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政治講座ⅴ1129「ロシアの反体制派の軍事行動・・・内乱かクーデターの前兆か」

 今のロシアは「蟻の一決天下の乱れ」の様相を呈している。旧ソ連は70年で崩壊した。今度ロシアは30年で崩壊することになりそうである。ソ連もロシアも時代の流れには抗しきれないのである。国民を恐怖政治で支配してきた自業自得であろう。ロシアはウクライナへ侵攻した原因を、ネオナチと主張しているが、ロシアの崩壊が迫って来たことが原因でなかろうか。この事は将来、検証され、歴史家が証明するであろう。そして、諸君はロシア崩壊の目撃者になることであろう。今回はロシアの崩壊の兆候を示す報道記事を紹介する。

     皇紀2683年6月4日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

ロシア反体制派の軍事組織、ベルゴロド州で弾薬破壊と主張

CNN.co.jp によるストーリー • 10 時間前

自由ロシア軍団がベルゴロド州のロシア軍の標的を破壊したと主張する動画の静止画像/Freedom Of Russia Legion/Reuters© CNN.co.jp

(CNN) 反プーチン政権のロシア人の軍事組織とされる「自由ロシア軍団」は1日、ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド州での爆発の様子をとらえた動画2本を公開し、軍事目標を攻撃したと主張した。
CNNは映像の場所が同州内であることを確認した。
自由ロシア軍団は、動画の1本には「敵の弾薬と迫撃砲を正確に砲撃して爆発した様子」が映っていると主張した。
CNNは爆発場所が同州シェべキンスキー地区だと特定したが、攻撃が成功したという主張の裏付けはできていない。
2本目の動画では「運搬中だったグラート多連装ロケットシステム(MLRS)の列が破壊された」などと主張している。
さらには「ロシア義勇軍団(RVC)の兄弟たちと共に、我々はプーチンの軍隊の非武装化を続ける」としている。ロシア政府がウクライナ侵攻の目的の一つとして用いた「非武装化」という言葉を使っている。
動画では明らかな着弾点から煙が上がっているのが見えるが、ロシア軍の兵器が攻撃されたかどうかは不明。
動画の公開に先駆けて自由ロシア軍団は1日、ロシアとの国境近くにいると明らかにし、ロシア義勇軍団は「ロシアの領土で戦っている」と主張した。
一方、ロシア国防省は同日、「ウクライナのテロリスト集団」による3つの攻撃を撃退したと発表した。
ウクライナ政府はこれまでロシア人の戦闘員らはロシアで独立した行動をとっていると述べ、これらの軍事組織とは距離を置いている。

反プーチン政権の「ロシア義勇軍」また越境攻撃か プーチン別荘、公邸周辺も標的 強まる本土攻撃への警戒

ロシア義勇兵の一角「自由ロシア軍」が22日に投稿した映像© zakzak 提供

ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は1日、前日深夜から未明にかけてウクライナ側から激しい砲撃があったと通信アプリで公表した。負傷者は10人超に達し、住宅や学校が損傷したが、死者はいないとしている。反プーチン政権の「ロシア義勇軍」などは同日、通信アプリで「第2弾が始まった」と再攻撃を宣言した。同州では5月22日に装甲車などがロシア領内に侵入、死者も出た。

国営ロシア通信によると、黒海に面する南部クラスノダール地方の製油所が31日、無人機(ドローン)攻撃を受けた。同地方にはプーチン大統領の別荘があり、頻繁に訪れるリゾート地ソチがある。30日には首都モスクワのプーチン氏の公邸がある地域などにドローン攻撃があった。

ベルゴロド州の攻撃が相次ぐ地域で子供の避難が始まるなど、ロシアではウクライナ側による本土攻撃への警戒感が強まっている。

自由ロシア軍団とは

またはロシア自由軍団は、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ウクライナを防衛するため2022年3月に結成されたウクライナ軍の軍団である。
ロシア軍からの離反者の他、元々軍隊に所属していなかったロシア人やベラルーシ人の義勇兵で構成されている。
この軍団は袖章としてロシア国旗ではなく、白青白旗を使用している。

