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【自分が作りたい世界】


【世界をもっとカラフルに】



カラフルにとは?

「目に見えないモノ」を「目に見えるカタチ」にして、相手の「心・感情」を動かしてドキドキワクワクさせる。


具体的に、

「思い出」「思考」「想い」の目に見えないモノを「何かしらのカタチ」に表現できたら、感動が生まれてその先に世界がもっとカラフルになるのでは?と思ってこれにした。


その理由は

今までの人生の中で一番「心」が動いた時が
「目に見えるモノ」が全て無くなった時だから。



自分の過去


自分は小さい時から
母親に怒られて育ってきた。



「このおもちゃが欲しい!」「こっちに行きたい!」
たくさん言いたいことを言ったが、ほとんど意見は通らなかった。
母親が見ている視野から外に出ると叱って元に戻そうとしていたのだと思う。
自分はそれだけわんぱくな少年だったのかも知れない。



母親の目を引きたかった。
ずっと褒めて欲しかった。



そして「目に見えるモノ」に強く価値を感じるようになった。


「おもちゃ」
「テストの点数」
「クラスでの人気順位」
「ハーレー」


これらは誰から見ても価値の大きさが同じ。



誰よりも目立ちたかった。
母親の目を引けると思ったから。
そうすれば褒めてくれることを知っていたから。



そして、それから少しずつ「感情を押し殺す」ようになった。
「1位になれた!嬉しい!」よりも「テストの点数を上げるためには?」「友達よりも上に立つには?」と考えるようになった。
行動するためには「感情」に左右されない方が効率良いと自分で感じた。スピード感があって、すぐに行動に移せられると思うからだ。



高校も大学も自分軸で決めていない。
どちらも「母親に喜んでもらうため」の他人軸だった。



そして、大学に入って初めて自分軸で大きな決断をした。



「世界一周」だ。当時、目的や目標は無かった。
決断した理由は「決断力」をつけたかったから。
これからの自分の人生を「自分軸で決断すること」に自信が無かった。


そして2018年8月15日。
アフリカで強盗に遭った。
車の中で黒人4人が襲いかかってきてナイフを出された。
生まれて初めて「あ、これ死ぬわ」と思ったと同時にたくさんの「記憶」がフラッシュバックした。
最初に「後悔した記憶」
次に「楽しかった記憶」だ。


後悔した記憶のほとんどは「他人軸で決断したこと」だった。
逆に楽しかった記憶は全て世界一周中に「自分で決断したこと」だった。


強盗に遭うまで「思い出」という記憶はお土産と写真として「カタチ」で残っていた。
だが、パスポート以外の荷物を全て盗まれた。



この瞬間、今までにないぐらい自分の心が動いた。
感情なんて必要ないと思っていたけど、自然と動いてた。



全てが無くなって「今までの自分の旅は何だったのだろうか。」と思った。
それだけ自分は「目に見えるモノ」に寄りすがってた。



だが、モノが無くなっても「記憶」として自分の頭の中に残っている。
これを誰かに伝えたいと強く思った。たくさんの素晴らしい体験をしたから。



そして、帰国後友達に1人旅の良さを全力で伝えた。
お土産や写真の「目に見えるモノ」が無くても、話をしてると自然と気持ちが高ぶっていた。そして、熱意込めて伝えると相手に伝わった。



すると相手の心が動いて、実際に世界に出て行った人もいる。



自分の感情が相手に伝わった瞬間、初めて「幸せやなぁ」と実感したと同時に「目に見えない感情って大切やな」と思った。


「自分にも感情ってあったんやな」


当たり前だが「感情」は一人一人違う。
それが「みんな持ってて自分も持ってる」と初めて認められた瞬間だった。



そして、自分は「目に見えないモノ」をどうにかして「目に見えるカタチ」にすることをしたいと思うようになった。それで「同じ感情」を共有することができるなら。




思い出・考え・想い・志の「見えないモノ・感情」ってとても大事だ。
それが相手に見える形で伝わったらもっともっと世界はカラフルになるんじゃないのかなと思う。


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