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人生についての考え方

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うしをいが書いた人生についての考え方に関する記事をまとめています。
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記事一覧

石原慎太郎がかっこいいと思えた言葉

石原慎太郎の多くの言動について、ぼくは賛同はしていなかった。やりたいことはわかるが、そんな言い方しなくても、と思っていた。 でも、ただ一つ、かっこいいと思った言葉がある。 「死ぬまでは、やっぱり言いたいこと言って、やりたいことやって。人から憎まれて死にたいと思います」 82歳の時のこの言葉だ。 ぼくも含め、多くの人たちは、「できるだけ人を傷つけず、人に嫌われず、憎まれず生きていくべき」と思っているのではないだろうか。 それに、歳を取れば、静かに過ごしたいと思うのが普

「親の七光」のはずの豊田社長が嫌いになれない

親の仕事を継いでトップになった、いわゆる2世の社長について、ついついうがった目で見てしまう。本人の実力でそこまで上り詰めた人もいるのだと思うのだけど、どうしても「親の七光り」と思ってしまうのだ。 きっと、自分自身がサラリーマンの子供だから嫉妬なのだと思う。あくまでも偏見である。ただ、そんな中、トヨタ自動車の豊田章男社長だけは、どうしても嫌いになれない。 章男氏は、厳密には2世ではないけど、いわゆる豊田一族のひとりとして社長になっている。だから、まさに「親の七光り」のはずな

ウーバー全盛の今、昭和の「出前」が懐かしい

ぼくと同じ昭和生まれの美容師さんと話していて、懐かしくなった。 昭和の「出前」って良かったね、という話。 おばあちゃんの家で頼む出前ぼくの家族が出前をとるのは、おばあちゃんの家に遊びに行った時だけだった。 確かおばあちゃんの家の近所にあるうどんやさんの「力餅」というところに頼んでいた。当然、スマホではなく、電話で、チラシを見ながら注文する。 チラシには文字しか書いていないので大きな冒険はしない。大体は1人ずつ頼むものがいつも決まっていた。ぼくは天ぷらうどん、お姉ちゃん

鈴木会長には91歳でも、勉強してほしかった

自動車メーカーのスズキの鈴木修会長(91)が会長を退くそうである。そして、この退任に関して、少し気になる記事があった。それは、日経新聞が伝えていた内容で、鈴木会長が 「電動化の時代、モーターや電池など新たな技術が皆目分からなくなった。90歳を超えて新たな勉強は今更できない」 と話していたと伝えていることである。 6月に報道されていたようであるが、ぼくは、上記の記事で初めて知った。 この記事について、ぼくは気になった。というか、残念に思った。 ぼくは単純に、鈴木会長の

「何もしない贅沢」を楽しめなくたっていい

連休とか長期休暇とかのたびに話題になる「休日の過ごし方」。 テーマパークに出かけたり、マラソンしたり、本を読んだり、場合によっては資格の勉強したりと、詰め込み型の過ごし方に対して、最近「何もしないのが一番の贅沢」という意見も聞かれるようになった。 「イタリア人とか、フランス人は、バカンスに1ヶ月出かけて、プールサイドとかでぼーっと過ごすだけ」なのだから、この行動を「日本人も見習おう」とか、そうすれば「日本人も少しは心が豊かになる」といった論調が多いと思う。 ぼくも一時期

コロナで甲子園に出られない高校球児に言ってあげたいこと

コロナの陽性が判明し、甲子園に出場できない学校が出たというニュースを見た。 ぼくは、野球の専門家でもなんでもないのだけど、一応彼らよりも長く生きてきた身として、高校球児たちに言ってあげたいことが一つだけある。それは 「これまでの活動は絶対に無駄にならない」 ということ。高校球児は、みなこの甲子園を目指して努力を重ねてきたのだろうと思う。そして、残念ながら、野球の実力とは別の事情で、甲子園に出られなかったのだから、その悲しみは、とても言葉では表現できないと思う。 でも、

結婚とは「次のオリンピックの開会式を見る人が決まっている」という事

最近、結婚を選択しない人多いし、それを全く否定する気はない。でも、ぼく自身は「結婚はいいものだ」と思っていて、お勧めはしたいと思っている。 とは言え、たまに「結婚のいいところは」と後輩に聞かれても、奥さんの怖いエピソードばかり話してしまい、あまりその思いは伝えられていない状況である。 でも、昨日奥さんと家のリビングでオリンピックの開会式を見ながら 「次のオリンピックの時は、もっと派手な演出が見たいな」 と、なんとなく話しながら思った。 「奥さんと結婚していなかったら

