見出し画像

癌になったことが、癌患者さんの最大のストレス(中略)そのストレスを和らげ、なくすために必要なことは、癌になった理由をつきとめ、その対策を立てること

ジョニーデップ扮するジャック・スパロウ船長に、みんながついていきます。どうしてついていくのか、説明はまったくありません。何をやるかも、それをやる意味もわかりません───中谷彰宏氏(著書名失念)

娘がロンドンのホテルのレストランで小さなお婆さんに「お父さんはなんの仕事をしてるの」って聞かれたんだ。彼女は、「彼は海賊なの」って答えたんだ。僕はその答えを大変誇りに思ったもんだよ───ジョニー・デップ(失念)

「シュリンプ(エビ)」と渾名された水素爆弾を使った核実験(中略)そこから一三〇キロメートルほどの東の海上では、日本のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員が甲板に立ちすくみ、恐怖と驚きをもって水平線を見つめていた(中略)爆発から二時間後、放射性降下物の雲が船の上空に到達し、数時間にわたって死の灰を降らせたのだ。直後から乗組員には歯肉の出血、吐き気、やけどなど急性放射線症の症状が出た。そのうち一人は数日後に東京の病院で死亡した。

キャッスル・ブラボーの実験(中略)ロンゲラップ環礁は放射性降下物に襲われた(中略)住民は数日後にようやく避難(中略)多くは爆発を生き延びたものの、甲状腺がんを患っていた(中略)ロンゲラップ環礁には、マーシャル諸島で唯一の航海術を教える学校があった(※放射能の影響で現在は消滅)(中略)「背骨」を意味する〈ディレプ〉(中略)〈ディレプ〉は航法士の最高峰の技(中略)頼りになるのは、水平線上で東西の方向を告げる日の出と日没や、夜空に現れる金星、火星、木星、土星だ(中略)渦を巻くような風の流れをつくることがある。だから、風向きを知るいちばんの方法は、上を向いて雲を見ること(中略)ピアイルックの持つ知識体系は、ハワイではすでに消滅したものだった。だが若者たちのグループが熱心にそれを復活させようとしていた(中略)ベン・フィニー、アーティストで歴史家のハーブ・カネ、ハワイのサーファーでカヌー乗りのトミー・ホームズの3人は、カヌーを建造し、伝統的な航海術を使ってハワイからタヒチまで行こうと決意した。南太平洋諸島の人々がかつて、そうした技術を使ってオセアニア全域で航海していたことを証明するためだ(中略)建造されたカヌーの進水にあたり、ピウス・マウ・ピアイルックという名の男性がミクロネシアからハワイに呼び寄せられた。※引用者加筆.

頼りになるのは、水平線上で東西の方向を告げる日の出と日没や、夜空に現れる金星、火星、木星、土星

訓練で培われた優れた集中力と研ぎ澄まされた運動技能があればこそプロフェッショナルは生命を驚かす状況で素早く動ける(中略)我々の神経回路に貯蔵された意味記憶やエピソード記憶は、究極的には、生存のためのレシピ

フランスのいくつかのネアンデルタール人の住居跡で見つかった遺物は、彼らが光沢のある鉱物、パイロルーサイト(軟マンガン鉱)を用いる高度な方法で火を起こしていたことを示唆する。パイロルーサイトを使うと、より低い温度で火を起こすことができる。考古学者らはこの黒い鉱石が大量に蓄えられているのを発見し、ネアンデルタール人はそれを粉状にして火口茸[サルノコシカケ科のキノコ]と混ぜ、今日のマッチのように、必要なときにすぐ火を起こしていたと考えている。

(※アイスマンが)死亡したその日、アイスマンは少量の干したツリガネタケ (Fomes fomentarius)を入れた袋を持っていた。これは火をおこすために持ち歩いていたものにほぼ間違いないだろう(中略)アマドゥ(※ツリガネタケ)は数千年にわたってヒトが火口〔火を起こすために使う燃えやすい材料〕として使ってきた。氷河に保存されていた約五〇〇〇年前の「アイスマン」と呼ばれるヒトが所持していたものだ。 ※引用者加筆.

