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「天職」と思う習慣|自分の幸せや楽しさをコントロールする

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が330日目のnote投稿です。

今日のテーマは、マイキーのこのツイートから。

他人に依存しすぎる幸せは、自分にコントロールできない中で振り回されることになるため、安定しない。
自分の幸せや楽しさをどうコントロールするか。
そのトリガーをいくつ持っているか。

そして、自分の仕事をはじめとして「天職」と思えるか。

今日はそんなお話。

●3番目の答えの人は「やり抜く力」が強い

本日のテーマを考える上で参考にしたのは、この「GRIT やり抜く力」です。
以前に記事にもしましたが、とても好きな本です。おすすめ。

その中で、「幸福度」や「自分で自分をコントロールすること」に対して述べられているのがこちらの章。一部引用します。

 自分の最重要の目標をとおして世の中の役に立てる人は、本当に幸福だ。そういう目標を持っている人は、どんなにささいなことや退屈な作業にも、意義を見出すことができる。ではここで「レンガ職人」の寓話を例に考えてみよう。
 ある人がレンガ職人に「なにをしているんですか?」とたずねた。すると、三者三様の答えが返ってきた。

 1番目の職人は「レンガを積んでるんだよ」。
 2番目の職人は「教会をつくっているんだ」。
 3番目の職人は「歴史に残る大聖堂を造っているんだ」。

我々の現場で言えば、テーピングを巻いているトレーナーに対して、「なにをしているんですか?」とたずねるようなものでしょうか。

 ❶「膝関節のテープを巻いている」と答えるのか。
 ❷「このチームのトレーナーとして活動している」と答えるのか。
 ❸「選手たちが怪我をしないで戦い抜けるようにしているんだ」と答えるのか。

とっさに自分がどの答えを選ぶのか。
これを自問自答してみると、無意識下での自身の活動への認識がわかるかもしれません。

 1番目(❶)は単なる『仕事』を表します。
 2番目(❷)は『キャリア』を。
 3番目(❸)の人にとっては、レンガ積み・トレーナーは『天職』を意味します。

多くの人にとって、1番目ないし2番目が普通で、3番目のようになりたいと思いつつ、何かしらのブレーキがかかっているのだと思います。

仕事|私にとってこの仕事は、呼吸や睡眠のように生きるために必要なこと
キャリア|私にとってこの仕事は、もっといい仕事に移るためのステップ
天職|私にとってこの仕事は、人生で一番大切なもののひとつ

この3番目、自分の職業を天職と思っている人たちは、不平や不満のような後ろ向きの発言よりも、「世の中にどう貢献するか」「なにに役立つのか」という時系列的に前向きの発言をしますよね。

そしてそのような人たちの自己肯定感や幸福度、自分の仕事や人生に対しての満足度が軒並み高い。
加えて、3番目の人たちは1-2番目の人たちに比べて、「疾病休暇取得日数」が3分の1程度しかないことが明らかになっているともいいます。

これらが「やり抜く力」にも、いわゆる充実感や幸福度、楽しさにもつながるのではないでしょうか。

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●自ら意義ややりがいをつくりだす

この視点を持てるかどうかで、過ごす時間の充実度が変わってくるのだと思います。
これは、「デキる人」の特徴として箕輪さんがおっしゃっていたことにも重なるかもしれません。

①「やれる方法」を考える
②全部自分の責任だと思う
③全部自分ごととして捉える

自分のことも振り返れば、先日加入した、Spolink JAPAN宛の抱負の中で、私はこのように記述していました。

 アスリートセンタードサポート体制の構築のため、【スポーツ医療における連携】を目指します。
 これまでスポーツ医学を中心に、コーチ・トレーナー・国際情報スタッフ・情報科学スタッフ・大学教員としてスポーツの現場に携わってきました。その経験を活かし、専門家同士の橋渡しやつなぎ役として活動していきます。

自分自身が「デキる人」と喧伝したいのではないのですが。
このようなゲートキーパーとしての自分を大切にして、Mくんのように裏方でありつつもうまく立ち回ることができるといいなと思っています。

支援する側として。
支援される側として。
その両面を自分の中に持っておくこと。

そうでないと、尽くしに尽くして、搾り取られるようにして、支援自体がただの「❶仕事」に成り下がることがあります。

そうなると、いつしか自分が搾取する側に回っていることもあるかもしれません。

何かに不満や愚痴が出てしまっていたら、自分の仕事や周りとの関係性の中で、自分がどう捉えているのか。
他人に依存しすぎていないか。
自ら能動的に活動し、楽しめているかを感じとる時間を取ることで、視界が開けるかもしれませんね。

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●自分が費やす時間の価値を考える

「相手が」こうしてくれた。
「あの人が」〇〇してくれない。
なんで自分を「選んでくれない」んだ。

これらの主語は、自分ではない「他者」です。
他者に依存しすぎると、自分が使える、あるいは自分が自由に考え、行動できる物理的な時間も精神的な時間も、相手や周り次第でどんどん削られてしまいます。

時間は有限です。
やりがいを搾取されていないか。
「あなたのため」と相手の都合の良いように使われていないか。
伝統やルール、所属や肩書きで縛られていないか。

天職や「やりがい」、自分の楽しさや幸せは、『みつけるべきもの』だと思っている人が多いですよね。

GRITの言葉を借りれば、

「天職は魔法のように神秘的なもので、きっとこの世のどこかにあるはずだ———そんなふうに思ってしまうせいで不安になるのです」
 それに対し、私は「興味」についても同じような誤解があることを指摘した。興味を持続させるには、自ら積極的に掘り下げ、深めていく必要があることに気づいていない人は多い。
天職との出会いは、完成したものをみつけることではありません。受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に行動することが大事です。
 たとえば清掃員でもCEOでも、職業に関係なく、どんな人もつねに自分の仕事を見つめ直して、問いかけることはできるはずです。
 この仕事はどんなふうに、ほかの人びととつながっているんだろう?
 世のなかの役に立っているだろうか?
 自分のもっとも大切な価値観を表しているだろうか?」

「役に立ちたい」プラス「興味」が大きな力を生むとも述べられています。
私はそれにもう一つ、「自己中心的利他」的な考え方で時間を費やすことが、幸福度や満足度、充実感につながるのだと思っています。

自分の楽しいこと・やりたいことを通じて、自己実現とともに自分の大切な周りの人にも価値を感じてもらえること。

つまり、『自分が楽しいか否か』を中心において、そこから誰かの役に立つことや、興味のあることに手を伸ばすこと。
すると、自分が楽しいことからの枝分かれで物事を選択し、自分の時間の使い方を変化させられるようになる。
そしてそれが「天職」と思えるようになることも。

このように、自分自身をコントロールしていきたいですね。

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今日はここまで。330日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・日本女子体育大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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