過剰な白い灯りのない、3.11の後の東京の街。その灯りの慎ましさが好きだった。理由はなんであれ、地球への負荷が減っていることを現した光景は心地の良いものだった。
「もしかしたらこのまま、程よい街の景色が定着するかもしれない。」
その結果は、今街に広がる景色の通りだ。

元妻の実家近くでご両親よりサポートしてもらいながら生活し、首都直下型の

もっとみる
6.13週目の奇跡  2nd 〜 三男編 〜

6.13週目の奇跡 2nd 〜 三男編 〜

当時働いていた高齢者のためのデイサービスに出勤してすぐ、妻から職場に電話があった。職場にかかってくる家族からの電話はたいてい悪い知らせだ。

「出血してる」

「出血?!」

真剣な顔で思わず声に出した僕を見て、
心の中で勝手に介護の鬼と呼んでいた、体格のいい女性リーダー
(恐ろしくオムツ交換が早く、ご自身の意見を貫く方だった)が状況をすぐに察知してくれ、言った。

「すぐ帰ったほうがいいんじゃな

もっとみる
7.自宅出産への参道 〜三男編〜

7.自宅出産への参道 〜三男編〜

三男妊娠中の13週目の破水による入退院の際、年長の長男と1歳余りの次男はどうしていたか、正直あまり記憶になく元妻に聞いてみたところ、遠方に住む元妻のご両親が長男次男をすぐに預かってくれたとのことだった。(前回記事はこちら↓)

ここまでのお話をまとめたマガジンのリンクはこちら↓

そのおかげで妻は(元妻だが当時妻だったため妻と表記)自身の療養に集中でき、僕も妻と産まれてくると信じた三男のサポートに

もっとみる