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会って話して感じることがだいじ【#25マッチングサイトリポート】

前回予告したとおり、古巣のマッチングサイトで半年以上前にチャットしていた方と再び遭遇し会うことになりました。

↑ここで“ブラピ”と記した方です。ルックスよりも内面がたいせつとはいえ、どうでもいいわけではありません。アラ還ともなればだれしも加齢により心身ともに急速に老人化して行く時期でもあり、自分磨きをしている方と無頓着な方との差は歴然です。

そんな中で彼のプロフィール写真はひときわ輝いていました。ところが、彼はビデオチャットを提案したわたしに対して返事をくれなかったので、きっとまたインチキか、一夜を楽しむために女性アサリをしているのか、はたまたジゴロか?と、勝手にイメージを膨らませていました。

実際にプロフィール画像どおりブラピみたいか確かめられなかったことが心残りでした。

Daveさんは面会以前に、権威ある団体のCEOであることやキャリアをすべて知らせてきており、ググれば彼の情報もすぐに出るので社会的な信頼を失うような失態をするわけもなく、警戒する要素はみつかりませんでしたが、ブラピのイメージはジゴロ系と想像していたので、警戒レベルをに設定して面会に望みました。

なにしろ、彼はリタイアしているので無職。加えて過去も音楽業界にいたというのですから「信頼できる」情報はどこにも見当たらないのです。それでもプロフィールの写真だけでなく内容もキラッとしていたのでやっぱり気になる!!

人生はすでにじゅうぶんにドラマチックですから、特別なドラマは求めてはいません。ただ、魅力的で、愛情豊かで心優しい、知的で誠実、正直で思いやりがあり、人を気遣うことのできるセクシーな女性とゴルフ、カヌー、キャンプ、スキーボート、ダンス、ビーチでのロマンチックな散歩、夕日を見ながらただ手をつなければうれしいです。

自分の好奇心だけのためにわざわざ往復で200キロを運転する気にはなりませんが、ちょうどデトロイトの用を済ませて帰るときの通り道なのでLet's Try!!です。😁わたしもアクテイブになってきたものだと自分の変貌ぶりにちょっぴり驚いています。

指定されたスポーツバーに向かいました。

金曜日午後2時で、ハッピーアワーは始まっているものの早すぎて人もまばらです。フロントドアから中に入っていいのか迷っていたら、すでに中にいたブラピがわたしに気づいて出てきました。

まんざらプロフィールの写真はインチキではありません。ただ、写真ではスーツをばっちり着こなし身だしなみを意識して撮られている写真ばかりだったのに対して、現れた彼は短パンにTシャツにサンダル履きと超カジュアルでした。ブラピ要素はありますが、格好つけずに来ちゃった感がたっぷりです。とはいえ、わたしもいつもどおりのジーンズ姿です。

はじめまして!!と挨拶してまず座りました。

「この店はあなたのお気に入りバーですか?」

「いいや。駐車場が大きくてわかりやすくて広いからここにしただけさ。自分は白昼から飲むタイプじゃないんだ。ほらっ、だから水飲んでる」と苦笑い。

わたしも車で長距離を帰らないといけないので飲むわけにはいきませんから、ふたりで水とポップコーンでおしゃべりをはじめました。

「毎週金曜はボーリングを楽しんでいるので、今はその帰りなんだ。体を動かすことはだいじだからね。体によくないことは避け、いいことを継続して暮らさないとね」

いわゆる、イケメンなのでプレイボーイ系ジゴロだと決めつけていましたが、一気にまちがっていたことがわかりました。

とってもナチュラルな方で、飾っていない様子です。昔の音楽業界の話、おもしろい時代だったものの燃え尽きてしまったこと。マッチングサイトは、覗いたり去ったりを繰り返しているそうですが、双方がビビッと来る人と出会うことの難しさを語ってくれました。

多くの典型的ミシガン人(中西部出身タイプ)男性とわたしは、ふつう会話が続きません。トピックがフットボールや野球などのスポーツ観戦、ハンティング、釣り、カヤッキングなんてことが多いので、わたしの趣味や興味にはほど遠く会話が噛み合わないのです。

彼とは、意外にも音楽だけでなく、いろんなトピックで会話がはずむことがわかりました。昔は空手や柔道といったマーシャルアートもしていたし、ギタリストとしてだけでなくギターは自作するそうです。DIYは得意なのでリタイアライフの今は友人たちのプロジェクトを手伝っては楽しんでいるとのことです。世界を見るのも好きで旅も好き。イデオロギー的価値観もとても近いことがわかりました。

彼には娘と息子がいるそうですが、初対面のわたしに、家族間の“ドラマ”も語りだしました。なるほど、プロフィールで「人生はすでにドラマチック」と記しただけのことはあります。

会話が途切れることなくあっというまに2時間過ぎました。

ブラピ度を確かめたくて面会したのですが、「ミシガン人にしては珍しくおもしろい人じゃん」という印象です。

帰りぎわに彼が乗り込んだ車は、真っ赤なクラシックスポーツカーのコンバーチブルでした。

「自分で改造して作ったんだ」とにっこり。

元ミュージシャンで燃え尽きたブラピ顔のおじさんは、リタイアライフを謳歌しているようです。魅力的なおじさんだと思いました。恋愛関係はさておき友だちになりたい!!

帰り際にお互いに楽しかったねで、一致して電話番号を交換しました。勝手にわたしがブラピと呼んでいる彼の名はDanさんです。

男女問わず、わたしの残りの人生を楽しくしてくれる交友関係はあっていい。恋愛抜きにしても友だちはいていいんじゃない?と思い始めています。(ダメかしら?)

Grebeさんも、Daveさんも、Danさんもみんな素敵な人たちなので友だちキープでございます。😄

さてさて、わたしの王子さま探しは続く。
次にもっとスゴイ人が現れますよ。乞うご期待!!😂





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