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行動分析学の理論に基づいた子どもたちとのかかわりなどを綴っております。 オンライン上…

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行動分析学の理論に基づいた子どもたちとのかかわりなどを綴っております。 オンライン上での個別指導をご希望の方は、こちらをご覧ください。 https://peraichi.com/landing_pages/view/lighthousesoudansitu

記事一覧

子どもの力

私がこの仕事を初めて一番学んだことは、 子どもたちを信頼すること。信じて待つこと。 もう一回、声をかける前に、あと10秒待ってみる。 そしたら、自分で戻ってくるか…

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5年前
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〈Q&A〉発語を促すには、どうしたらいい?

今回は、私のお仕事の中で一番ご相談が多く、そしてたくさん行っている言語指導に関してです。 ではいってみましょう。 ご相談: 3歳8ヶ月(発達年齢1歳2ヶ月)の子ども…

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6年前
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〈Q&A〉子どもの「投げる癖」、どうしたら良い?

日々、ご家族からいろんな相談を頂いております。その内容が、他の方の役に立つのではないかと、一部編集し、Q&Aとして公開させて頂きます。 ご相談: とにかく投げ癖が…

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6年前
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勉強もお絵かきもサッカーも同じ。 好きも嫌いも環境次第。 勉強は辛いものと思わせない教え方が鍵。

子どもたちを見ていて、なぜお絵かきはこんなにイキイキと楽しそうに描くのに、サッカーは大好きなのに、勉強となると極端に抵抗を示すのだろうか。 お絵かきやサッカーと…

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6年前
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「楽しい」「できた」「嬉しい」「もう一回やりたい」の4つの体験こそが最速の学びを引き出す

毎週2時間。 これが、私と子どもたちとの時間。 この2時間の子どもたちの大切な人生を預かっています。 この時間にどれだけ、「楽しい」「できた」「嬉しい」「もう一…

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6年前
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はじめに

私は、自閉症や発達障害、またはボーダーラインとされる子の個別指導の先生をしています。ご家族のニーズは様々で、守備範囲は日常生活スキルから、言語指導、学習指導、偏…

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6年前
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子どもの力

私がこの仕事を初めて一番学んだことは、

子どもたちを信頼すること。信じて待つこと。

もう一回、声をかける前に、あと10秒待ってみる。

そしたら、自分で戻ってくるかもしれない。

気がつくかもしれない。

それは、時に難しいことでもあるのだけど、それでも、信頼させてくれるのはいつも子どもたち。

信じてよかったと思わせてくれる。

どんなに難しいと言われる子でも、彼らが起こす奇跡のような変化や

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〈Q&A〉発語を促すには、どうしたらいい?

今回は、私のお仕事の中で一番ご相談が多く、そしてたくさん行っている言語指導に関してです。

ではいってみましょう。

ご相談:

3歳8ヶ月(発達年齢1歳2ヶ月)の子どものことでご相談があります。昨年ようやく歩けるようになりましたが、まだぎこちないところがあって走れず、本当に1歳ちょっとくらいの感じです。スプーン使いはこぼしながら、半分手づかみで食べます。食べることが大好きで、バナナ、イチゴ、さつ

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〈Q&A〉子どもの「投げる癖」、どうしたら良い?

日々、ご家族からいろんな相談を頂いております。その内容が、他の方の役に立つのではないかと、一部編集し、Q&Aとして公開させて頂きます。

ご相談:

とにかく投げ癖が止まりません。
食事中も、フォークやスプーンを持たせると、投げてしまいます。料理の乗った皿や茶碗なども全部投げようとします。言葉が話せず、指差しもありませんから、「あれとって」とか「あれが欲しい」など自分の本当に欲しいものが示せないこ

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勉強もお絵かきもサッカーも同じ。 好きも嫌いも環境次第。 勉強は辛いものと思わせない教え方が鍵。

子どもたちを見ていて、なぜお絵かきはこんなにイキイキと楽しそうに描くのに、サッカーは大好きなのに、勉強となると極端に抵抗を示すのだろうか。

お絵かきやサッカーと勉強は何が違うのだろう?

勉強もお絵かきやサッカーのように楽しく取り組むことはでにないものか。

こんな風に考えたことはありませんか?

勉強や、サッカー、お絵かきそのものの違いで、子どもたちの「好き」や「嫌い」が形成されるのではなく、

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「楽しい」「できた」「嬉しい」「もう一回やりたい」の4つの体験こそが最速の学びを引き出す

毎週2時間。

これが、私と子どもたちとの時間。

この2時間の子どもたちの大切な人生を預かっています。

この時間にどれだけ、「楽しい」「できた」「嬉しい」「もう一回やりたい」を引き出せるかが、勝負。

この4つの体験こそが、子どもたちの「学びの獲得」を最速に最大限引き出すことに繋がります。

今日は、子どもたちにこの体験してもらうために、大切だと考えていることを書いていきます。

ひとつめ。 

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はじめに

私は、自閉症や発達障害、またはボーダーラインとされる子の個別指導の先生をしています。ご家族のニーズは様々で、守備範囲は日常生活スキルから、言語指導、学習指導、偏食指導、不登校介入、余暇スキル獲得など多岐にわたります。

言語理解の未発達な子、イヤイヤがつよい子、まだ発語のない子、博士並みの鉄道の知識をもつ子、ひらがなではなくアルファベットから読みはじめる子、ふりかけご飯しか食べない子、家から一歩も

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