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[週刊 未亡人生活]_第4号! かなしみのなかでも時間は容赦なくすすむ。じゃあ、なにをするのかということを芸能人本マニアの友人が教えてくれた話。

ごきげんよう、ある未亡人です。

突然ですが、
きのうの晩ごはんは柑橘系のケーキ2つでした。

夜ケーキ。それは、大人のよろこび。

なんといっても、おひとりさま未亡人生活のいいところは、

(1)好きなときに寝られる。
(2)ベッドを思う存分ひとりじめできる。
(3)晩ごはんがケーキでも誰からも注意されない。

ささやかな3つでございます。

「やる気がなければケーキを食べればいいじゃない?」(ある未亡人)

・・・まあ、暑いしね。
真夏の一日くらい、そんなときがあってもいいでしょ。

みなさまはどんな夏をお過ごしでしょうか。

というわけで、『週刊未亡人生活』第4号をお届けします!


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このコーナーでは、
十年にわたるわたしの悲嘆生活の実感から生まれた生き知恵をご紹介します。

前号でも紹介しましたが、
未亡人になったわたしが、自分を励ますために実践してきたのはこの3つです。

(1)おひとりさまとして、毎年恒例の行事をつくる。
(2)美容にお金をかける。(老化は容赦なく進み、ひとを落ち込ませる)
(3)やりたいと思ったことは、やってみる。

前回は(1)おひとりさま記念行事のすすめを書きました。

今回は(2)美容にお金をかける について書きます。

🦋

すみません、見栄を張りました。
実際には、高額なお金は使っておりません。

(2)の心境にいたったきっかけは、ある友人から女子会で言われた言葉でした。

落ち込んでいても、容赦なく時は進むからね。
うずくまっている時間をダウンタイムだとおもって利用あるのみ!
とりあえず、美容クリニックで光治療を受けといたらどうかしらね。

その友人は、芸能人が出す本の収集家で(本人いわく女吉田豪☆)、
折にふれて、相手に合うエピソードを選び、授けてくれます。

そんな彼女がなりたて未亡人であるわたしに選んでくれたのが、
<ユリエ・ニタニの教え>でした。

二谷友里恵さまといえば、郷ひろみさまの元妻。
彼女はスキャンダルに巻き込まれたとき、こうかんがえたそうです。

しばらくはマスコミがいて、外には出られないのだから、
ダウンタイムだとおもって、いまのうちにシミを消しておこう。

(注:著書からの引用ではなく、友人からの伝聞を記しています。どの本だったのかも忘れてしまいました・・・)

これを女子会で教えてもらったとき、わたしはとてもつらい時期にいました。
そんなときだからこそ、かけてもらった言葉なのだろうとおもいます。

気持ちは浮き沈みするものだから、あとからだって取り返せるよ。
でもね、皮膚だけは違う。
1ミリも考えなくていいから、やれるだけやってあげたほうがいいよ。

友人は説教がましくなく、さらりと言うひとでしたが、
それでも、ユリエ・ニタニの教えはアタマにしっかりのこりました。

ユリエ・ニタニがどんなひとなのか、わたしはほとんど知りません。ヒロミ・ゴーの元妻であることと、家庭教師のトライの関係者ってことくらいでしょうか。

しかし、逆境を<ダウンタイム>と捉えるポジティブさ、
その時間さえも前向きに活用しちゃう姿勢は、
弱りきっている自分にはとてもいいもののように脳裏に刷り込まれました。

翌日、近所の美容皮膚科クリニックをたずね、
フォトフェイシャルのコースを申し込みました。

その頃、わたしの両頬には、びっしりと肝斑がありました。
が、三ヶ月後。それらはほとんど目立たなくなってました。驚き!

