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『あのこは貴族』(Netflix)には刺さるセリフがいっぱい

階級のしがらみにとらわれながらも、箱入り娘として何不自由ない暮らしを送る華子。ある日、自分で人生を切り開いてきた美紀と出会い、2人の間に思わぬきずなが芽生えてゆく。
Netflix公式

刺さったセリフ

刺さったセリフはすべて、主人公(門脇麦)の友達(石原静香)が主人公の婚約者(高良健吾)と関係があるかもしれない女性(水原希子)と話す場面から。


1. 富裕層役の石原静香

「精神的にも経済的にも自立して、結婚してもいつでも別れられる自分でいたい」

夫に浮気されても別れない母を揶揄するセリフ。激しく同意する。

2. 富裕層役の石原静香

「日本は女を分断する価値観が充満してる」
「おばさんや未婚を笑う。ママ友は怖いってあおる(中略)女同士を戦わせる」と続く

これ、本当にそう。男や社会と戦わないといけないのに、女同士で、ワーママとか専業主婦とか、パートとか子どもいるいないで批判する構造があると思う。

3.庶民役の水原希子

女をサーキュレーターとでも思ってるのかな」富裕層の高良健吾役に都合のいい女としてパーティー呼ばれ、笑顔で場を循環させる役割を求められてるから。

今までの時代なら、都合のいい女が婚約者を妬んだり、奪い取ろうとしたりするが、自分の位置を把握してるというか受け入れてるのが新しい。


富裕層と庶民の対比

庶民
○地方出身者は私大の小学校からの内部生に驚く
○ お盆とお正月だけ。
クリスマスはプレゼントだ
○東京に出てきた人は地元の友達と話が合わない

富裕層
○居酒屋の便座が上がったトイレが汚すぎて、帰る
○お茶がアフタヌーンティー
○紅茶ではなく、アールグレイと注文する
○女の人が爪を切ってるのを初めて見る
○カジュアルな服でも鞄はエルメス
○美術館のお雛様展へお母さんと行く
○お雛様を3人の娘分飾る


最後に、結婚する時はある程度同じような家庭環境で育った人とする方が苦労は少ない。

うちは両方親が共働きで、標準的な大きさの一軒家で都会でも田舎でもない町で育ったという共通点がある。

おまけ

離婚するからって義母にビンタされるのは納得いかない。

門脇麦のお姉さん役の石原けいさんが登場回数少ないけど、お金持ちの家の女の人って感じで印象に残る演技だった。

女性の結婚感に関する映画の記事です。
田中みなみがかわいいです。


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