今朝の映画は
【#マイ・ブロークン・マリコ】でした。
#Amazon Prime 鑑賞
※見出し画像引用 https://happinet-phantom.com/mariko/

2022.09.30 公開　　８３分
第26回ファンタジア国際映画祭 最優秀脚本賞

出演 #永野芽郁 さん #奈緒 さん #窪田正孝 さん 他
原作 #平庫ワカ さん
監督 #タナダユキ さん
脚本 #向井康介 さん #タナダユキ さん
主題歌　# The ピーズ「生きのばし」

#Filmarks では 、23.01.08時点では 3.7
私的にこれは…3.3 ぐらいですね。あまり…ハマれなかったなぁ
（※私的採点1最悪だ 2つまらん 3普通 4かなり良かった 5最高☆）

この作品は、漫画原作…なのですねぇ。
そして１巻全４話で完結作品だと。。。

ん～そうですねぇ…
原作を…読んでみたい、かなぁ、、、


その…セリフの言葉遣い……に、
違和感を感じるところが…結構あったかなぁ…

主人公のシイノ（永野芽郁さん）の
そのキャラクター設定と…
それに合わないように感じてしまう言葉遣いが…
妙な違和感を、それを発した時にフッと感じて…。

なんだろう、、、
漫画の世界観を走らせてる…のか、
映画、実写の世界観を走らせてる…のか、
リアリティある現実に寄せて走らせてる…のか、


その…核と言うか、ライン？…が
すごくブレてたように感じた…かなぁ、、、。

（そのセリフ回しは、漫画だから行けた感じ？）
（そこ、すごい不自然だなぁ…漫画だと違う？）
（自然にその喋り方に……なるもの…かなぁ…？）
（その画、そのロケーション、その流れで良い？）

…みたいに感じるシーンが
結構あった…と言うか。。。
まぁ、私の個人的な感覚か…とも思うので、
違和感を感じなかった人も、多いのかしら。。。


あと、、、
結構…ヘビーな内容…を扱っているんですけれど…
ん～……
真に迫ってないような…そんな感じが…しちゃって。

まず この作品…時代設定、、、いつなんだろう、、、？？

マリコ（奈緒さん）は…
親からの 虐待を、ＤＶを、…って生い立ちなんですけれど、
画的には、顔に傷とかアザとか…あると、
なんか被害が大きい…的に映るのかもしれないけれど、

実際、他人にバレる…顔に手をあげる親…なんて、
それこそ、逆に緩い…と言うか、
長期に渡って子どもを虐げてる親こそ、
顔、首下…身体側に危害を加えてる…と思うし、、、

昭和？？…とかでも、
さすがに顔にあんな酷いアザあったら…
周りの子ども、教師、保護者……気づいて動くよね？

でも、シイノ…とかは、
昭和的な…ヤンキー系の学生…の設定では無かったし…
ただ、口が悪く…タバコ吸ってる…ぐらい？
髪色も髪型も普段着も普通…

ん～～～、、、、いつの時代の人たち？？


なんか！
昔、悪い感じの子が社会人になったら～…の
ステレオタイプ。
昔、虐待を受けていた子がどういう感じか～…の
ステレオタイプ。
ブラック起業の上司はこんな感じか～の
ステレオタイプ。

なんか、どれもこれもが
ステレオタイプで作られて映されているような…

言い方悪く言えば、
うわべ、上澄みだけを拾っている…ような…

そんな印象を、
いろんなシーンで受けちゃった…んですよねぇ……


はい。個人的に…そんな、、、。
でも、
すごく評価は高い作品…だな～ってのは思うし、
ちょっと鑑賞後にレビューとか、Twitterとか、
見てみたりしたんですけどねｗ、
（皆さんどうなんだろう？）って。。。