考えてみれば、この世は楽しいことだらけ

この1年、コロナのせいで飲み会も旅行も、とにかく楽しいことはほとんどできなくなった。でも、逆に言えば、これまでこんなに楽しいことを、回数も場所も規模もなんの制約もなく、いつでもどこでも、自由にしていたわけだ。 月曜日から飲み会をしたっていいし、(調整はいるけど)1週間休んで、ラスベガスに旅行に行ったっていい。もちろん、仕事とか、家族とか、お金とか、それなりに制約はあるものの、でもやろうと思えばできないことはないのだ。 そう考えると、実はこの世は楽しいことだらけなのではない

「自分で立てた目標への作業は楽しい」を仕事に応用したい

クレジットカードのキャンペーン先月、新しいクレジットカードを発行したのだけど、そのクレジットカード会社が「発行から1年以内に○○万円利用で○○○○ポイントプレゼント」というキャンペーンをしていて、当てはまれば、ものすごくお得になることがわかった。 しかしこれ「○○円」が結構高く、達成にはかなりの努力がいる。 日常の買い物で使っている分には、出すカードを変えればいいので、すぐに対応できるのだけど、水道光熱費とか、ネットショッピングとかに登録しているカードは、全て更新しておか

受験前に読んで欲しい「人生最大の失敗で自分に合わない男子校に行った話」

1 高校生カップルへの嫉妬「もういいかげん、気にするのやめたら」 街中で仲良くしている高校生のカップルを見て不機嫌になるぼくに、妻がいつもかける言葉だ。別に高校生が恋人同士になることが悪いことというつもりはない。単に羨ましいだけだ。なぜなら、ぼくは男子校に通っていたから。ただそれだけだ。 2 男子校に行った理由「男子校に行っていた」というと、よく「何で男子校に行ったの」と聞かれてしまう。それはそうだと思う。今では共学の高校ばかりだし、ぼくが高校に行っていた当時でも、もうほ

ワクチンを運んでいる「箱」の正体

洋服とか車、スポーツとかと違い、マニアックなものに興味がある人は、情報収集がなかなか難しい。 「物流」が趣味ぼくの場合、普通の人には理解できないだろうけど「物流」に結構興味があって、トラックの荷下ろしセンターとか、コンテナ船とかの情報を見るとワクワクしてしまう。 そんな物流マニアにとって、今年一番のホットニュースはもちろんワクチン輸送。いったいどのようなシステムで輸送されているのか、ものすごい興味があった。特にマイナス60度を維持する箱の正体が知りたくて仕方なかった。

久しぶりにラジオを聴いたらClubhousよりよかった

今年に入って、昔の先輩からの突然の招待を受けて、Clubhousを初めてみたところ、音声だけの感覚が良くて、友人と話している感じで「ラジオよりくつろげる」と以前記事に書かせてもらった。 ところが、先日、防災用のラジオを購入して、動作チェックのため、スイッチを入れていくつかの放送を聴いていると、なんだか消したくなくなってしまった。 正しい言葉かわからないけれど、ものすごく聞き心地が良かったのだ。 うまく説明ができないのだけど、テレビ、ネット、ユーチューブよりも、ごちゃごち

「仕事と家事の両立」はできなくて当たり前

仕事と家事の両立ができないことについてストレスを抱えている人が多い。 4月から一人暮らし、社会人をスタートさせて悩むことになる人も多いと思う。 できるわけないでも、冷静に考えて欲しい。そんなことできるわけがない。 高度情報化した社会において、ぼくらの仕事は厳格に管理され、結果も求められる。 そんな余裕がない社会人生活の中、時間もないし、脳の容量もとてもとても間に合わない。 家事と両立できるわけなんてないのだ。 できないのは昔からそもそも、昔から簡単なことではなかっ

仕事でも「ありがとう」と言う理由

みなさんは、例えば部下、後輩が仕事をしてくれたとき「ありがとう」って言っていますか。 ぼくはできるだけ言うようにしている。なんなら、電話を繋いでくれたときでも。 「4番に○○商事さんからでーす!」 「はいはい、ありがとー」 という感じ。 お互い、お金をもらってしている仕事なのだから、やって当たり前。そんな意見もあるかもしれない。でも、ぼくはこの言葉は結構大切だと思う。 というのも、ぼくの昔働いていた会社には、まったくこの習慣がなかったから。 「書類、置いときます」