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正しいプロテインの選び方

プロテインを飲むとムキムキになる。

そんな事を言う人は、今の時代さすがにもういないだろう。

そもそも、プロテインを飲むだけでムキムキになるとしたら、今頃世の中はムキムキだらけ・・・

巷に広がる情報はいつも、『○○そう』とか、『○○らしいよ』といった確信ではない曖昧なものがうわさで広がり、どこかイメージで世の中が動かされているといっても過言ではない。


そんな中で、ようやく日本でもプロテインの正しい認識が広がり、トレーニングや運動をしている人はもちろん、していない人でも、肌や爪や髪といった美容のためにと、毎日欠かさずプロテインを飲んでいる人も増えている。

そうなってくると、これはビジネスチャンスと当然食品メーカーもどんどん参入し、プロテインの数(供給)がどんどん増え、どのスーパーにも何種類もプロテインが陳列されているという状態になってきた。

最近では、トレーニング業界でもMEOといって、ジムオリジナルのプロテインも簡単に作れるようになった。

市場や業界が盛り上がる事は良い事だが、ここで問題が発生する。


『プロテインが良いのは分かったけど、一体何を選んだらいいの?』

という疑問だ。。。

という事で、今回は正しいプロテインの選び方を紹介します。


~ほとんどがアウト!?正しいプロテインの選び方~


私の感覚では、これから紹介する基準でプロテインを選ぶと、日本の市場の95%のプロテインがアウトです。

ただ、その判断基準はとてもシンプルです。

『そのプロテインは毎日飲み続けても、カラダにとって安全かどうか』

選ぶポイントはこれです。

どういうことでしょうか?

プロテインも食べ物(飲み物)なので、あなたのカラダになる材料です。

つまり、その質が良いのかどうか、安全なのかどうか、プロテインの原材料が重要になってきますよね?

ホエイ(乳清)プロテインなら、その牛さんのエサや飼育環境など。

ソイ(大豆)プロテインなら、農薬やその大豆の栽培環境など。

ここにどれだけ安全性があるかという所がポイントとなってきます。

細かい成分の配合や吸収率などは、その後についてくるもので、毎日摂るようなものは、あなたの将来の健康の事を考えて、安全性を第一に考える事をおススメします。


では、ホエイプロテイン、ソイプロテイン(植物性プロテイン)それぞれの選び方をご紹介します。


~ホエイプロテインの正しい選び方~


【 グラスフェッド 】

ホエイプロテインを選ぶ場合は、グラスフェッド・プロテインを選びましょう!

グラスフェッドとは、畜産の飼育方法の名称で、牧草飼育されているという意味です。

通常、乳業用の牛は牛舎の狭い囲いの中で穀物肥育がエサに育てられ、脂肪を蓄えさせられながら、ひたすら乳を絞り出されています。

これは動物である牛にとってはものすごいストレスで、その牛から絞られる牛乳(乳清)にも、その影響はあると言われています。

そこで、グラスフェッドという本来の牛の姿である、大自然の中で生活しながら、牧草を食べながら育てる事で、牛にストレスを与えません。

こうして育てられた牧草飼育の牛から摂れる牛乳(乳清)には、先ほどのようなストレスはありません。

ビジネスになると、どうしても利益の為に安くたくさん作れるようにと製造側の都合で作られてしまいますが、食品は、良いものも悪いものも私たちのカラダになります。

購入者がリテラシーを高めて、自分を守っていかなくてはなりません。

だからこそ、人のカラダを一番に考えられた、グラスフェッドにこだわって作ってくれたプロテインや乳製品があるのです。

ホエイプロテインを選ぶ際は、このグラスフェッドと書かれたプロテインであるかどうか、を基準に選ぶと安心です。

製造に手間がかかる分、多少コストはしますが、あなたの将来の健康と天秤にかけて判断してみて下さい。


~ソイプロテインの選び方~


さて、それではソイプロテイン(植物性プロテイン)はどうでしょうか?

こちらも、先ほどのグラスフェッドと同じ考え方で、そのソイ(大豆)や原材料である植物の安全性や生産方法が、基準になります。

完全オーガニック(有機)農法

このような記載があれば完璧です。

つまり、農薬や化学肥料を一切使わないで育てられた大豆や植物を、原材料で作ってくれているプロテインであるかどうか。

これをチェックしてください。

知っている人は知っているように、農薬に関してはかなり大きな問題にもなっておりますので、製造メーカーのこだわりなどを見ながら、大豆の安全性はしっかりとチェックして下さい。


~まとめ~

いかがでしたか?

グラスフェッドのホエイプロテイン
完全オーガニックの植物性プロテイン

これでプロテイン探してみると、ほとんどのプロテインが脱落します!

つまり、私たちのカラダになるもの、という意味で本当にこだわって作ってくれるメーカーは少ない!という事です。

逆に言えば、世の中はビジネス社会でもあります。

利益を上げる為には、なるべく安く大量生産できた方が会社的には良いです。

例えば1㎏2千円台のプロテインや、よく割引セールなどをやっているプロテインを見ると、私の場合は逆に怖くて買えません。

だから、私からのメッセージは、
安いプロテインを基準にして買うのはできるだけやめて、少しだけ高くても、安全性の高いプロテインを選ぶようにしてほしいです。

毎日摂るもので、私たちのカラダは作られています。

将来のあなたの健康の為にも、口に入れるものにはこだわっていきましょう!

プロテインを飲むことは、ボディメイク、健康の為にはとても良い事です。

そこにせっかくなら、もうワンランクこだわりとクオリティを上げて、健康ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?


東京・自由が丘で10年目
パーソナルトレーニングジム
HEARTBODY代表 江川陽介


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