なんか、私みたいな感想の人、、、
全っ然、居なかったｗｗｗ


まぁ、なので……
あまり私のレビューは気にせず 笑、
ご鑑賞されると……？される方が？……良いかも？☆

はい、では鑑賞済みの方向けの……
あ、でも…
高評価な人は……見ない方がいいかしら？？
…な
ネタバレ含みのレビューを。。。

↓　…なんか…長く書き過ぎてしまった、、、

シイノ……が、
マリコの部屋に行って…玄関口で
不動産屋さん？…と話すじゃないですか。

あの時…「亡き骸って…実家でしょうか？」って
言いましたけど……

亡き骸…なきがら……
そういう語彙を…使うタイプ…使う感じ…に
感じなかったんだよなぁ…。

すぐその後、
不動産屋『直葬って言ってたな』
シイノ　「ちょくそう……産地…？」

亡き骸…って語彙力ある人が
直葬……で、、、直送…の方に…取る？
で、「産地？」…とか言う？？

ん～、、、、、、、

あの、会社の上司。
ブラック企業的な暴言の。
あれに、一貫性が無かった。

「おい」
「はぁ　じゃねぇよ」
「お前……したろ」
「電話も出ねぇし」
「どこ行ってたんだよ、あ？」
「やっべぇぞ？」
「…信用っつうもんがさ、あんだろうがよ」
↑
このセリフと、その言い方の感じ……で来てて、

シイノ『すいません、………仕事どころじゃなくて』
で、この後、、、
「シイノさんさぁ、そういうの
仕事サボっていい理由になんないからね。」
↑
このセリフ…と、この時の…言い方、、、
さっきと同じキャラとは思えない感じの口調、
でしたよね。。。
オラついてんのか、ビビリなのか、どっちだよ？

いや、
あえて丁寧語にして…っていう脅し方、
あると思いますけれど、
全っ然、そうじゃなくて、、、それにイラついた 笑
一貫性のある演出をつけてほしかった、、、


で、その後にちょっと…
他の部下さんとのやり取りの会話……
取って付けたような…。

すっっっごい、ブラック企業の上司～っていう…
ステレオタイプの画だなぁ～って。。。

…思ったのは、私だけかしら、、、、

マリコの実家……にシイノが尋ねる時。
あ、大人のシイノね。
マリコ母（吉田羊さん）が応対した時。

……あのシーンの…あのセリフ、
あのシイノの小芝居……あれ、、、
どうかと…思いませんでした、、、？？？

超…漫画的…と言うか…ミニコント…みたいな。
超非現実的…な
営業トークとセリフ……

まず、
「何かお困り事が無いか、１件ずつお伺いして…」
こんな訪問販売の最初のトーク…で、
応対します？？

で、
母も「お困りごとだらけよ、うちなんて。」

で、その後、
なぜ「あはははっ、そうっすよね！」

……は？「そうっすよね！」…？？？
なぜ、そこだけタメ口出した？？


で、その後の…
えーんえーん、オロローン…みたいな三文芝居…で、

「鬼クソ上司に
首切られてしまうんですぅ～、うぅうぅうぅ…泣」

……は？
…すごく漫画…な世界観だ、、、で、この流れで

母「少し上がって休んでったらいいわ」
……は？


で、この流れ……からの、
あの、シイノ…永野芽郁さんの
迫真の演技…セリフ…に
繋がるわけじゃないですか。。。


……だから、私、、、
「……は？なんだこの…変なシーンやセリフは…」
って、
微妙～ってなってたところに
あの迫真の演技のシーン…ってなったので、、、

あんまり……ウェルカム体制で
観れなかったんですよねぇ、、、、泣

あそこ、
最高の見せ場、じゃないですか！！
永野芽郁さん、すごく良かった☆
、、、なのに………なぁ、、、泣


……で、
ベランダからダイブ……
２階でも…まぁあれ、不可能ですよねぇ…、、、
女性、靴無しストッキングだけ、バッグと遺骨持ち、
…でダイブ。。。

で、あの…河川を歩いて渡る…ストッキング足で。
あんな川幅で、ずっと浅い川…あるのかなぁ？
あれ、ＶＦＸで作ってる川…かなぁ、、？？

あ……それで、
この川を渡るあたりから……
流れるギターと鉄琴のメロディーが……
なんか……
まぁ、これ好み…だと思いますが、
ここから後半……
ちょいちょいギターと鉄琴のメロディー、
これ、全般的に微妙…って感じでした、個人的に 泣

