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リカバリーは「細胞レベル」から…..。

「疲労」は日常生活では上手く付き合っていかなければならない重要なテーマ。

身体的ストレスも精神的ストレスも辛い😥

朝、起きようとしても、なかなか起きれなかったり、
日中に感じやすい倦怠感や眠気…..
集中力や意欲な行動を低下させてしまうこの「疲労」。
だけど、この「疲労」は大事な生体サイン。
「痛み」「発熱」と並んで「疲労」は三大生体アラームとも呼ばれる。

疲労」…..
身体中の細胞が酸化し、自律神経のバランスが崩れて、
活動能力の低下」が見られること。

脳、筋肉、免疫機能….どれにしても細胞が一生懸命に働くときに、
「酸素を使ってエネルギーを取り入れる」必要がある。
その際、酸素の一部は活性酸素に変換されて、手近な細胞を傷つける。

[酸化の仕組み]
①傷ついた細胞を修復するにはさらにエネルギーが必要になるが、疲労に至ると、そのエネルギーが充分に作れず細胞障害が残る。
②そうなると、免疫細胞がこれを感知してサイトカインという生理活性物質を作り出す。
③その結果、倦怠感や意欲の低下、炎症による発熱や痛みが生じる

だけど、人が生きていく上で、酸化からは免れない。
この疲労への対処は、適切な休息が必要。

そこで、ヒント、その(1)。
それは….

「HSP」“ヒートショックプロテイン“

ヒトの身体はストレスでダメージを受けると、本来そこからリカバリーする回復力を持っている。
その回復を細胞レベルで行う機能の一つが、HSP
HSPとは、熱などのストレスにさらされると細胞で合成されるタンパク質群のこと。
その仕組みは、筋肉、血管、酵素、免疫を担う抗体などはタンパク質でできている。そして、HSP はストレスで傷ついたタンパク質に寄り添って癒し、
立ち直る手助けをしている。
HSPにはいろいろ種類があるが、疲労回復に関わるのは、「HSP70」。
タンパク質の中でリカバリー作用がもっとも高い。
疲労回復には質の高い眠りが不可欠だが、それにも作用する。

それならば、HSPを増やすには、どうしたら良いか?

「適温のお風呂に長めに入ること」。
40℃のお湯に20分低度、入浴するとHSP70が有意に増える。
血行促進に加えて、HSP効果が期待できる。

「サウナ」でもHSP増は可能。
・70度のドライサウナに4分以上入る。
あるいは、
・40度のウェットサウナに10分程度入る。

(注意)
・お風呂、サウナともにから出たらすぐ服を着て保温をする。
深部体温が38度の状態が続くとヒートショックプロテインは増えるため、
身体を冷やさないようにする。
・常温または暖かい水分をとる.
体温を下げないため、冷たい飲み物は避ける。
・決して無理をしない。
入る時間や「毎日取り組もう」などと無理しない。
推奨頻度は週2〜3回程度。

HSP70には、浅い眠りや睡眠リズムの乱れを整える作用も期待できる。
疲労には細胞レベルからアプローチを続けることが大事だと思う。




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