フォトだけじゃなく、YAGレーザーもあてたし、トランサミンの服用も並行したので、実際にはなにが効いたのか、医師にきいてもわかりませんでした。
(もともと肌が強く、単にビタミンCが効いたのではという医師もいました)。

わたしは40代のはじめに未亡人になりましたが、
つらい時期にはほとんど動けなかったし、
せめてシミだけでも取っておいて、よかったです。

下地もラクになったし、なによりそれから十年以上経過したいま、
「あのとき、とりあえずでも、やっておいてよかった」
そのようにおもえることがひとつでもあるのはありがたいことです。

🦋

さて。
ここでわたしがオススメしたいのは、光治療ではありません。
きっと、なんだっていいのです。

いつもより上等のハンドクリームをとってもていねいに塗るとか。
旬のおいしいフルーツを食べるとか。
良質の睡眠のために、グッズやサプリを導入してみるとか。

わたしの場合は、
芸能人本マニアの友人がくれたひとことを真に受けたおかげで、
皮膚という分野だけでしたが、美容で前を向くことが出来ました🍀🍀🍀


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ときどき、きゅうなおもいつきで、
ひとりの作家のデビューから順番に、全作品読み倒す修業をしています。

いまは、村田沙耶香さんの作品を読み倒しはじめたところです。
わたしの読書生活、しばらく村田沙耶香一色です。

『授乳』いいなあ。『コンビニ人間』よりずっと好き。
デビュー作に作家のすべてが詰まっているとはよくいったものですね。
主人公のこだわり行動が背徳の変態性へと繋がっていく重層的な描写が素敵。
というわけで、いま、村田沼に溺れてます🍒

ちょうど心理学の勉強が大変な時期でもあり、
統計学のテキストを読みながら苦しんでいるのですが、
村田先生の作品とのバランスが絶妙で、アタマがいい具合にほぐれています。

統計学と村田沙耶香。
忘れられない夏になりそうです🍀


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📍[悲嘆をめぐるエンタメnote]
今回は「未亡人さん、いらっしゃい」というカテゴリーで、
『ゼロの焦点』のヒロインについて考えてみました。

📍[未亡人の十年] 第6話
葬儀場に<夫>に会いにゆく途中でこころに湧いてきたおもい。
得難い体験をしました。(臨場感重視のため、当時のメモから採録)

noteプレミアムにアップグレードしたので、予約更新が可能になりました。

更新回数を増やし、話をどんどんすすめていきたいです🍒

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ソーシャル・デザイナーの神田裕子さまに記事を紹介していただきました。
思いがけないよろこび!
『カナシミペディア』をとりあげていただきました💕

ありがとうございました!

今後は、オススメやサポートをいただいたかた、紹介してくださったみなさまに、
こちらのコーナーでお礼を申し上げます。ほんとにうれしい💕


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今週のカバーにしたのは
<ル パティシエ タカギ>の素敵ケーキ「チュニス」です。
見るからに柑橘全開な、ブラッドオレンジとグレープフルーツのムースでした。

ムースのほどよい柔さが未亡人に寄り添い、歯医者疲れを癒やしてくれました。
(ムース、愛してます。ムース界全体のファンです❤️)

冒頭にも書きましたが、
きのうの晩ごはんは柑橘系のケーキでした。

なかなかのスイーツ店の激戦区に住んでいるので、誘惑が多くて。
週1はケーキを食べていいという甘いルールをもうけています。

じつはカバーにした一個だけじゃなくて、こちらも食べました。
お暑いなか、サボらずちゃんと歯医者に行った自分へのご褒美です。

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こちらは「イル デ パラディ」。楽園という名のケーキです。マンゴー、ライチー、パッションフルーツのムースに、極上のショコラムースがいい具合に合流してました。

シトラスケーキ、最高。
なにより、オレンジとマンゴーの、ジュレの色味にやられました。

歯医者にいったのに、夜はケーキをいただく。
自分を適当に甘やかしながら、猛暑の東京で未亡人ライフを満喫しています😘

生きてるってかんじるのは、ケーキを食べているとき。

カバーストーリーは甘甘物語になりそうです🍒


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