アメリカシラカバとキハダカンバにはどちらも、カバノアナタケというキノコが生える。このきのこは樹皮を破り、ソフトボールくらいの大きさの、ざらざらした黒い腫瘍状の菌核体を作る。表面はひび割れてごつごつし、燃えかすのようなもので覆われている。シベリアの樺の森ではチャーガと呼ばれる貴重な伝統薬だ(中略)黒い瘤状のカバノアナタケを見つけて木から取り外すのはなかなか大変だ。だが切り開くと、菌核体の中は輝くような金色と銅色の縞模様になっていて、細い糸と空気の詰まった小さな気孔からなる、やわらかくて弾力のある木質部みたいな手触りをしている(中略)カバノアナタケは火口として使われるきのこ(中略)カバノアナタケに火がつくと、火は消えずにその中でゆっくりとくすぶり続け、熱を保つ。どんなに小さくてはかなく、すぐに消えてしまいそうな火種でも、カバノアナタケの塊に着地すれば消えることがなく大切に育まれる(中略)火を放つことが禁止されて焼け跡にしか育たない植物に絶滅の危機が迫るにつれ、カバノアナタケを見つけるのは難しくなっている(中略)大切なのは、火口を吹き抜ける風───炎を燃え立たせるほど強く、けれども炎が消えてしまうほど強くはない、人の息ではなくて風の息(中略)樹皮と木屑が熱に熱を加え、酸素は炎の燃料となって、やがて芳しい香りとともに大きく煙が立ち昇り、光が炸裂し、あなたはその手に炎を抱く(中略)どうしたら八番目の火がつくのか私にはわからない。でも、燃えさしを拾い集めればそれは炎となること、私たち自身がカバノアナタケになって、私たちが受け取ったように、火を次の人に受け継ぐことができることを私は知っている。火を燃やす───なんと神聖なことだろう? 火がつくかどうか、すべてはそこにかかっている。

アマドゥ(ツリガネタケ Fomes)と霊芝(エコヴェイティブ社で建材を成長させるのに使われるマンネンタケ Ganoderma)の抽出物を砂糖水に一%加えるだけで、チヂレバネウイルス〔ミツバチへギイタダニが媒介してハチにのみ感染するウイルス。ハチの大量死をもたらしている〕が八〇分の一に減った。アマドゥの抽出物はレイクサイナイウイルス〔アメリカのサウスダコタ州にあるシナイ湖周辺の移動養蜂場で発見されたウイルス。LSV1〜LSV7など多くの系統の存在が知られる〕の濃度を九〇分の一近くに、霊芝の抽出物は四万五〇〇〇分の一に減少させた。

免疫力を高める生薬(霊芝、チャーガ)

ベニクスノキタケという、きのこの成分のひとつが、アントキノノールです。野生のものは1kgで200万円と効果ですが、独自の製法でこのきのこ(菌糸体)を培養し、有効成分を抽出することに成功したケースはすでに存在しています(中略)自然界には、がんに効く、あるいは健康によいという物質がまだまだたくさん存在するようです。

原因のなかでも、癌になったことが、癌患者さんの最大のストレス(中略)そのストレスを和らげ、なくすために必要なことは、癌になった理由をつきとめ、その対策を立てることです。本書は、そのために書いています(中略)世の中には、「電磁波被ばくと癌の発生には、直接的な因果関係はない」とする意見もあります。私からすると、それは間違いなのです(中略)放射線と電磁波は、可能な限り避けるようにしましょう(中略)高圧電線、鉄道沿線、幹線道路沿いにお住まいの方も、強い電磁波を受け、電磁波被ばくしていると考えてよいでしょう(中略)「断食をして癌を治そう」という内容の本が現在たくさん出ているようですが、癌が断食をしてよくなることはありません。悪くなると断言できます(中略)癌になったら、食べることが一番重要だといっても過言ではないくらい、食べることが大切なのですから、断食が良い影響を及ぼすことなどあり得ないのです(中略)(癌・腫瘍)を攻撃する漢方は、「攻剤」と呼ばれています。これは、いわゆる抗癌漢方です(中略)漢方薬治療は、おもに体力を増強するためのもの、免疫力を高めるもの、さらにはズバリ癌をやっつけるものもあります(中略)抗癌漢方薬一覧(※辛夷→鼻咽頭癌・子宮癌。升麻→子宮頸癌。魚腥草→咽頭癌・肺癌・膀胱癌・子宮頸癌・甲状腺癌。葛根→胃癌。黄柏→膀胱癌・大腸癌・肛門癌・子宮頸癌。梔子→鼻咽頭癌・肺癌・胃癌・膀胱癌・胆嚢癌。白花蛇舌草→肺癌・胃癌・甲状腺癌・その他の癌。金銀花→膀胱癌。茵陳→肝臓癌・胃癌・大腸癌・胆管癌・膀胱癌。夏枯草→甲状腺癌・リンパ肉腫・鼻咽頭癌・乳癌・子宮頸癌。黄芩→鼻咽頭癌・肺癌・大腸癌・膀胱癌・肝臓癌・白血病。半枝蓮→各種癌。牡丹皮→舌癌。大黄→食道癌・胃癌・大腸癌・膀胱癌。仙鶴草→胃癌・肺癌・大腸癌・肝臓癌・子宮癌。桔梗→鼻咽頭癌・喉頭癌・上顎癌・肺癌・悪性リンパ腫・甲状腺癌。半夏→胃癌・リンパ肉腫。猪苓→肺癌・膀胱癌・大腸癌。薏苡仁→肺癌・食道癌・胃癌・肝臓癌・大腸癌・子宮頸癌・膀胱癌。黄耆→各種癌患者で氣虚のもの。白朮→食道癌・胃癌・大腸癌・リンパ肉腫。人参→各種癌。柴胡→肝臓癌・膵臓癌・胆嚢癌・その他。三七(田七)→胃癌・肺癌・骨肉腫・子宮頸癌・大腸癌・卵巣癌。女貞子→子宮頸癌・卵巣癌・肝臓癌。天門冬→肺癌・大腸癌・乳癌・白血病。百合→肺癌・乳癌。麦門冬→鼻咽頭癌・肺癌・舌癌・胃癌。片仔黄→肝臓癌。山豆根→肝臓癌)※引用者加筆.

