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2021年3月の記事一覧

【詩】満月の下の花吹雪

夜でも明るい 満月のあかりに照らされた 花びらがひらひら散っていく 遠くについた街灯は …

天鳥そら
3年前
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【詩】さようなら冬

コート掛けに茶色のダウンがかかってる もういらいないよね お外はぽっかぽか 朝や夜はひん…

天鳥そら
3年前
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【詩】上昇するように

秘めた想いは胸に 視線はやや斜め上 口角は上げて 姿勢は正して ゆっくりとした動作で 足…

天鳥そら
3年前
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【詩】まだまだまだと思っている内に

はらはらはら ひらひらひら ふるふるふる へれへれへれ ほろほろほろ へれへれへれ? へ…

天鳥そら
3年前
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【詩】すぐににぎやかになる

あかるい光の中を走りぬける 風の声を聴こう どこからきて どこへいくの 霜柱が立つことの…

天鳥そら
3年前
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【詩】じいっとじいっと

からだのなかに黒くてかたいものがある このかたまりはどこからきたんだろう いつになったら…

天鳥そら
3年前
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【詩】しらないあいだに

どかーんっと雷落ちていた 知らない間に落ちていた 建物から出たら すっきりさわやか いい天気 なのにそれなのに 足元びしょびしょ水たまり 地面はどろどろぬかるんで うっかりすべって転びそう 雷どこにいったかな 遠くの空に黒い雲 ははーん 次は隣の町に雷落としに行ったかな 特大の光の柱が立つ町も きっとすぐに いい天気

【詩】いつもの風景に誰がいる

ビルの合間を何かがかけぬけた 青い空がうつるビル 真っ白な雲が横切っていく 当たり前の風…

天鳥そら
3年前
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【詩】10年のその先

もう10年 まだ10年 ついた足跡 いつも隣を歩いてた 足跡がひとつ消えた日 ひとり歩いた …

天鳥そら
3年前
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【詩】菜の花の向こうに走り去る電車

ああ、楽しかった お腹いっぱいご飯を食べた後のような 満足そうな顔で笑った 幼い女の子が…

天鳥そら
3年前
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【詩】ノートに何を書こう

1冊のノートが終わりを迎える 3冊セットで110円 100円均一で購入したノート 2冊目のノート…

天鳥そら
3年前
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【詩】今日も花丸

今日できたこと何かな 目覚ましが鳴る前に起きられた 卵焼きがきれいに巻けた 駆け込み乗車…

天鳥そら
3年前
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【詩】木の葉舞う

川底に沈んでいた木の葉が舞い上がる 泥と一緒に踊り狂い 遠く遠くへ運ばれていく 静かに過…

天鳥そら
3年前
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【詩】秘密のデート

誰も知らない 誰も見てない どこからかやってきた あなたと秘密のデート 満月の夜にだけ会える あなたが誰か誰も知らない あなたが誰か私も知らない 名前も知らない なのになつかしい なのに愛しい いつも会いたい いつも会えない 会いたい時に会えない 満月にだけ会える 私の秘密の誰か