資金調達のための証明とは言うけれど、仮説の設定を明確にしていることも証明する以上に大事だということ

資金調達のラウンドを重ねるごとに証明をしているのか、
みたいな文言が飛び交うことになる。

証明とは、PMFであったり、事業進捗(=売上UP、KPI UPなど)を
していることもある。


ただ証明と言うからには、もともとの仮説があったのではないか。
この仮説をしっかり定義しているから、証明されたわけであり、
証明と言えるとだということになる。





PMFや事業進捗がシードやアーリーステージであっても
結果としては良くも悪くも出てくる。
確かに良い方に振れたりすることもあるので、
その時に、必ず投資家に言われるのが、
その証明はマルチプルに展開できるのか
ということ。


行き当たりばったりで実行し、結果が出ても
単体ではもちろん良い結果が出てくる。
そのために事業を実行しているのだから。


ただ例えば、ホリゾンタルSaaSの場合、他の業界にも展開できるのか
といった質問には、ウッとなってしまうのであれば、
それは証明はされていない。


だからこそ、初めから未来予想図としての仮説を作り込んでおくだ。
計画通り(仮説通り)にもなっているなら
投資家側の見立ても変わってくる。


売上はすべてを癒す、とも言う、そのために事業進捗は
何よりも大切だが、
何が悪かったのかを振り返る材料としても、
仮説は時に事業進捗よりも大事になることを認識しておきたい。

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