AIの限界(2)




1. 私たちが捉えることができる空間はたかだか可算だろうか。いかなるセンサーにおいてもその誤差範囲があるのと同様、私たちが捉える空間も誤差範囲が存在するだろうか。私たちが捉えたはずのたかだか可算の空間を構成するニューロンの閾値に誤差範囲は存在するだろうか。

2. もし私たちの認識を構成するニューロンが超越数的な閾値を有していた場合、もはや有限のメモリで捉えることはできないだろう。なぜなら、ニューロンを構成する非線形現象はカオス的な繋がりを持っており、ほんの少しの誤差が出力に影響を与えるからである。この場合、AIはコンピュータ外の空間に存在する人間を表現できない。



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