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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】新生活スタートにおける防災ウォークスルーのすすめ!新しい生活拠点のリスクを知る

4月は新生活が始まる時期です。転勤や一人暮らしなどで、多くの人が新たな環境に足を踏み入れ、新しい生活をスタートさせます。変化の時期に、私が提案したいのは「防災ウォークスルー」。これは、新しい住まいとその周辺を歩いて回り、災害リスクを確認する活動です。

新しい環境の安全チェック:
新生活をスタートする際、新しい住まいの周辺を散策することは、楽しい探検でもあります。しかし、この散歩をもっと意義深いものに変えるために、防災の観点から周囲を観察してみましょう。近くに避難所はあるか、洪水や土砂災害の危険はないか、地震が来たらどのような影響が考えられるか、これらを確認することで、もしもの時の備えができます。

ハザードマップの活用:
防災ウォークスルーを行う上で、ハザードマップは非常に役立ちます。自治体が提供するハザードマップを入手し、自宅の位置と、洪水や土砂災害、火災の危険区域をチェックしましょう。また、避難所の位置も確認し、複数のルートでそこにたどり着けるかを確認してください。

神経質になりすぎないこと:
重要なのは、必要以上に不安になりすぎないことです。防災対策は、不安を取り除き、より安心して生活を送るためのものです。周囲の環境を知ることで、万が一の事態が起きた時に冷静に行動できるようになります。だからといって、すべての時間を防災のことばかり考えて過ごす必要はありません。日常生活を楽しみながら、必要な準備を整えるバランスが大切です。

新生活の始まりと防災の準備:
新しい生活のスタートは、防災に対する新たな準備の機会でもあります。家具の配置を考える時も、地震対策を意識してみましょう。ドアの近くに家具を置かない、非常食や水、懐中電灯などの基本的な防災リュックを準備するなど、対策をしておきましょう。


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