で、家に帰って……

あれですよね、
回想シーン的に、屋上での学生の時の２人。
マリコ、顔 目の周りにガッツリなアザ、、、、
あんなアザで学校………逆に不自然だったなぁ……

…からの、荷物まとめて…
「これと…通帳と…あと…養命酒…はいらねぇか。」

！？……なぜ、養命酒。。。で、なぜ通帳？？

なにか…必要？必要アイテム？

この後の、
ひったくられた後にも「養命酒」って言うけど…

全くもって意味が無い。。。笑いも無いし。
なにかこれ、意味あるアイテムだったの？養命酒…


…からの、
カビ生えた靴、、、
あんなに「うわっ！くっさ！」って、
騒いで離れて消臭スプレー掛けるほど……の、
ドクターマーチン。

、、、、あれ、履きます？？？
その後もかなり…うぇっ！うぅぅぅぅ…って…

だからたぶん、、、漫画よりも
オーバーに、長い時間で…撮ってる…んじゃ？？
あんなにまで反応した物を…履く、、、、？


ま、
シイノの性格だと……履ける、のでしょうね…
ということで、理解。
…私じゃ絶対に無理だｗ

で、出かけて…
遺骨抱いて…手紙読みながら歩いて……泣くシーン。

まず……
立ち止まって、あんな嗚咽して泣いてるのに、
歩く通行人エキストラさん…いちべつもくれない？？
素通りの演出は……なんか変だったなぁ…
全くのスルー素通り…は…気になったなぁ、、、


で。。。
その後の…「まりがおか岬」を思い出して……
泣いてたシイノ…永野芽郁さん………
鼻汁が……ほそーく糸引いて、、、、

…まただよ！！また鼻汁ネタだよ！！
いったいどーなってるんだ！？
こんなに連日連チャンで続くの、なんだこれ！？
鼻汁の呪いにかかってるのか！？！？
（私のここ数日の鑑賞映画に ずっと続けて出てくる…）


いや、あれ……自然に伸びちゃったやつなら……
撮り直し…した方が良かったんじゃないかなぁ…
あれで、、、オッケーを…なんで出したんだろ？
むしろ、あの感じで…糸引くように…
ローション使った…とか？
……ん～そんな演出するかなぁ、、、

ガッツリと泣きの芝居で……
その中で鼻が出ちゃって…は、
それは止めないで撮って使った…は、良くあるし、
仕方ないというか、それこそ自然なんだけれど。。。

この時の…ミニョ～～ン…は、、、
撮り直し…なんで…しなかった………？

で、また、
ここでちょっと流れるギターと鉄琴……ん～………

電車で岬に向かうシーンで…
「クソ上司」の表示で着信のスマホ、切りながら…

「バカンスだよ、野暮天」　
この…やぼてん…とか言う…感じ。

あと、
この後、ひったくられた後で
マキオ（窪田正孝さん）に
「金…ありますか？」
シイノ『な…ないっす。財布も鞄の中だし、
盗られて、一文も』
この…いちもんも…とか言う…感じ。

で、
お金借りて…
「名前と連絡先
教えといちゃもらえませんか」

……なんなん？さっきから。江戸っ子なの？？
シイノは時代劇好き設定とか、なんかそういうの？
喋り方、セリフ、語彙、、、
すごい違和感なんだよなぁ、、、
もう、気になってダメだ。。。

この後の、マキオの返しで
「名乗るほどの者じゃございません、
じゃ、失敬して」
この感じは、まぁ返しだし、
まだ普通に聞けたんだけど……

やぼてん、いちもん、教えといちゃ……ん～、、、


で、その後の
クーラーボックスに「ナリタ商店マキオ」は……
これは…笑いポイント…だったのかしら、、、？

居酒屋？で、
オジサンたちにキレた後の…

回想シーンでの……教室でのリスカのシーン…。

このシーンの…やり取り、セリフ……
ここなぁ、、、

「シイちゃんに好きな人とかできて。
シイちゃんが私よりその人が大事になって
私のことほったらかしてどっか行ったら
私から離れてったら　一生 許さないからね。
シイちゃんが私のこと嫌いになったら
私死ぬから！死んでやるから！」

