初めての子育ては夫婦ともにわからない事だらけです。
毎日、時間に追われて、目の前の事をこなすことに必死で、何にイライラするのかさえもわからない状態。

イライラする妻を遠ざけているうちに、気がつけば家の中に居場所がない夫。

子供達が大きくなって子育てに余裕が出て、ふと我に帰ったときに
「旦那いらんかも」と思う妻。

お互い気がついたときには、何から話し合えばいいのかわからない状況。

夫婦の円満のコツや子育てのコツを誰からも教わらずに、夫婦関係をスタートします。
参考になるのは、自分の育った家庭くらいです。

育った家庭環境がお手本となれば良いですが、親たちも試行錯誤で夫婦関係を作り上げていることが多いです。

臭いのものに蓋をしていると、自分の心の声が聞こえなくなるので、そうなる前に対応しましょう。

noteで私と出会ったあなたは1人じゃない、まだ間に合うかも。

大阪市生野区にあるmotherゆり助産所で薬に頼らない子育てサークル「ゆりね」を2006年から運営。
ママ達から教えていただいた経験からお答えします。

🔷この記事はこのような人におすすめ
✅夫婦関係で悩んでいる人
✅セラピストを目指している人

🔷結論
▶︎何をして欲しいのか具体的に伝える

🔷実例を挙げますので参考にしてください

背景：5人家族　（妻：妊娠7ヶ月　子供2人）
相談内容：夫が仕事で朝早く、帰りも遅い。
妊娠中で体調が良くなく、実家の両親は、働いているのであまり頼ることができない。
子供が病気をしたとき、1人で看病した疲れから夫と大喧嘩になった。

相談者「大喧嘩しました」

薬剤師「そうなるよね、ちゃんと言えてよかったね。
黙っていきなり離婚が一番良くないからね。
パパは言わないとわからないんだよ。
ママが、何でも1人でできるから、大丈夫なのかなって思っちゃうんだよね。
ママもこれくらいまでなら、1人でできるかもって思うからね。
だから、子供が病気というツールを使って問題提起してくれただけ、子供は天使だよね。
ママは、パパにどうして欲しかった？」

相談者「共感して欲しかったです、子育て頑張っているな、よくやっているなって」

薬剤師「また、同じことを繰り返すよ。
本当に共感して欲しかった？もう一度自分に聞いてみて」

相談者「えっ…（しばらく考える）自分の時間が欲しかった、1人になる時間が欲しかった」

薬剤師「そやね、何日に1回自分の時間があれば嬉しい？」

相談者「1時間かな」

薬剤師「1時間？本当に？」

相談者「3時間かな…いや、１週間か10日に1回、9時から15時まで、自分の時間が欲しい」

薬剤師「そやね、それが本当の気持ちだよね、ご主人も自分の時間が欲しいと思うので聞いてあげて。
世の中のパパ達は、ママを笑顔にするために必死なんだよ。
パパ達の脳は、狩猟本能が強く支配しているので、獲物（お金）を持って帰ってきたら、喜んでもらえると思ったのに、ママが喜んでくれないのはなぜかだろうと混乱しているだけ、だから具体的に数字でわかるように伝える方がいいねん、今晩話し合ってね」

🔷結論

▶︎何をして欲しいのか具体的に数字を入れて伝える

パパには、数字を入れて具体的に冷静にお話ししましょう。

パパは、ママに純粋に喜んでもらいたいと思っていますが、ちょっとズレていることが多いです。

「それじゃないねん」、「今じゃないねん」とママをイライラさせます。
気の毒なのですが、パパはズレてます。

なので、ママが冷静にわかるように、数字を入れて話すようにしましょう。

今回の例題のように
「１週間か10日に1回、9時から15時まで、自分の時間が欲しい」

パパは、純粋に奥さんの喜ぶ顔が見たいと思っていますが、複雑怪奇なママの心は理解できません。

そんな時は、先輩ママに聞いてアドバイスをもらいましょう。

🔷まとめ

子育てのイライラをわかってくれない夫にどう対処すれば良いか
👉何をして欲しいのか具体的に数字を入れて伝える

以上、「子育てのイライラをわかってくれない夫にどう対処すれば良いか　4人の母で薬剤師」でした。

👉夫婦喧嘩についての記事も参考にしてください

ママとパパがどのように話あうのかを、子供達は常に見ています。

子供たちが大人になり家庭を持ったときに、同じ課題に出会うでしょう。
そのときに参考にするのは、育った家庭です。

それが、お手本ならば子供達はそのまま実行するでしょう、悪いお手本ならば、正解を探す必要があります。

育った環境が違う他人と一つ屋根の下で、生活をすることは学びの連続。
子供達の良いお手本になるのか、悪いお手本になるのかはあなたの選択です。

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