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ひとりごと

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不定期日誌みたいなもの
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2019年1月の記事一覧

何色でもないもの

今まで自分がそうだったから、理解はしてたけど実感していなかったこと。

なにも知らないはまだ何色にも染まらずこれから染まっていく状態

25歳になった僕だけど、ツアーと称して好きになった街に行ったりはじめましての街に行ったりしている。20歳のあの頃僕が見ていたもの、思い描いていたもの、社会世界全体はいまじゃまるっきり違う。

この足はもう損得感情なしには動くことを拒んでた。賢く生きたいと強く願

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AM1:17 大阪市扇町

この記事は関西のとある楽屋にて書いてる。

6畳ほどの煙草のヤニ色に染まった壁と廃品回収から拾ってきたであろうソファーが並んだ楽屋に寝泊まりしている。冬は野宿ができない、気がついたら身体を蝕むような寒さに思考も行動も抑制されてしまう。関西にきて4日目、ジリ貧な戦いをしている。

不思議な話をすると、毎度感覚が違ってくる。
出会う人も、話も、景色も変わってくる。

それは音楽というものに限らない、生

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変人ばかり

変人ばかり

歌を歌う人、もっというと歌を作る人は変人が多い。

一般常識的な観点からみると到底受け入れられない価値観をもった人、歌えば歌うほど救われなくなる歌を作る人(ほかの誰かを救ってもその人自身が救われなくなるって事)、多分みんながみている感覚とは思った以上に視界が違っていて変わり者にみえる。その人にとっては当たり前が世の中の当たり前ではないから。

snsをどこまで信じているんだろうみんな、僕はわかりや

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大人になれないって

大人になれないって

大人になるってなんなんだろう。
弟が成人を迎えた、5つも離れた弟だからまだまだクソガキのままで成人なのかとふと思ってしまった。

そもそも大人の線引きとはなんなのだろう、それまで子供だったものが「大人になれ」と突然荒野にほっぽりだされるような感覚だった。最初に痛感したのは責任だった、自分のケツは自分で拭くというように、無責任な物言いや行動が100%自分にかえってくる。23歳すぎたころから次に守りた

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漬かれた憑かれた疲れた

漬かれた憑かれた疲れた

私生活、表向き、実際体感している感情や表情にはこれっぽっちも影響はないけど裏側にあるもの、例えば恋人がいるのに初恋の人のことが忘れられない、というのは別に今の恋人がその初恋の人を超えられないからとかではなくて一種の別次元のような、記憶の引き出しが複数個あるなら「思い出」という引き出しにはいってる。恋人が好きというのは変わりようがないのに、本当に好きなら思い出したりしないって人間とは僕は仲良くなれる

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追っている

追っている

SSW(シンガーソングライター)は唄を作ることが仕事だ。そこでいうと僕は唄を全然作ってない。

腹の底煮えたぎるような事もある、途方も無い悲しみもある、愛されたいという自己満足な欲もある。

ただそれらの感情に縋っていない(悪い意味で)
『大人の対応』みたいな、こんなもんだよなって今更心をどうこうされたくなくて落とし所を見つけてそれでいて安心したくてしかたない。根本的解決にいたらないのにその場に立

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バッテリー

バッテリー

中学の頃、人とあまり馴染めなかった。
野球が好きだったから、母にワガママを言って中学の野球部にははいらずに地元のリトルリーグ(中学野球はボールが軟式、リトルリーグは高校やプロと同じ硬式ボールを使った野球。)に入部させてもらった。

そこでも人と馴染めなかった、なんせ僕以外は顔見知りだったり、仲良かったり。それに地元の少年野球の精鋭みたいな人間が多くて特別野球が上手くてはいったわけじゃなかったから人

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