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【Tips】 ウイルスと細菌

新しいシリーズ【Tips】です。
Tipsといえば裏技・コツという翻訳ですが、豆知識的な意味もあります。
知っていたら少し役に立つかなーといった内容を簡潔的にまとめたシリーズにしようと思っています。

今回はウイルスと細菌。
ウイルスとかばい菌(細菌)とかよく聞くけど、説明してって言われてもなかなか難しいですよね。
ごくごく簡単にですがまとめてみましたので、tips(豆知識)として楽しんでください!


細菌

一般的にばい菌や菌と呼ばれており、正式には細菌といいます。
細菌は生物として考えられています
人体の無菌の場所に常在菌が侵入してしまったり、普段はいない菌が外から侵入することで、感染し、感染症を発症します。

症状の特徴は、ピンポイントな症状をきたすことです。
例えば、喉の痛みと発熱だけ、咳と発熱だけなど、ピンポイントな症状は細菌性がよくみられます。

細菌性感染症は原則、抗生物質いわゆる抗菌薬での治療を必要とします
細菌による感染症はウイルスよりも体に悪いことが多く、抗菌薬を早期に使用しなければ命の危険となる病気がウイルスより多いです。
ウイルスと大きく違う点は抗菌薬を使えばほとんどの菌を殺菌することができるということです。(耐性菌という概念がありますが割愛します)

まとめると、細菌は生物で、人に感染し発症するとピンポイントな症状を出すことが多く重症になりやすいものも多い、抗菌薬で対応できる、です。


ウイルス

コロナやインフルエンザなど身近に感じるものは細菌よりありそうですね。
そんなウイルスは定義上は生物ではありません。というより何とも言えない存在といったところです。
ウイルスは自分の力だけでは増えず、人の細胞に寄生・感染することで増えます。細胞の中にいないときはただのタンパク質の塊といわれています。

ウイルス感染の特徴は全身症状が出やすいことです。
咳や喉の痛み、頭痛、節々の痛みなどの全身症状がほぼ同時期にでることが多いです。

細菌とは違い原則は治療薬を用いず治癒していきます。
例外としてインフルエンザ、COVID-19、ヘルペスなどの特定のウイルスは抗ウイルス薬がありますが、抗菌薬と違い条件を満たした場合にしか使えないものもあります。
生物とは言えない特性から、抗ウイルス薬は抗菌薬と違い、ウイルスをやっつけるというよりは感染させる力を弱める、なくすものがメインです。

まとめると、ウイルスは生物とは言えない存在、症状は全身に出やすい、原則経過観察で治癒、です。


この記事を取り上げようとした1番の理由は、細菌とウイルスの違いを知り、ウイルスには抗菌薬が不要ということを知っていただきたいと感じたからです。

以上となります、お疲れ様でした!

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