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わたしは処女作に向かって成熟できるのか?

今日はわたしが2年前、初めて書いた小説を晒してみる。

本名ばれちゃうけど、最近そこら辺がどうでも良くなってきたので(笑)
下記リンク先の、「鬼の棲む場所」という短編小説がわたしが書いたものです。

http://www.kochi-art.com/pdf/prize-46.pdf

読みなおすと、修正したい部分がいっぱいある。けれど、当時は自分なりに、主人公の気持ちを書き切ろうと必死に原稿用紙に向かったので、愛おしさもある。

「作家は処女作に向かって成熟する」
小説を書いてみたいと思うよりずーっと前に読んだその言葉。(たしか、山田詠美さんが他の作家の文章から引用して、書評か何かに書いていた)
読み手として納得して心に残っていた一文が、いまは自分の指針となっている。

わたしは多分、「プロの小説家」になりたいわけじゃない。
いまの自分にそんな実力がないことも、重々わかっている。
目指しているのは、2年前に書きたかったことを、より正確に表現する技術を身につけること。
自分の小説に出てきてくれる、声の小さな登場人物たちの言葉を、きちんと掬いあげること。
ちいさな野望だけれど、毎日コツコツと書くことで、おばあちゃんになる頃には辿りつけるのではないかと思っている(気の長い話や…)。

なんとなく、決意表明のような文章になっちゃいましたが…

ここまで書いといて、実はわたしが、上にあげている小説の作者じゃなかったら恐くないです?
いや、ちゃんとわたしが書いたんですよ!書いたんですが、証拠を載せているわけじゃないので疑われても仕方ないかと思いまして。
そんなSFかミステリーを読みたいので、自分で書いてみようかしら。処女作の作風からはだいぶ離れてしまうけれど…(笑)

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ぜんぜん本文と関係ないけど、今日の見出し画像の猫写真、最高に可愛く撮れました!!

お読み頂き、ありがとうございました。 読んでくれる方がいるだけで、めっちゃ嬉しいです!