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【詩】夜明けのバラード

夜明けの星が
一つづつ消えてゆく

二人の切なくて
甘い記憶のように

群青色の
空が明るくなると

夢から目覚めた
私を不安にする


涙より
辛さより 

信じたくない今を変える
方法(すべ)があれば
いいのに


沈黙の闇の海で
ささやく夜光虫

通じ合えない
ときが流れて

私を
苦しめる

私を
追い詰める

運命に
逆らって

もう一度
抱き合ってみたい 

初めてのように 


あなたにとって
私って何だったのだろう

なんて
思ってしまうよ


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