自由ロシア軍団は、自発的にウクライナ側へ離反したロシア軍の中隊(500人以上)から結成された。
中隊長によれば「本物のファシストからウクライナ人を守るため」に、ウクライナ保安庁の協力を得て2022年2月27日にウクライナ側に加わった。
また彼はプーチン軍の兵士である同胞に対し、祖国と国民を「屈辱と破滅」から救うため自由ロシア軍団に加わるよう呼びかけた。
軍団の最初の志願兵は、2022年3月下旬に個別の予備訓練を開始した。
志願兵たちはウクライナ軍の教官の指導の元、スウェーデンとイギリスが共同開発した携行式対戦車ミサイルNLAWの特性や使用方法について学んだ。
部隊の指揮官は前線の詳細な作戦状況を受け取った。
軍団の目標はロシア軍をウクライナから退け、最終的にはウラジーミル・プーチンを退陣させることである。
2022年6月9日時点、軍団はウクライナ東部攻勢の中、ドンバスにおいてウクライナ軍と共に戦っている
さらにロシア国内にて、放火などの破壊工作活動を組織しているとも伝えられている。
6月11日、ガスプロムバンク元副社長のイーゴリ・ヴォロブーイェフが軍団に加わったとTelegram上で発表した。
ヴォロブーイェフはウクライナ北部のスーミィ州アフトゥイルカ(英語版、ウクライナ語版)出身であり、3月2日には故郷をロシアから守るためウクライナに到着していた。
2023年1月24日、ロシアの独立系メディア「エージェンシー」は、自由ロシア軍団の代表を自称する「シーザー(Цезарь)」というコールサインの戦闘員が2010年代前半にロシア帝国運動(RID)の過激派組織と繋がっていたという分析を明らかにした。
2011年9月にサンクトペテルブルクで行われた「ロシアン ラン」というイベントに参加している写真が発見されている。写真には隣にロシア帝国運動の創設者デニス・ガリエフが写っている。
シーザーの古い知人の話によると、2010年代初頭にRIDに所属していたシーザーは、軍団が「何かを変え、ロシアを大帝国にすることができる」と信じられなくなり、体制に幻滅。2014年にウクライナとの戦争が始まると、シーザーはその紛争において、自由のために戦う覚悟のある国として、すぐにキーウの味方をしたという。
2022年8月31日、キーウ近郊のイルペンにダリア・ドゥギナ殺害を行ったと主張する国民共和国軍(NRA)と自由ロシア軍団が政治センターを設立している。その代表であるイリヤ・ポノマリョフはエージェンシーに対し、シーザーは以前、ロシアの右翼愛国主義組織や、2005年3月のアナトリー・チュバイス暗殺未遂で逮捕され、その後無罪となったロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)大佐ウラジミール・クヴァチコフ(ロシア語版)と関係があったことを明らかにしている。
2023年3月16日、ロシア最高裁は自由ロシア軍団を「テロ組織」に指定した。
メンバーの証言によれば、2023年5月までにバフムートの戦いに参加。また同月22日には、ロシア南部ベルゴロド州に武装組織が侵入し破壊活動が行われたが、自由ロシア軍団はSNSを通じて自らの活動である旨の声明を出している。

ロシア義勇軍団とは


ウクライナを拠点に、ロシア連邦のプーチン政権打倒を掲げて活動するロシア人の義勇兵部隊である。


2022年ロシアのウクライナ侵攻においてウクライナ側で戦っており、ロシア本土のブリャンスク州へ越境しての攻撃や武装蜂起を呼び掛けるプロパガンダ活動も行なっている。

ウクライナはロシアから全面的な侵攻を受ける前の2014年、クリミア半島と本土東部をロシア及び親ロシア派に占拠され、東部では断続的に戦闘が続いてきた(ドンバス戦争)。ロシア義勇軍団は同年以降、ウクライナのアゾフ連隊などで戦ってきたロシア人右翼の義勇兵を集めて、2022年8月にウクライナ領土防衛隊の部隊として結成された。

創設者のデニス・カプースチンはドイツ育ちのロシア人で、2018年頃にウクライナへ拠点を移したと報じられている。

自由ロシア軍団とは異なり、軍団の指導者層は、捕虜になった後に「軍団」に入った元ロシア軍人ではなく、ウクライナに住むロシア右翼の移民に依存している。

司令官の一人によると、軍団の戦闘員は「右翼の保守的な政治スペクトルに起因する可能性がある」という。 同時に、戦闘員自体は、第二次世界大戦(独ソ戦)中にドイツと協力したロシア解放軍のシンボルを積極的に使用している。

軍団は8月31日の記者会見に、自由ロシア軍団と国民共和国軍と共に参加することに同意した。 同日、イリヤ・ポノマリョフは、国民共和国軍の政治指導者として、自由ロシア軍団と共同政治センターを創設する協定に署名し、ロシア義勇軍も同じ協定に参加することに同意したと主張した。

「プーチンを破滅へ」反プーチン勢力“NRA(国民共和国軍)”とは

ウクライナから、YouTubeを通じて情報発信を続けているポノマリョフ氏。事件の翌日、ロシア国内の反プーチン組織“NRA(国民共和国軍)”が爆破を実行したと発表。         ポノマリョフ氏は、“NRA”から犯行声明の公表を託されたという。

“NRA(国民共和国軍)”の犯行声明:
プーチンは我々によって、その地位から引きずり降ろされ、破滅させられるのだ!
我々は民間施設や一般市民を攻撃することはない。
しかし、このNRAについては各国メディアから存在を疑問視する声も。本当に組織や犯行声明は存在するのか?

