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CFOのDebt(借入)の考え方:Debtを100%使ってまで事業を伸ばすことを考えない、Debtを効率的に使えるからこそ事業が伸びる

スタートアップでDebtを実行している企業は多いです。
ただしDebtをEquItyと同じで考えで、資金を見ていることもまた多いです。

お金に色はない、のでDebtまたはEquityで資金調達しても資金としては
変わりはないため同じに見てしまうのは理解できます。

Debtの効率的な資金活用とは何かということは、
Debtを実行してもDebtの資金をあてにしない事業推進が
必要だということです。
そもそもEquityでの資金調達を実施した場合には、
Equityのみの事業計画となっているはずです。


Equityでの資金調達時に策定した事業計画通りにいくように
資金を活用していくことが必要です。

それが、Equityでの資金調達後に、
・資金が集められるだけあった方がいい
・Debtもあったほうがいい
・事業計画に不安がある
・もっと資金を投下したい箇所がある
というような理由でDebtを実行し、
Equityでの資金調達時に策定した事業計画と中に資金が組み込まれれている
ような資金活用になることが多いです。


これでは、すでにEquityでの資金調達時に策定した事業計画が
相当甘かったというようなことを暗に示していることになります。



Debtの活用は、大きく3点
・次回資金調達ラウンドの手前で事業を伸ばしたいポイントがある場合
・次回資金調達が思うように進まない場合のランウェイ伸ばし
・当初の事業計画通りにいかなかった場合の別施策
として、資金は別管理して保持しておくことが良いです。


資金効率の観点からDebtを事業へ投下していくことは、
スタートアップで事業自体が黒字になっていないのであれば、
上記のような3点を忘れずに資金管理をしていかなくてはいけません。


もちろん黒字であり、Debtしている利子以上に利益があがるのであれば、
積極的にDebtでも事業資金として活用していくことが必要になります。

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