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証券口座を開くならどこがいいの?店舗型金融機関とネット証券の比較編

「証券会社って店舗型からネット証券まで色々あるけど、結局どこで口座開設するのがいいの?」というのは悩みどころの一つだと思います。

問題ありません!知ってる会社の口座を片っ端から契約していきましょう!


…というのは冗談で、複数口座を開設することを否定はしませんが、管理のしやすさから考えて、基本的には証券口座は一つか二つに絞る方が良いのではと思います。NISA口座で一つ、その他で一つとか。

NISAを利用する場合、NISA口座は一人につき一つしか開設できません。だから例えば野村證券とSBI証券の両方にNISA口座を持つことはルール違反になるのです。NISA口座は証券会社でなくても、例えば銀行でも開設できますが、やはり三菱UFJ銀行と楽天証券の両方にNISA口座を持つということはできません。

それを踏まえたうえで、まずは店舗型の金融機関(例えば三菱UFJ銀行、三井住友銀行、大和証券など)と、ネット証券(例えばSBI証券、楽天証券、松井証
券など)のどちらが良いかを考えてみたいと思います。

結論を申し上げると、ネット証券一択です。


店舗型のメリットとしては、店舗があるので何か分からないことがあったときに相談がしやすいことです。

しかしながら、果たして店舗の相談相手があなたにとってベストな選択肢を提示してくれるでしょうか…。

店舗であなたの相談相手となるのはその金融機関の営業担当の人です。そして営業担当の人の目的は、顧客にとってベストな商品を提示することではなく、手数料を稼ぐことになります。ここで言う手数料とは、投資信託の運用時にかかる手数料や、株の売買手数料のことです。証券会社の営業担当者の中には、かつて野村證券が「ノルマ證券」と揶揄されていたように毎日過酷なノルマに追われている人もいます。ノルマを達成するために、所構わず手段を問わず営業攻勢を仕掛けているのです。

もちろん、全ての営業担当の人が顧客から手数料を巻き上げることを目的に動いているわけではありません。中には顧客のために親身になって相談に乗ってくれる営業マンもいるでしょう。しかしながら、ノルマ達成のために顧客に劣悪な商品を勧める営業マンがいることも事実なのです。そしてそのような営業マンにとって、何も分からないで店舗に相談にやってくるあなたはカモ同然なのです。

この本を読むと、証券営業マンのすさまじさが分かります。

またYoutubeに「俺たち天下のゆとりーマン」というチャンネルがありますが、証券だけでなくメガバンクの回も似たようなものです。



店舗型の悪口ばかり書きましたが、もちろんメリットもあります。新規上場銘柄の取扱数が多いことや、TOBの取り扱いでは規模の大きい店舗型証券に一日の長があります。


対してネット証券の場合、店舗が無いので基本的に自分で調べながら手続きを進めていくことになりますし、当然銘柄選びも誰かの言う通りに買うのではなく、自分で調べて判断して買うことになります。

一見難しそうに思えますが、手続きの進め方はきちんと説明が書かれているため意外と難しいことはありませんし、困ったらチャットや電話で問い合わせをすることもできます。
また例えば投資信託を購入する場合、今の時代ネットで検索すれば良さげな商品を知ることができますし、ネット証券のホームページにも人気の投資信託のランキングが出ています。鵜呑みにして良いかはともかく…。

そのほかネット証券のメリットとしては、

・購入できる投資信託の数が店舗型に比べて圧倒的に多い
・売買手数料が安い
・Vポイントや楽天ポイントなど、ポイントを貯めたりポイントで投資信託
 を買える
・営業電話が少ない(少なくとも私には10年近くかかってきたことはありませ
 ん。現在も記録継続中です。)

といった点が挙げられます。

ちなみに私は最初三菱UFJ銀行でNISA口座を開設しましたが、その後ネット証券のメリットに気づいてNISA口座をSBI証券に変更しました。

対面でのアドバイスが貰えないことや、インターネットに不慣れな方は不安に思われるかもしれませんが、その不安を乗り越えるだけのメリットがネット証券にはあります。是非とも挑戦してみてください!

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