ツクシノコトバ

自称コピーライター。詩も書きます。スタエフ配信者🍀優しい世界に近づきますように(╹◡╹…

ツクシノコトバ

自称コピーライター。詩も書きます。スタエフ配信者🍀優しい世界に近づきますように(╹◡╹) ほろあま: ツクシノコトバ詩集https://www.amazon.co.jp/dp/B0BPMRGPLS?ref_=cm_sw_r_apin_dp_KQ43PSX2DR6Q0XKZ8VMV

最近の記事

「宇宙向上会」

「宇宙向上会」 作:ツクシ ここは宇宙ギャングの事務所 ツキ ボス!チタマの状況は深刻です! 人生を楽しもうとしていない者が、ついに40億人を超えました。 ボス 調査ご苦労様だったなぁ、ツキ。 まず言っておくがチタマではなく地球な。 そうか…。もったいないなぁ。 でもなツキ。そういうお前さんもずっと人生楽しめてきたわけじゃないだろ? 3年前には、シケた面して「オレって、何のために生まれてきたんすかね…」って体操座りしてただろ? ツキ そーっすね。 確かに、体操座りの時

    • Honey orange Earl Gray

      こんな寒さで「寒い寒い」なんて言ったら もっと寒い地方の人には怒られてしまうかな。 それでも、2月の午後はとても寒い。 凍えたココロがパリンパリンと割れて壊れてしまいそうだから、あのカフェに行こう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「お待たせしました」 金色の縁取りの白いカップに琥珀色が静かに揺れる ベルガモットとオレンジと蜂蜜の香りが、時間を彩る。 「おいしい〜」 「甘ければ何飲んでも美味しいっていうんじゃないの、女子は」 「いやいや、この絶妙に素直なよ

      • あまさ゛けBreak

        子どもの頃は苦手だった。 ねちこい甘さ。 古臭いような香り。 口に残る妙なつぶつぶ。 逆転したのはいつの頃だっけ。 献身的な温かさ。 時を重ねたような風味。 愉快な口触り。 もしかして、味覚も捉え方ひとつだったり? 思い込みなんて壊しちゃお! Have a あまざけBreak!

        • ぶどうあめ

          「街に行こうよ」 君を誘って出掛けよう アクリルのネコ姫もあるし 外国のバッジもあるよ お気に入りを見つけに行こう 翼の傷はまだ痛む? 折れた翼で飛ぶなんて 「笑われるかな?」 心配ご無用 翼が見える人なんてそうそういない ゆっくりなら歩けるかな? 掘り出し物を見つけるには ちょうどいいね 君と食べたかったんだ カリンカリンのぶどうあめ パリンパリンと口いっぱい 甘い君がほろっと笑顔になりました。 (๑´︶`๑)       world by,Tsukushi🍀

          いつかは古になる私たちの今

          いつかは古になる私たちの今。 「季節を感じ、語らい、笑い、ともにこの場を歩めることを歓びました」 と伝えたい。 個人的な話しですが、私の両親は今年の春に長野県に引っ越しました。 おかげで、頻繁に長野県に出向くようになりました。自然のみならず様々な見どころがあるということを感じています。  先日は短い時間でしたが、奈良井宿という宿場町を訪れました。 宿場町というと、馬籠・妻籠が有名かと思いますが、奈良井宿も同じように古い町並みが残っています。広い範囲にわたって昔の面影を残し

          いつかは古になる私たちの今

          VEGA

          こういうのって愛って言えるのかしら? あなたとは16光年も離れてしまった。 もう、あなたの顔も声も薄らぼんやり。 今、笑っているのかな? 今、誰とお喋りしてるのかな? もう、あなたのことを1番知ってるのは私じゃない。 こういうのって愛って言えるのかしら? あなたと見上げた夏蜜柑のような月。 はじめて会った時の不躾な眼差し。 いつまでもいつまでも心をくすぐられて 笑ってるよ、今も。 私の音色は聴こえますか?    word by Tsukushi🍀

          とある管理栄養士の夢の話 3

          「花火が始まるわよ!」 お姉さんが言った。 胸が高鳴る。 ひゅ〜〜〜〜〜パーン!!!!! 「ええぇ〜!!!!!」 なにこれ〜!赤く開いた花火は、丸い形ではなく、なんと、りんごの形をしている。 「わぁ!りんごの花火だ〜!!かわいい!!!」 ひゅ〜〜〜〜〜パーン!!!!! ひゅ〜〜〜〜〜パーン!!!!! りんご花火が次々に夜空を飾る。 グリーン、黄色、赤、オレンジ、水色 様々な色のりんごのカタチの花火が次々と打ち上げられる。 頭の片隅でスマホがあったら写真撮ってインスタに挙げ

          とある管理栄養士の夢の話 3

          とある管理栄養士の夢の話 2

          花火はまだ始まっていない。屋台を見て回ろう。これは夢なんだから、いつ目覚めるかわからない。効率的に好きな物を食べて行かなくちゃ。 あったあった!「唐揚げ」の看板を見つけた。とりあえず唐揚げ屋さんを見てみよう。 「こっちかーい!」 この唐揚げ、鶏肉じゃない! 近くに来てよく見ると、小さい字で"アジの"と書いてある。アジの唐揚げ屋台とはさすがにレア過ぎる。 鶏肉の方が入荷しやすかっただろうに…。 鶏とは違うけど、夢だけど、いい匂いが漂う。 「アジの唐揚げ1枚ください!」 「はーい