酸素カプセルは必須、重症の方は医療用も併用で。詳細は各記事にて。

(※ミクロネシア住民のワリエング流の航法師)ピアイルックの弟子の一人で伝統航法を専門とするハワイ生まれの人類学者エリザベス・カプワイラ二・リンジーは、ナショナル・ジオグラフィック協会の探検家兼フェローとなった。リンジーのミッションは、消滅しつつある民族独自の伝統の保存だ(中略)ピアイルックは、数多くの師匠のもとで何年も修行を積んだ。ピアイルックの祖父は、わずか5歳のピアイルックを将来の航法師候補と定め、航海術を教えはじめた。そのときから、ピアイルックは年長の男たちにまじって漁に出るカヌーの準備を手伝い、一緒に海に出て、夜遅くまで男たちの航海の話(航海術のヒントが含まれている)に耳を傾けた。ピアイルックは全部で六人の師匠のもとで航海術を学んだ(中略)私が話を聞いたとき、リンジーは東南アジアの海洋民族モーケン族に会いに行く準備をしているところだった。二〇〇四年のスマトラ島沖地震で津波がモーケン族の住むインド洋の島々を襲ったとき、モーケン族は直前に 「鳥が啼くのをやめ、イルカが沖へ出ていくのに気づいて、全員が船に乗り、津波の高さが最小ですむ沖へ出たのです。モーケン族からは一人として犠牲者が出ませんでした」と、リンジーが語ってくれた。はるか昔に鳥の声に耳を傾けたりイルカの動きを観察することを忘れ、それらの行動の意味を読めなくなっていた他の部族は、全滅した(中略)生体学的知識は、伝承の形を失えば、わずか一世代で集団の記憶から消えてしまうおそれがある。※引用者加筆.

(モーケン族の子どもたち)の目は、ヨーロッパの子どもたちより二倍も良く見える。水の屈折率と人の角膜の屈折率はほぼ同じなので、水中では角膜の屈折力が失われ、物をはっきり見ることができない。しかしモーケン族の子どもたちはアザラシやイルカのような適応を発達させ、人間としての限界まで瞳孔を小さくできるので、焦点深度が深くなり、ピントが合いやすい[カメラの絞りを小さくするとピントが合いやすくなるのと同じ原理]。さらに彼らは、目のレンズである水晶体の厚さを変えることができる。これは文化への生物学的適応であって、遺伝子の変化によるものではない(中略)科学者たちがスウェーデンの子どもを対象として、水に潜ってカードの絵柄を識別させる訓練を試みたところ、彼らも一一回の訓練でモーケン族の子どもたちと同等の水中視力を獲得した(中略)プレアデス星団(和名「すばる」)のように、世界各地で文化的に重要な意味を持つようになった星座もある。プレアデス星団がそうなったのは、五つから七つの明るく輝く星が集まっているので見つけやすく、加えて、毎年同じ時期に明け方の東天の地平線に姿を現すからだ。この星団にちなんで、七は幸運の数字になった(中略)プレアデス星団が種をまく季節に現れることから、それを「シードスター(種の星)」と呼ぶ(中略)古代ギリシア人にとっては、地中海を安全に航海できる時期の始まりを知らせる星座だった(中略)ポリネシア人は航海中に方位を知るために、約二二〇の星の動きを追う脅威的な「スター・コンパス(星の羅針盤)」を頭の中に進化させた。

ドイツの研究では、抗がん剤治療中の断食(絶食)は、単独の抗がん剤治療よりも効果が高いという結果が出ているが、その理由は、知識のない癌患者が抗がん剤治療中に抗酸化物質を飲食し、抗がん剤(酸化ストレス)の効果がなくなり血管内皮を痛めるだけの苦しみ損になってしまうからだという。日本に生まれるということは、カオスの課題、酸化と抗酸化を自分自身で理解しなければならないということです↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?