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スウェーデン3日目

今日は朝から日本の友達と2時間ほどテレビ電話してから出発の準備を始めた。留学中も旅行中も、孤独な時間を過ごすことが多かったので、日本の友達と話せる時間はいつも癒される。

電話を終え、ドミトリーの共有スペースから帰ろうとすると、髪がピンク色の女の子に声をかけられた。朝ごはんはもう食べた?と聞かれたので、まだ食べてない、と答えると、パスタを作ってくれるとのこと。ありがたく頂くことにした。

パスタを待ちながら、色々世間話をしたところ、24歳の中国人で、これからパリの映画学科に2年間留学するらしい。学校は10月からなので、それまでヨーロッパを旅行して趣味の写真撮影をして回るらしい。へええ。

パスタのお返しに持っていたブドウをあげ、インスタの交換をしてまたね~と宿を出た。

今日はストックホルム市立図書館と古い町並みが有名なガムラスタンに行く。

地下鉄のブルーラインとグリーンラインを乗り継いで、ストックホルム市立図書館の最寄り駅まで向かう。

ブルーラインへの乗り換えで見えた壁画。工事中の人影の絵かな?

持っていた北欧旅行本にはスウェーデンのページが2ページしかなく、ほぼ情報がないまま旅行しているが、ストックホルム市内はかなり交通が整備されていて、Google Mapさえあればどこに行くにも困ることはなかった。

図書館に到着して中に入る。特にチケットの購入などは必要なく、無料で中を見ることができた。

吹き抜けの円形型が特徴的。

1920年に建てられたこの市立図書館は、Nordic Classicismという古典的なデザイン手法とモダンなデザインを融合させたような手法が用いられているそう。100年も経っているとは思えないような、都市向けのデザインに感じられるのはとても不思議だった。この市立図書館のデザインはのちにフィンランドのアルヴァ・アールトがデザインした図書館にも影響を与えているそうなので、フィンランドに着いたら見てみよう。

図書館を出て、ガムラスタンへ向かった。

ノーベルミュージアム前の中央広場

ガムラスタンはストックホルムの旧市街で、「古い街」という意味だそう。そこまで大きい街ではないので、半日もあればすべて見れる広さだった。

細い路地が多く、こじんまりしていてかわいらしい。路地を曲がるたびに何があるのか楽しみで、探検するのが楽しかった。まるで、魔女の宅急便の世界にいるような気分にもさせてくれる。

時計台のおじいさんにキキが声をかけたところみたい。
ストックホルムは坂道が多くて、下からの構図が絵になる。
散歩中のおじいさん。
こういったトンネルも絵になる。
キキがトンボくんを邪険に扱ったあと、
ほうきに乗って飛び立つシーンの路地みたい。

留学に来てから魔女の宅急便をNetflixで見たとき、号泣した。魔女の宅急便は今まで数えきれないくらい、金曜ロードショーで見たことがあるし、泣くような作品ではないと思っていた。留学の経験を経てからもう一度あの作品を見たら、完全に視点が変わった。
田舎生まれのキキが、都会にやってきて、今までの自分の常識とその環境が違うことに戸惑ったり、なんとか自分の力で仕事をし、お金を稼いで生きて行こうとする姿に、日本から外国へやってきて、環境の違いに戸惑い苦労した自分の姿を、重ねずにはいられなかった。キキ、よくがんばったね。私も、よくがんばった。

そんなことを考えながら散策していると、かわいらしいsecond hand shopを発見したので入った。

Stockholms Stadsmissions second hand というお店
船の絵。白と黒しかないはずなのに、青い空と青い海が想像できた。
丁寧に書かれた絵だった。
swedish design のワンピース。50kr(655円)。間違いなくお買い得。

ひととおり店内を物色した後、マグカップとワンピースを購入。マグカップはソーサーとティーカップがセットで40kr(500円)だった。観光地のど真ん中にあるsecond hand shopなのに、良心価格だった。とてもおすすめ。

帰り道に見えた景色が、
私のストックホルムイメージに近くて撮影

スウェーデンは今日で最後なので、どんなところだったかもう一度考えてみる。

・デンマークよりも物価がやや安め。
・コペンハーゲンよりもストックホルムは人口が多い。さまざまな国籍の人が暮らしている。みんな英語ができる。
・安くてかわいい生活用品店が多い。
・海の見える港町で、港から吹く風が気持ちよかった。
・コペンハーゲンよりも気温は温かい(体感)
・都市交通が発達していてかなり便利。
・坂道がある(コペンハーゲンは坂道なかった)
・無印良品とセブンイレブンがあった。

総じて、ヨーロッパの中では日本に似ている点が多そうで、暮らしやすそうだな、と思った。

ではまた。




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