潔癖症っていわゆる強迫性障害なんですかね?

こんにちは。

私はどちらかと言えば潔癖症でした。今では潔癖症とまではいかないくらいの、潔癖症寄りの人です。

実は精神的ストレスに関係していたんですよね。

私は綺麗好き

基本的に掃除が好きです。イライラした時とか、掃除を始めます。体も動かすから鬱憤を発散できるし、だんだんと楽しくなってきて、綺麗になる頃にはイライラしてたことすら忘れます。

20歳くらいの頃、東京で一人暮らしをしているとき、友達を呼びたがりました。

鍋パーティーをしたり、お泊り会をしたり。

しかし、その時に嫌だなぁって気づいたのが、台所のシンクや洗面台&お風呂の使い方です。

洗い物してくれるのは嬉しいけど、シンクの周りめっちゃビショビショ。風呂場の壁にめっちゃ水跳ねてたり、バスマットがビショビショだったり。

私は嫌だったので、シンクの周りは後できっちり拭いて、友達には"お風呂から出たら足を拭いてからバスマットに立って欲しい"と言いました。

私の友人たちは理解してくれましたが、その時に、私潔癖なのかな?と気づいたんです。

わかるわかる!超わかる!

よく、テレビ番組で潔癖症の芸能人の特集とかしてますよね。あれ、結構「わかるわぁー!」って思いながら観てます(笑)

今ではだいぶマシになりましたが、1人暮らしをしていた時は基本的にストレスが強かったので、潔癖も酷かったです。

帰ったらまず玄関先ですぐに除菌スプレーを全身に振りかけます。髪をブラシでとかします。アウターを脱ぎます。もう一度除菌スプレーをかけます。そのまま風呂場へ直行します。靴下を脱いで足を洗います。とりあえずこれで一安心。

後は一枚ずつ服を脱いで洗えないものは除菌スプレー念入りに、洗えるものは洗濯カゴへ。

部屋に着替えてようやくホッとできます。

掃除するときはドアノブは念入りに消毒しますし、よく触る壁も拭きます。

鞄やスマホも帰宅したら除菌シートで拭いたりしてました。

マスクは外に出たら一度捨てて、喘息持ちなので冬場は部屋の中でも基本的にマスク着用です。

友達が来ても、基本的にまず除菌スプレーをかけさせてもらうか自分でしてもらい、風呂場で足を洗ってもらってから、ズボンを履き替えてもらって部屋に座ってもらいます。

髪の毛が落ちているのを見つけたらすぐ拾って捨てます。床面に埃が見えたらすぐにクイックルワイパーで掃除します。友達の目の前でも御構い無しです。『汚い』と思ったらもう体が動いているので、我慢とか出来ません。

トイレに行って手を洗わない人とかありえませんし、料理をする前に手を石鹸で洗わない人、朝起きて口をうがいしない人、寝る前に歯を磨かない人、基本的に毎日お風呂に入らない人、帰宅して手洗いうがいをしない人、帰宅したまま上着を脱がない人、ありえません。その人を一瞬で嫌いになります。「うわ、こいつマジ汚ねぇ!」と近寄りたくないと思いますし、触られたくないです。これは今でも譲れないポリシーです。不清潔な人は嫌いです。

でもそれを知らなければ普通に接することは出来るので、相手を嫌いになるかどうかは、知るか知らないかの問題です。上司がトイレに行って手を洗っていなくても、握手を求められたら手を洗ってないかもししれないと思いつつも握手をしなければなりません。ドアノブを触らなければなりません。だからこそ、昼食を食べる前は念入りに手洗いうがいを行いたいのです(笑)

ストレスが溜まると強迫性障害が引き起こる

睡眠障害で寝不足が続いたり、嫌なことがあってストレスが溜まってくると、潔癖は更に酷くなります。

仕事中もしょっちゅうトイレに行って手を洗っていました。普段そこまで気にしてないのに、突然便座に座るのが嫌になって、腰を浮かせて用を足したりすることもありました。ドアノブと触りたくない、つり革や手すりも持ちたくない、となってくるのです。

そうなると、日常生活に支障をきたしてきます。これが強迫性障害です。

汚いものを触ってしまっても、手を洗えばいいのですが、すぐに手を洗えない状況の場合、落ち着かなくて不安になるのです。

強迫性障害とは、『抑えようとしても抑えられない』脅迫観念と、『その不安を打ち消すために無意味な行動を繰り返してしまう』脅迫行動があり、自分の意思に反して不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんでしまい、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。心の病とも言えます。

ストレスが溜まるとセロトニンという物質が減ります。セロトニンは脳内で情報伝達をする役割があるですが、セロトニンの減少で機能が低下し、情報が正しく伝達されなくなってしまい、機能異常を引き起こしてしまうのです。

うつ病の原因にもなる、セロトニンの減少。

つまり、ストレスを溜めるとセロトニンが減る、逆に言えばセロトニンを増加させることをすればストレスが軽減されるという理屈になるのではないでしょうか?

特別なトラウマなどがない限り、基本的に潔癖症の人は普段から神経質な人が多いです。

私もそうですが、細かい事がいちいち気になるのです。普通の人よりも多くストレスを抱えやすいと言えます。だから潔癖になっちゃうんですね。

実際、私は1人暮らしを辞めてから強迫性障害はなくなりました。さらに、潔癖症の症状も随分と緩和されてきました。今年の冬は帰って足を洗わなくても平気になりました。夏は足汗が酷いので、除菌シートで拭くくらいはすると思いますが、足を洗わなくてもスリッパが履けると思います。大きな進歩です。

綺麗好きなことは良いことです。ですが、過剰に気にしすぎてしまっても、免疫力逆に下がっちゃうので、最低限の手洗いうがい、掃除洗濯、整理整頓くらいでちょうどいいのかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!