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日常に必要なお金の知識⑤貯金ペースが分かる計算式(2)


前回に引き続き、将来設計に役立つ計算式を2つ紹介します。

今回は「定期積立」に関するものです。

定期積立すると、将来いくらになるのか?

年初よりオルカンやS&Pなどの「つみたて枠NISA」が話題になりましたが、みなさんは活用されていますか?

今回1つ目に紹介するのは、「定期積立すると、将来いくらになるのか?」を計算する式です。

例えば、
「NISAのつみたて投資枠に毎年12万円を積立て、それが年利3%で運用された場合に10年後はいくらになっているのか?」
という時に活用できます。

もちいるのは「年金終価係数」という値で、該当する年数と利率の枠になる数字を掛けるだけです。⇩

今回であれば、年利3%で10年なので「11.464」になります。
式:120,000x11.464=1,375,680円
これが10年後の額になります。

△年後に◯円必要な場合、いくら定期積立すればよいか?

つぎは、「いつまでに、いくら必要」ということが決まっているけど、「毎年(毎月)の積立額をいくらにすればよいか知りたい」場合に活躍する計算式です。

例えば、
「6年後までに100万円貯めるために、年利3%の運用をするのなら、毎年いくら積み立てればよいかを知りたい」
という時に活用できます。

もちいるのは「減債基金係数」という値で、該当する年数と利率の枠になる数字を掛けるだけです。⇩

今回であれば、年利3%で6年後なので「0.155」になります。
式:1,000,000x0.155=155,000円(毎年)
155,000-12=12,917円(毎月)


毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。

たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。

これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。

ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。

それではまた

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