ここ…と言うか、他も…
全体的に、
この…断片的に、マリコの過去を
回想シーンでパッと短く映すの、、、
微妙だなぁ…って、感じたんですよねぇ。。。

この後の…
マリコの彼氏のＤＶで…
シイノがフライパン持って……のシーンで…
半笑いでベッドに座るマリコ…とかも…

このメンヘラ具合…、
なにかの…パーソナリティ障害…的な…？

幼い時からの虐待、ＤＶが…
マリコのそれを生んだ、作った…は、、、
ん～……
まぁ…それで…一応、理解はするんですけど……

なんか、そういう感じ…のステレオタイプ…を
なぞって、入れてる…ような。。。

ん～……つまりは、
マリコの……性格、性質、…の深掘りが無くって、
ただ、その…ちょっとショッキングな事象だけを
断片的に観せてるだけ……な感じ…するので、

ん～……なんか、
個性の無い、メンヘラの塊の物質？？…みたいな。
で最後に自殺…そんな典型的…に思えるような人間を
観せてるだけ…みたいな。。。

だから……すっごく深いところを観せている…ようで、
マリコの中身、実質全然観せてない…って感じてしまう。


で。
そんな経験、思い出を共有しているシイノは……
（そうしていろいろと見てきて、
その上で今までを
どうやって付き合ってきたんだい？？）って疑問、
生まれません？

あの…喫茶店でブチギレて怒るシイノ…が、
なんか…
（すごく心配してて…的だけど、でも薄い人間関係を
マリコと ずっとしてきた人）…みたいに見えて。

で、
「感覚ぶっ壊れてんじゃねーのか？」『そうだよ』
…のすれ違い。


で、
マリコはマリコで……
「私が悪いから…悪いんだって…悪いみたい…」
これ系、こっち系、…のことを
並び立てて言い出す感じ……は分かるんですけど、

その後で…
「ただ、シイちゃんが心配して、
本気で怒ってくれるのが嬉しいだけ。それだけ。
ごめんね。怒った？シイちゃん…」
↑
この、
客観的＆俯瞰で自分を自己分析的なセリフを…
重ねて言う……感じ。。。

なんか……リアリティが無い…ように、
思えちゃうんだよなぁ、、、


…そう。なんか、
「ベタ」な感じに見えちゃうんですよね、やっぱり。

「メンヘラのステレオタイプの……
仮面と衣装を着せてみました、マリコって役に。」
…な感じ。。。


家庭内暴力、虐待、ＤＶ、
それがあって…
こんな感じ、こんな人、こんな性質、…になって、
そして前兆無く、自殺した………って感じの人。
↑
このステレオタイプをパッケージングした、、、

…って、
感じちゃうんだよなぁ、、、、ん～、、、、



で、
あの…岬…で、
マリコと抱き合って話す感じ…での、
ここでのやり取りや会話…
まぁシイノの想像上のマリコ…とのメンヘラトーク…
ってことだと思うんですけれど、、、、

この、あと！！…ですよ。。。

さっきのひったくりフルフェイス男、
…に追われる、
これまたさっきのバス一緒の女子学生、
で、
それに重ねて……見える、
「助けて」っていうマリコ。
それにシイノ、
思い立つように立ち向かい、、、、


………いや、
それ、生きてる時にやりなよ。やってやりなよ。

で、ここのシーン…
なんかスローモーション…にしたのが…
安直な気が……



で、その後のセリフ

（マリコ、灰になってもあんた変わんない。
キラキラして、つかめなくて、風に流されて…）

ん？？
結局、シイノは……
そういう風にマリコを見てた…って…ことよね？
そんな風に見てたんなら、
結局なんにも…わかってあげてなかったのでは？

で。
ドン引いたのは………
その後の…
まるで、波で打ち上げられたように…
砂の上に横たわる…シイノとフルフェイス野郎。

そこ、引きの画になったら、
くっっそ岩場の中ｗｗｗ
岩に囲まれた中に…横たわる……嘘でしょｗｗｗ
どうやったら、そこに入って横たわるんだｗｗｗ

なんなん？そこは漫画のテイスト路線で行くの？
押さえておくリアリティのラインが…
わからんよ。。。
こんな不自然な画を、急に持ち込まれると……

はい。…また長く書いてしまった。。。
ん～……
心理描写、すごく気になってしまったなぁ…



あ、
あとは最後に。


ホームで…いいこと言うマキオさん。。。
「…考えたんですけど、
もう 居ない人に会うには、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」


うんうん、いい感じのこと言ったけど、

あなた結局、だれ？？

いい感じのセリフを言ったから……って、
そこまでの絡みをしていない人間のセリフで
簡単に感銘受けたり…なんて…しないよ？？

……いちエキストラ、いち通行人が、
最後に良いこと言ったって、、、と同じように。


おしまい☆