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懐かしい記憶

ー続・バレンタインといちご大福

バレンタインデー(2月14日)のプレゼントとして、父、母にもらったいちご大福。餅の中に餡とイチゴを包み込んだこの和菓子で思い出すことは多い。例えば、みかん大福。いつどこで食べたかは忘れたが、いちご大福が美味しいのだからと、随分期待して食べた覚えがある。また、奥さんと一緒にいちご大福づくりに挑み、得体の知れない"モノ"を生み出した思い出も。こうした遠く懐かしい記憶をあらためて思い起こさせてくれただけでも、いちご大福を食べた甲斐がある。両親に感謝したい。

関連リンク(連載「バレンタインといちご大福」):「"禁断の言葉"ーバレンタインといちご大福」/(バレンタインデー関連):「ノスタルジー

みかん大福

正直なところ、記憶にあるみかん大福の味は、いちご大福にやや劣る。事前に期待を膨らませ過ぎたのかもしれないが、覚えているのはみずみずしさに過ぎるという感想。とはいえ、インターネットを見る限り、芸能人に絶賛されていたりレシピを広く一般に紹介されていたりなどする。いちご大福に劣るという見方は、あくまで個人の好みの問題なのだろう。

他方、驚いたことに果物を使った大福は、いちご大福やみかん大福だけにとどまらず、かなりバリエーションがあるようだ。ほかにも、栗大福、ぶどう大福、ピーチ大福、メロン大福、ブルーベリー大福、柿大福など。実に面白い。果てはトマト大福もあるという。トマトは果物かという疑問はさておき、話のネタにもなりそうなので、全部試食して比べてみたい。

チャレンジ

奥さんと一緒にいちご大福に似た"何か"をつくったのは、もう数年前のことになる。両親からイチゴをもらったので、いちご大福をつくろうという流れになった。発案者はたぶん奥さん。果物をもらって、そのまま食べずにひと手間加え、菓子にして食べようという発想は個人的にない。そのままが一番。水洗いしてすぐに食べる派だ。

スーパーで買ってきた白玉粉や小豆を調理して生地などをつくり、洗ったイチゴを包む。ただ出来上がったのは、水分で餅がドロドロになったいちご大福らしき"モノ"。捨てるのも勿体無いので、夫婦揃って「うひゃ」とか「おひょ」とか、言葉にならない叫び声を上げながら、口に無理矢理押し込む。「失敗は成功の母」というが、それにも限度があることを学んだ。

いろんな記憶が蘇って楽しい。バレンタインといちご大福のおかげだ。

(写真:両親にもらったいちご大福でいろんな記憶が蘇る。バレンタインといちご大福、それに父と母にも感謝=りす作成)

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