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なんでダイニングバーで福祉の人がイベントするの?

6月から、駅の近くにあるダイニングバーをお借りして、毎月福祉のイベントを開催しています。少なくとも1年間は毎月行っていく予定です。
 
 
福祉の見せる化、とか福祉のエンタメ化、みたいな話を今までもさせていただいていたんですが、なんでそんなことをする必要があるんだ、という話です。
 
 
僕はよく「福祉と社会が分断されている」という話をするんですが、その背景にあるものって、福祉とか支援、というものが「見えない」ものだったり「知らない」ものだったりすることによって、一般の方にとってあまりに身近ではないことによるものなんだと思います。
 
 
福祉業界があまり発信というのが得意ではない、というのももちろんあると思うんですが、それだけじゃなく、福祉や支援というのが「事業者と当事者及びその周囲の人」の間でのみ行われているものである、という構造的な問題もあると思うんです。
 
 
業界内で感じている課題感とか危機感みたいなものを声にして訴えていく、ということも必要なアクションだと思うんですが、それでも「自分ごと」ではない人にとっては正直その訴えというのは耳に入りにくいんじゃないか、耳に入れようと思いにくいんじゃないか、という気がするんですね。
ちょっとメッセージ性が強すぎるというか語気が強すぎる感じになってしまうというか。
 
 
もちろんそれも必要ですが、訴えるとか伝える、という届け方だけじゃなく、「伝わる」みたいな届け方も必要なんじゃないかと思うんです。
 
 
目に入るところにある、とか、福祉とは意識していなくても「面白そう」が入り口になるみたいな届け方の方が入りやすい人もいると思うんですね。
 
 
だから施設の中や囲われた研修室とかでやるんじゃなく、あえてオープンな場所でやることに意味があると思っていて、ちょっとエンタメ感がある方がさわりやすいものになるんじゃないか、と思うようになったワケです。
それがつまり「福祉の見せる化」とか「エンタメ化」という表現につながっていった経緯です。
 
 
そしてこうした活動を行っている中で改めて感じるのは「福祉を掘り下げていこうと思えば思うほど、福祉から離れていくことが必要になる」という感覚です。




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