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春の休日に聴きたい、ごきげん音楽14選 (洋楽&邦楽&カリフォルニア特集) 解説付き

みなさまゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?良いBGMを探しの方へ、春の休日を彩るごきげんな音楽を集めてみました。

一覧では一応見やすいように洋楽編と邦楽編に分けてみました。私が紹介するまでもないアーティストも多いですが、改めて良さに向き合うっていうのもいいですよね。こういうのは知識をひけらかすものではないと思うので、シンプルにいいなって思える、聞くを人選ばなさそうなものを選んでみました。

お出かけやゴロゴロにご活用ください。もちろんお仕事の方も(ありがとうございます🌷)。

洋楽編


● Carpenters / Gold: Greatest Hits

「カーペンターズ嫌いな人っていてませんでしょ?」と上沼恵美子先生イントネーションで言いたくなるほど、超有名なカーペンターズですが、定番すぎるがゆえに真面目に聴き込むことって実はあんまりなくないですか?休日にぴったりの彼らの音楽、じっくりと聴くのもまた乙なものです。カーペンターズの凄いところは、どんな精神状態でも聴けるところで、朝昼晩いつ聴いてもどんな時でも馴染みます。本当にすごい人たちです。

どのアルバムも好きなのですが、あえてベストアルバムを選びました。彼らの楽曲は一つ一つのクオリティが極めて高く、世界観が統一されているためベストアルバムにしても違和感がなく、珠玉の名曲の数々が小一時間キラキラと輝き続ける最高のアルバムです。ボーカルのカレンの歌が上手すぎて毎回聞くたびに「嘘でしょ?」って思います。どんな時でも聴けますが、急いでいる時には不向きかもしれません。あと最後の曲だけは何回聴いても謎です(宇宙人が出てくる)。


● Carole King / Tapesyry (つづれおり)


キャロル・キングはアメリカの女性シンガーソングライターです。世代はカーペンターズと同じくらい。日本のクリスタルキングとは全く違うジャンルですのでお間違えなく(私は最初間違えました……)。「つづれおり」はアメリカで死ぬほど売れた歴史的アルバムで、その内容はナチュラルビューティーベーシック。シンプルな音楽ってごまかしが効かないから一つ一つの素材が良くないといけないんですよね。お料理みたいなものです。このアルバムはアコースティックギターやピアノなど基本的な楽器構成で、キャロルの歌を存分に聞かせてくれます。

何より歌詞が素晴らしいんです。「朝目覚める度に笑顔を浮かべてあなたの心に潜む愛を世界に伝えよう」とか、そんな歌詞が頻出します。輪廻転生を何回繰り返したらこんな歌詞が書けるのでしょうか?聞くたびに「ノーベル平和賞!」って思います。歌詞が英語だとなかなか伝わらないかもしれませんが、音楽の音としての部分だけでも秀逸なのでぜひ。家でゆっくり聴くのもオススメ。


●The Beatles / Help!


軽音部の頃、洋楽好きの凝り性な男性と話しているとみんな必ず「ビートルズ最高!」と一時間語り出すことに気が付きました。私もビートルズは普通に好きでしたが、それは世間一般の好きと同等の「あんまり知らないけど好き」であり、彼らのように熱弁するほどの音楽的魅力というのがわからなかった。自分にはなぜビートルズの魅力がわからないのか……いつか必ず……と、それから色々な音楽を聴いてはビートルズを聴いてみていたのですが、数年経ったある日突然「ビートルズめちゃくちゃいいやん!」と思いました。

私の中で何が変わったかと言うと、いろんなジャンルの音楽に触れて幅を広げることで、初めてビートルズの何が凄いのか知識的・感覚的に分かるようになった……のでしょう。そんなわけでビートルズも大好きになったのですが、個人的にはこのアルバムが一番気に入っていす。一曲目の歌い出しで「Help!」って言われたら助けてあげたくなりませんか?そこで心を掴まれて、あとは彼らの思う壺……という感じの大変聴きやすいポップなアルバムです。ポップって凄いですよね。嫌いな人いてませんもん。晴れた午後のドライブや電車移動によく映えるアルバムです。


● Oasis / (Whats the Story) Morning Glory?


イギリスで一番有名なバンドのひとつ、オアシス。今さら私が紹介するまでもないですが、noteの利用者には若い世代もいるかもしれないので選びました。兄ノエルと弟リアムの兄弟バンドなのですが、ノエルのソングライティングのセンスが私は好きで、解散してからもお兄ちゃんのソロは聴いています。このオアシス2枚目のアルバムは音も何もかも粗削りな若々しいロックです。イギリスのフェスに行くと必ず待ち時間のどこかのタイミングで「Don't Look Back In Anger」の大合唱が起こります。イギリス好きは覚えておいて損はない超定番曲です。定番にして名曲って凄いですよね。名曲だから定番なんだと思います。テンション上げたい時に聴きたいアルバムです。


● Luis Armstrong / What A Wonderful World (この素晴らしき世界)


表題曲の歌詞がとにかく素晴らしいです。ノーベル平和賞です。こういう歌が歌えるように、こういう言葉が綴れるようになりたいものです。ルイアームストロングのしゃがれ声が優しく温かく包み込むようで、私はジャズは詳しくないのですが、その他の曲もたいへん聴きやすいです。「キャバレー」はミュージカル映画『キャバレー』の劇中歌で、主演のライザミネリの歌唱も情熱的でかっこいいです。全体的に軽い演奏で、まったりしたい時に聴きたいアルバム。英語歌詞なのでオシャレなBGMとしても良いかも。