8月27日、私たちはポノマリョフ氏本人に率直に疑問をぶつけることができた。すると…

“NRAとコンタクトを取っている” イリヤ・ポノマリョフ氏:
命懸けの活動をやっているのですから、彼らは特定されないように細心の注意を払っています。
私と連絡を取る際にも特別な安全措置を講じているほどです。
ポノマリョフ氏によると、ロシア全土に反プーチン勢力の少人数グループが点在。政府に特定されないよう、巨大な組織になることはせず、小さなグループごとに活動してきたという。
“NRAとコンタクトを取っている” イリヤ・ポノマリョフ氏:
一つが失敗した時、全員が知り合いなら組織全体が芋づる式に失敗する可能性があります。それではダメでしょ。

そしてポノマリョフ氏は、一部のグループと連絡を取り、その活動を自身のSNSで発信してきたという。そうした中で…

“NRAとコンタクトを取っている” イリヤ・ポノマリョフ氏:
彼らは元々、組織のことを“NRA”とは呼んでいませんでした。爆破事件をきっかけに“NRA”と名乗り始めたんです。

「側近たちがプーチン氏を裏切る」きっかけに…”爆殺事件の目的”

ウクライナ侵攻の開始から半年。
NRAと名乗り始めることで、組織を結束させて、大きく攻勢に出ようというのか…
ポノマリョフ氏によれば、今回、プーチン氏に近い人物を狙った真の目的があるという。

“NRAとコンタクトを取っている” イリヤ・ポノマリョフ氏:
おそらくこの攻撃の主な成果は、プーチンの側近たちが、自分たちは安全ではないと知ったことです。

実は、爆発が起きた現場は、側近のエリート層も住む高級住宅街だという。

“NRAとコンタクトを取っている” イリヤ・ポノマリョフ氏:
現在、大通りでは全ての車が爆発物がないかチェックされ、ひどい渋滞が起きています。
彼らは怯えているのです。私にとっては最高の状況です。怖がらせておきましょう。
今回の事件によって、側近たちがプーチンを裏切り、彼の下を去るきっかけになればいいと思っています。

狙いはプーチン氏と側近エリート層の分離。ここまで思惑通りにきているという。

しかし、こうしたポノマリョフ氏の発言や、“NRA”の存在自体、真実である確証はまだない。
ロシアの国営通信社に勤める日本人記者、徳山あすか氏も現地の認識について…

ロシア国営通信社「スプートニク」 徳山あすか記者:
(“NRA”は)ロシアでも誰も知ってる人はいないです。実態とか存在とか活動内容とか、全くこれまで何も話題にもなっていなかったので。
ロシア国内で反プーチン氏の活動を行っているという“NRA(国民共和国軍)”。
組織は本当に実在するのか?
改めてポノマリョフ氏に問うと、思わぬ返答があった。

番組スタッフ:
“NRA”を証明する方法は?

“NRAとコンタクトを取っている” イリヤ・ポノマリョフ氏:
正直に言います。証明する方法はありません。
しかし、組織と繋がっているというポノマリョフ氏は、こう主張した。

“NRAとコンタクトを取っている” イリヤ・ポノマリョフ氏:
もし、彼らが何かを予告しそれが実現すれば、嘘ではなく実在すると信じるでしょう?
彼ら(“NRA”)はまた、9月中には高い確率で何かをすると。
また、月に1回は“何か”を起こすだろうと言っていました・・・

(「Mr.サンデー」8月28日放送分より)


参考文献・参考資料

ロシア反体制派の軍事組織、ベルゴロド州で弾薬破壊と主張 (msn.com)

反プーチン政権の「ロシア義勇軍」また越境攻撃か プーチン別荘、公邸周辺も標的 強まる本土攻撃への警戒 (msn.com)

自由ロシア軍団 - Wikipedia

ロシア義勇軍団 - Wikipedia

「9月中には何かをする」謎の反プーチン組織“NRA”関係者を直撃!”側近の娘”爆殺事件の真相は… |FNNプライムオンライン

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