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人生を切り開く仕事から、人生の終焉を支える仕事へ

皆様こんばんは、yasuchinです。今回は「#わたしの転職体験」の作品募集で投稿したいと思います。

今まで、

など、これまでの仕事を題材にした投稿をお読みになられた方もいらっしゃるかもしれません。(お読みなっていない方はよろしければ…)

これまでも、何度かお話してきた私の仕事についてのお話ですが、今回は「#わたしの転職体験」というお題だけに「転職」という視点から、あらためてお話したいと思います。

◆転職を振り返る

私は大学を卒業し、東京都内で約12年間、中学受験専門の進学塾の講師として勤めました。なぜ塾の講師だったか… それは単純に地元の教員採用試験に受からなかったから…(泣) そもそも私は大学で高等学校の地理・歴史の教員免許を取得し、日本史の教員になるべく、教員採用試験を受けました。しかしながら、その年は県内でたった採用人数2人…の超ハードル高すぎの狭き門で受かるはずもなく… 一旦は釣具屋の営業職も試みましたが続かず、どうしても「先生」と呼ばれる仕事に就きたかったので、最も人の多い東京なら「先生」のニーズも多かろうと上京した次第です。

未開の土地東京で公務員としての「先生」は流石に難しく、「塾の先生」という仕事を選びました。

塾講師としての仕事の責任や葛藤、甘い考え、喜び、難しさなどはこれまでの記事をお読み頂きたいのですが、この仕事を12年勤めた後、私は地元に戻り、次は「介護・福祉」の仕事へと舵を切ります。

どうして「介護・福祉」?と思われる方もいらっしゃると思います。

きっかけは、私の結婚でした。結婚を機に私はこれまでの「塾講師」の仕事を辞め地元に帰ることを決意しました。

「何で仕事を辞める必要があるの??」「今まで積み上げてきたキャリアはいいの??」色々思われる方もいらっしゃるでしょう。

結婚したとはいえ、妻には「塾講師」として勤める私のいる東京には出ていけない事情がありました。それは、私と結婚する数年前より、妻の父(義父)は難病により24時間の介護を要す状態でとなっていたからです。妻は義母と一緒に24時間、義父の身の回りのお手伝いをしなくてはなりません。結婚したから夫の傍に行く、それはできない状況でした。ならば、私が地元に帰ろうと決意したわけです。

ここで皆様には誤解を招かないようにはっきりとお話をしておきたいことがあります。

それは、私が「塾講師」の仕事を辞めて地元に帰ったことは、決して仕方なくではないということです。むしろ望んで帰郷しました。私が結婚を決意したのは、義父を支える妻の献身的な姿に心を魅かれたからです。そして、帰郷し新たな仕事を探すのにあたり、「介護・福祉」業界を選んだのも、そんな妻の少しでも役にたてないだろうか?という考えからでした。

ここまで聞くと「なんていい話~!」とか「美談だあ~」と感心される方もいらっしゃるかもしれませんが、実際、そんな良い話ではありません。妻の役に立ちたいという気持ちは間違いなく本物ではありますが、「介護・福祉」に対して偏見を持っていたり、楽な仕事だろうから楽勝~!とナメてかかっていたのも事実です。←それで痛い目を見たのも事実です…詳細は…

をぜひご覧ください。(また宣伝かよ…)

さて、そうやって私は現在「介護・福祉」の世界に飛び込み、つい先日ちょうど10年を迎えました。介護現場で8年、ケアマネとして2年、そして今、ケアマネ3年目、「介護・福祉」の世界11年目に突入しています。

「転職」して10年続いたという目線でみれば、転職大成功~!!なのでしょうか??

◆「人」を相手に、見えない商品を提供する仕事

現在の仕事に就いたころ、周りから

「なんで介護の仕事に就いた?」「また先生をすればいいのに…もったいない…」

といった言葉が聞かれました。ご承知の通り「介護・福祉」の業界は給料が安くて、人手不足、汚いものを時に扱い、変則的でキツイ、といった見方が現在も少なからずあることは否めません。

地方の田舎故に中学受験という土壌は狭いですし、塾の先生のニーズも都会に比べればかなり少ないです。何より妻の役に立つことが目的でしたから、今の仕事にはそれ程抵抗はありませんでした。

介護をナメていたところはお恥ずかしい限りですが、「人」を相手にする仕事としては「塾の講師」も「介護・福祉」も似たところがあるかもしれないと直感したのかもしれません。

塾の講師は生徒に授業を提供します。介護は利用者に介護サービスを提供します。

どちらも形があるものでなく、その時その時で良くも悪くもなるかもしれない、言わばナマモノです。

その時その時をいつも大事に相手に合わせて関わっていく、うまくいったり、いかなかったり…

だから、仕事に面白さがある!

私は「転職」をしても実は同じ傾向の職種に自然と引き込まれたのかもしれません。

◆360°の「転職」は「天職」に!?

小学生を相手に中学受験合格を勝ち取るために授業を展開することは、子ども達の人生を切り開くことでした。

介護の仕事は高齢の利用者に対し、残り少ないかもしれない人生を最期までその人らしく生活できるように支え、そして、果てはその人の終焉までを支える仕事です。

「転職」と「転」の字を書きますが、私にとっては「天」だったかもしれません。なぜなら、「転」がっても結局は360°元に戻ってきたような気がするからです。

子どもと高齢者。相手は違えど、その人に向き合い人生のその時を支える仕事としては同じだと思います。

よく全く畑違いの… と言われますが、育てる作物が違うだけで、私にとっては同じ土をを耕してることに変わりはないように思います。

「転職」は「天職」に!

やや格好つけすぎ?(「」カッコつけすぎ?)

明日からまた頑張りましょう!

それでは、また

#わたしの転職体験

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