● Kacey Musgraves / Golden Hour


去年知ったばかりなので詳しく語れるほどの知識はないですが、注目の若手ということで紹介させてください。カントリーミュージックとサーフミュージックの融合という感じで、メロディもサウンドのセンスも良く、声もナチュラルで可愛くて良いです。アルバムのジャケットが謎のオリエンタル調ですが、中身の音楽とは全然関係ないと思って大丈夫です。アメリカ西海岸に行った気分になりたい時におすすめ。ゆったりした気分が味わえます。


● John Mayer / The Search for Everything


ジョンメイヤー最高ですよね。ギターが上手くて爽やかな音楽性、サウンドもセンスが良くて、モテないはずがありません。歌詞をよくよく聞いてみると「モテすぎて困っている男の心境」という感じで、全然気持ちが分かりませんが、音としての音楽は最高です。アルバムも数が多いですが、一昨年の春に出た本作は春の息吹を感じる、それでいて今っぽい、素晴らしい作品です。聞きやすい音楽性な上にコアな音楽ファンも魅了する、全ジャンル全性別に愛される究極のモテ男、それがジョンメイヤーなのです……!


邦楽編


● ハンバートハンバート / 道はつづく


私の学生時代はハンバートハンバートと共にあったというくらい、擦り切れるほど聴いていました。ハンバートハンバートは男女デュオで、現在ではご夫婦になられてお子さんもいらっしゃいます。今の作品には家族や生活の歌も多いです。私の大学生時代に聴いていたアルバムたちはどれも好きですが、中でも「道はつづく」は何とも言えない温かみと寂しさがあって好きです。夕暮れ時のような音楽。ジャケットの写真がよく合っています。真っ昼間よりは夕方以降に聞くのがおすすめ。「おかえりなさい」では男性がメインボーカルを取っていて毎回号泣します。懐かしいな〜。


● クラムボン / JP


noteをやってる人はみんな知ってるんじゃないかと思いますが、私も大学時代死ぬほどクラムボンを聞きました。キーボードボーカル、ベース、ドラムの3人バンドで、女性ボーカルの声と歌い回しが独特で魅力的ですよね。どんどん音楽性が変化していくバンドではありますが、やっぱりこのファーストアルバムはマスターピースというか彼らの骨組みのような基礎だと思います。余計な音が少ないシンプルな作りに、曲の良さが光ります。「はなればなれ」「パン蜜」死ぬほど聴いたな〜!!!


● 二階堂和美 / にじみ


二階堂和美さん大好きなんです。日本のアーティストで一番好き。近年では『かぐや姫の物語』で主題歌「いのちの記憶」を歌われてましたね。二階堂和美さんの音楽性は、年々「歌そのもの」を重要視されるようになってきました(昔はエレクトロニカ要素があった)。この「にじみ」というアルバムは、歌を中心に据えながらも背景のサウンドがジャンル多様で、変幻自在な二階堂さんのボーカルの魅力を最大限に引き出しています。諸行無常を歌った「めざめの歌」が特に好きです。「とつとつアイラブユー」もとっても可愛い歌で、小春日和に恋がしたくなります。


● 湯川潮音 / Sweet Child O' Mine


湯川潮音さんは声楽の流れを汲むフォーク系のシンガーで、映画『リンダリンダリンダ』でも歌唱を披露されていました。彼女の声は結構特徴的で日本語を歌うと好みが分かれる感じがあるのですが、この洋楽カバーアルバムは英語だからか声の質感もいつもと違い、ひたすら綺麗でうっとりします。洋楽の名曲をアイリッシュフォーク〜カントリー調にアレンジして、その上を清らかなボーカルが流れていくような……バンジョーの音がチャカチャカ楽しいです。アマゾンレビューでも評判が良いです。BGMにもオススメ。ちゃんと歌が上手いっていいよね…!


● 花柄ランタン / まともな愛のま、まほうの愛のま。


去年ツイッターで知った男女ふたり組。京都大阪を拠点に活動されていましたが、つい先日東京に移動されたようです。まだ二十代で、私たちの今の世代の気持ちを歌いつつ、それでいて抜群のセンスに脱帽です。どこか昔懐かしい、喫茶店が合う音楽で、柔らかな関西弁が用いられていたり、歌詞のワードセンスが素晴らしいです。

「やわらかパンクス」は普遍的な応援歌になっていて、明るく背中を押してくれるのにどこか涙が出てくる不思議な曲です。「友よ 忘れず行けよ いいこともたくさんあったこと 君は愛の戦士だ」「あなたに降り注ぐ 全ての全ての問題や悲しみが 良い方に良い方に向くように」とか言われて泣かない人います?女性ボーカルのぷきさんの声が奇跡みたいによく通る声で本当に素晴らしいです。もっともっと売れてほしい〜!!


● ウルフルズ / ベストやねん


結局なんだかんだ言うてきましたが「トータス松本と結婚したい」ということです。ウルフルズは最高。言葉なんていらねぇ!

番外編(カリフォルニア特集)

● カリフォルニアのプレイリスト


アメリカのカリフォルニア(気候の良い海辺の街)に行ってみたすぎて、カリフォルニア関係の曲だけを集めたプレイリストを作りました。曲順としては、カリフォルニアの夢を見て→カリフォルニア気分になり→カリフォルニアに帰って→カリフォルニアで過ごし→ホテルカリフォルニアに宿泊→カリフォルニアを後にする、という流れになってます。ごきげんな曲〜大人な曲のみなので聴きやすい感じになっております。

それでは、長々とお読みいただきありがとうございました。どれも個人的に好きな作品だけをピックアップしたので、読者の皆さま方にもお気に入りの音楽が見つかれば嬉しいです。記事を面白いなと思ったら、スキ(♡マーク)を押していただけると励みになります!


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