金子つとむ

詩人で、俳人で、童話作家です。以下のホームページを管理しています。 フジシローネの物語…

金子つとむ

詩人で、俳人で、童話作家です。以下のホームページを管理しています。 フジシローネの物語:http://fujishiro-ne.sakura.ne.jp/ 投票クラブ:http://t-club.sakura.ne.jp 定年後、地元の茨城県取手市で、ひばり句会を主宰。

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  • うたの森

    うたのジャンルはよく分かりませんが、短歌というより狂歌に近いかもしれません。日々の思いを綴っています。

  • 詩の森

    週に一回くらいのペースで、自作の詩を発表していきたいと思います。俳の森をさ迷っているうちに、いつしか、詩の森に紛れ込んでしまいました。

  • 俳の森

    30年程句作を続けていますが、ここ十年位の間に俳句について考えたことを一話1000字ほどでエッセイ風にまとめてあります。俳論風エッセー『俳の森』が本になりました。(東京図書出版、定価2300円+税、568頁)

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【うたの森】245 テレビ

モノを買わせてウソを広めて敵だと騒ぐのもテレビ(都々逸)

    • 【詩の森】626 仲間外れ

      仲間外れ それが事実かどうかなんて 関係ないよ たた信じさせりゃいいんだ それが君らマスコミの 仕事じゃないか 半分以上がそう信じれば シーソーのように 世の中は一気に動くんだ パンデミックも CO2も 戦争だって同じことだよ そうなったらしめたものさ もはや誰も疑ったりはしない ここだけの話 世の中は大いなる嘘で できているんだ 嘘がばれたらどうするかって? 新しい嘘で塗り込めりゃいいだけさ あの原発安全神話だって そりゃ一頃は騒がれたけれど 今じゃ 放射能安全

      • 【うたの森】244 戦争ビジネス

        外債で戦費の4割賄いてビジネスだった日露戦争

        • 【詩の森】625 うつくしいもの

          うつくしいもの 毎朝4時に起きると 夏でも朝焼けの空に 立ち会うことができます いちばん早い夏の日の出は 4時半頃だからです 夜8時に寝ていても 夏の夕焼けを 見とどけることができます いちばん遅い夏の日の入りは 午後7時頃だからです 4時起床8時就寝――― もう十年も続いている習慣です 会社に行かなくなったこと テレビを見なくなったことが その大きな理由です 朝は東向きの小さな窓から 移りゆく朝の空を見ています 夕べはベランダにでて 夕焼けの空を仰いだりもし

        【うたの森】245 テレビ

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        記事

          【うたの森】243 支配欲

          支配欲制御できずに滅ぶのか核と遺伝子諦めきれず

          【うたの森】243 支配欲

          【詩の森】624 芸術家たち

          芸術家たち ほんとうに美しいものは 自然の中にあるのに 人々は生きるのに手いっぱいで だれも気付こうとしないから 芸術家たちが せっせとそれを模倣している 一刻も早く気付かせるために――― ルノワールはいった 私の絵に暗い色は要らない 気持ちのよい愉快な色で描かねばならぬ 人生は不愉快なことばかりだ 不快なものを増やすことはない 貧困 絶望 死 私には興味がない――と ゴーギャンは 彼の遺作となった絵に 次のようなタイトルをつけた 『我々はどこから来たのか 我々は

          【詩の森】624 芸術家たち

          【うたの森】242 貧乏

          ムヒカ氏曰く貧乏なのは足るを知らない人のほう(都々逸)

          【うたの森】242 貧乏

          【詩の森】623 『日本の頭』と『世界の頭』

          『日本の頭』と『世界の頭』 日本に住み日本人と話し 日本語で放送される世界のニュースを 聞いているだけでは 僕らは『日本の頭』しか持てないだろう 英語を学んでも 英語が話せないなら 聞くこともできないだろう 聞くことと話すことは同じコインの表と裏だ 英語のニュースをはたしてどれだけの人が 聞いているのだろうか 65歳を過ぎてから 僕が韓国語を学び始めたのは 韓ドラの影響である 以前に茨木のり子さんの 『ハングルへの旅』を読んでいたことも 遠因になっていたかもしれない

          【詩の森】623 『日本の頭』と『世界の頭』

          【うたの森】241 地球の富

          たった一つの地球の富を分かち合うのか奪うのか(都々逸)

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          【詩の森】622 皆既日食

          皆既日食 米国で観測された皆既日食の際 動物園のキリンが慌てて ねぐらに戻っていったと 夜のニュースが伝えていた 暗くなれば眠る――― 人間も昔はそうだったに違いない 北米に住むアーミッシュは 商用電源の使用をこばみ 移民当時のスタイルのまま 農業と牧畜で暮らしているという アナバプテストという宗派に属する キリスト教徒の人々である 日本も江戸時代までは 不定時法といって 昼と夜を其々六等分する時制を使っていた 太陽が暮しのリズムを決める点では キリンと大差なかっ

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          【うたの森】240 笑顔の国

          子どもの笑顔おとなの笑顔みんな笑顔の国がいい(都々逸)  

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          【詩の森】621 自画像

          自画像 毎日毎日 あまりにたくさんな情報が やってくるので 仕分けるだけで手一杯さ 中身なんてよく分からないよ ただ新しい言葉の切れ端が こころの片隅に 引っ掛かってる 毎日がそんなだった現役時代――― これまで 何も考えてこなかったので 定年になってからは 考えてばかりいるのさ 考えて調べてまた考えるだけで 一日が終わってしまう 知れば知るほど とんだ世の中だよ 2024.4.11

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          【うたの森】239 自分の意志

          誰かについて行くのもいいがいつかは自分の意志で行け(都々逸)

          【うたの森】239 自分の意志

          【詩の森】620 知らないままで

          知らないままで 若い頃 大変お世話になった人の消息を 最近になって初めて知った その人は六年も前に がんで亡くなっていたのだった ちゃんとお礼もできなかったことが 悔やまれてならない 人生の交差点をとうに過ぎても けっして忘れ得ぬ人たち――― その人がこの世からいなくなるのは なんという寂しさだろうか これまで無沙汰した報いには違いないが その人の笑顔だけが 脳裏に浮かんでは消えていく 思えば 知らずにいたことを知ることができるのは めったにないことだ 大方は知ら

          【詩の森】620 知らないままで

          【うたの森】238 畜

          生きる手立てがいくらもあって畜にならずに済むならば(都々逸)

          【うたの森】238 畜

          【詩の森】619 世界単一政府

          世界単一政府 終盤に差し掛かった 伸びきったマラソンの列のように もうとっくに勝負はついている 先頭を走るのはたった1% いわずとしれた資本家集団だ そしてその金の力で 彼らが仕掛けているのは 世界単一政府という野望である 世界市場に 同じモノやサービスを提供できれば 利益の最大化が図れるだろう それがグローバル化の狙いだ その先にあるのは絶対的権力である そのための統治システムが デジタル化というわけだ スマホは情報一元化ツールだ 確かに 国家の垣根を取り払えば

          【詩の森】619 世界単一政府