          とある管理栄養士の夢の話 2

          「とある管理栄養士の夢の話 1」

          私は、管理栄養士として食の知識を広めることに勤しんでいる。 主婦はシェフじゃない、楽しんで家族のために作ったら愛情です。そんな思いで家庭料理を伝えている。 保育園の栄養士として働いたこともある。 立派な大人だ。 ところが、気がついたら、私は運転席の後ろの1人がけの席に座っていた。このバス見覚えがある。子供の頃お母さんとお買い物に行く時のバスに似てる。 自分の服装を見てみると、子どもの頃お気に入りだったきみどり色のギンガムチェックで襟に小さなリボンのついたワンピースを着ている。

          「とある管理栄養士の夢の話 1」

          草と花をあげよう

          草と花をあげよう 地面にしっかり根を張って揺れている草と花 よくわからない虫がついてるかもしれないんだけど 君はその方が好きだと思うから 無邪気に走り回る君を歓迎してくれる 走り飽きるほど終わりなく広い広い 草と花をあげよう ずっと可愛い君に     ツクシより

          草と花をあげよう

          「おまじない」

          僕と彼女は大学の図書館で偶然出会った 西側の窓からは穏やかな陽の光が差し込んでいた ふっと微笑んだ彼女に引き込まれてしまった 二つ下の学年の彼女。 特別美人ではないけど、華奢で色が白い。天然水のCMに出れそうなピュアなルックス。彼女といると、ゴタゴタとした社会から切り離された特別な世界にいるようだ。 春に歓迎され、夏を満喫し、秋を味わい、冬に包まれて、風のように2年を過ごした。 僕はこの郊外にある大学から車で2時間ほどの地方都市での就職を決めていた。 彼女はまだ大学で2

          「おまじない」

          いつか終点で

          私たちは電車で旅をしているみたい。 あなたと同じ電車に乗っていたのは かなり前のこと。 同じ学校という電車。肩書は学生。 卒業して私とあなたは違う電車に乗り換えた。 それぞれの見たい景色が現れると期待して次の電車に乗り込んだ。 しかし、望む景色はなかなか見えてこなかった。 次々と乗る電車を変えてみた。 電車が陽の光の届かない暗いトンネルに入ってしまい、すぐには降りることもできず嘆くこともあった。 自分たちの見たい景色が見えない電車にただ揺られるということも覚えて、時だけが過ぎ

          いつか終点で

          コタツ

          コタツ入ってるよ。 そう言われた。 この部屋に10年間住んでいた。 それは、10年も前のことだった。 名前を書いてほしい 私は一枚の紙を差し出した。 彼は受け取った。 初めて書く書類に戸惑いは隠せないようだった。 名前を書くだけのはずなのに、 あれやこれや、彼は3時間も話をした。 10年と10年の締めくくりなのだから、 3時間くらいは喋らせてあげよう。 もしも彼がとてつもなく理不尽な言葉を発しようと、もしも彼がとてつもなくドラマティックな言葉を発しようと、過ぎた時に戻ることも

          パンプキンスープ

          日勤の帰りはたいてい夕方6時半 小さなパンをひとつパクつきながら買い物の 荷物を片付け、 ざっざっざっと キャベツとベーコンを炒める。 豆腐とわかめのお味噌汁に焼き魚。 作り置きのかぼちゃの含め煮。 私の母はフルタイム勤務のナースだった。 母の毎日は忙しい。 母が看護師として仕事に復帰した日、 妹は保育園デビューを果たした。 その日の夕方に1人テレビに向かい 「トムとジェリー」を観た。一緒に笑う人がいない。 私も鍵っ子としてデビューを果たした。 高校生くらいの頃、母の勤め

          パンプキンスープ

          カルーアミルク・セレナーデ

          小娘じゃないのだから 甘いだけならいらないの 小娘じゃないのだから 騙されたりしないの お構いなしのあなたは 秋風のようなその声で 珈琲のように 誰かの渇きに沁み込んで 誰かの嘆きに沁み込んで 溜息のようなその声で 悪びれもせず 誰かの夢を語り 誰かの愛を語る 魔法のマドラーでかき乱す 笑ってないで 小娘みたいに あなたにメロメロだから ずっとずっと 聴かせてほしい sweet and better カルーアミルク.*セレナーデ🎶      word by T

          カルーアミルク・セレナーデ

          ハイボール讃歌

          ハイボール讃歌 儚い夢 興味ない 今と今とのハシゴ酒 凡人超人変人奇人 whiskyの虜でしょ ルーズな口許 逆らわないで 運があるとかないだとか 缶詰だってクールにつまみ ナイトか下僕か ハートのモンスターを 狂わせて 今だけ今だけ High and High♡      word by Tsukushi🍀

          ハイボール讃歌