ほわ

山で出会う景色や生き物たちに惹かれて、山に登っては写真を撮っています。北海道の山が大好…

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山で出会う景色や生き物たちに惹かれて、山に登っては写真を撮っています。北海道の山が大好きであることが高じ帯広市でクマスプレーの販売とレンタルをはじめます。山への案内とあわせて紹介できればと思っています。

記事一覧

回想ー2023大雪山(後編)

2023年シーズンの大雪山も本当に楽しかった。今シーズンの振り返りやたくさんの動物たちとの出会いのエピソードなどの回想の後編です。 大雪山に登ることができるのは6月…

ほわ
2日前
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回想ー2023大雪山(前編)

2023年シーズンの大雪山も本当に楽しかった。今シーズンの振り返りやたくさんの動物たちとの出会いのエピソードなどを回想します。 大雪山に登ることができるのは6月中旬…

ほわ
4日前
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クマスプレーのレンタルサービスをはじめます in 帯広

北海道の登山を通じてクマスプレーは必須アイテムであると実感した経験やレンタルサービスをはじめた経緯の話になります。 ■はじめに”クマスプレー”をご存じですか? …

ほわ
12日前
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ナキウサギの詩-恋の季節-

日本では北海道だけに住むナキウサギ(エゾナキウサギ)。 その住処の1つの大雪山で彼らに会って感じたままを記します。 頂上直下の岩の上でじっと空を見つめている姿は…

ほわ
1か月前
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大雪日和 -冬から春の風景-

時季や時間で移り変わる大雪山系の景色。今回は、厳冬期の大雪山の様子と6月の風景を紹介します。 一年の約半分は氷雪に閉ざされる大雪山。 厳冬期は、近づく機会が極端…

ほわ
1か月前
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大雪小径 -高嶺の目覚め-

高山植物に会いたくて登った大雪山。いつしか、この広大な自然とそこに暮らす生き物たちに魅了され一番好きな山になっていました。これまでに大雪山で出会った花は80種類を…

ほわ
1か月前
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大雪ガイド -帯広空港~登山口-

北海道の大雪山に魅せられ、ここ数年は年に4ー5回程度登り、山の中で15日ほど過ごしています。トータルで50回は登っていると思うので最近では日常生活のように都内から向…

ほわ
1か月前
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大雪山記-ヒグマとの出会い-

はじめに 2023年は熊による被害がほぼ全国でクローズアップされた年ですが、その兆候は大雪山の登山を通じて感じていました。そのため2023年は6月から10月のシーズン中…

ほわ
2か月前
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回想ー2023大雪山(後編)

回想ー2023大雪山(後編)

2023年シーズンの大雪山も本当に楽しかった。今シーズンの振り返りやたくさんの動物たちとの出会いのエピソードなどの回想の後編です。

大雪山に登ることができるのは6月中旬から10月初旬。今シーズンは、白雲避難小屋が7~8月に一時閉鎖されたこともあるが、5回登り、計8泊大雪山で過ごした。今シーズン最後の大雪山は10月9日。下山後、帯広空港に向かう運転中に今シーズンを振り返る。

小さなエゾナキウサギ

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回想ー2023大雪山(前編)

回想ー2023大雪山(前編)

2023年シーズンの大雪山も本当に楽しかった。今シーズンの振り返りやたくさんの動物たちとの出会いのエピソードなどを回想します。

大雪山に登ることができるのは6月中旬から10月初旬。今シーズンは、白雲避難小屋が7~8月に一時閉鎖されたこともあるが、5回登り、計8泊大雪山で過ごした。今シーズン最後の大雪山は10月9日。
下山後、帯広空港に向かう運転中に今シーズンを振り返る。

今シーズン最後の大雪山

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クマスプレーのレンタルサービスをはじめます in 帯広

クマスプレーのレンタルサービスをはじめます in 帯広

北海道の登山を通じてクマスプレーは必須アイテムであると実感した経験やレンタルサービスをはじめた経緯の話になります。

■はじめに”クマスプレー”をご存じですか?

クマスプレーとは、クマが迫ってきた際にクマの顔(特に目鼻口)をめがけて噴射し、撃退することを目的にした携帯用のスプレーです。熊撃退スプレーあるいはベアスプレーともいいます(※)。強力な催涙スプレーのようなもので、毒性はありません。

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ナキウサギの詩-恋の季節-

ナキウサギの詩-恋の季節-

日本では北海道だけに住むナキウサギ(エゾナキウサギ)。
その住処の1つの大雪山で彼らに会って感じたままを記します。

頂上直下の岩の上でじっと空を見つめている姿は神秘的でもある。
何を見、何をにおい、何を感じているのか。
いつも考えてしまう。
今もはじめて感じたときと変わらない。
彼らに毎年会うようになって7年が経つ。

再 会風もなく穏やかな朝。
前年と同じ岩場の斜面に向かう。
好きな人に会うの

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大雪日和 -冬から春の風景-

大雪日和 -冬から春の風景-

時季や時間で移り変わる大雪山系の景色。今回は、厳冬期の大雪山の様子と6月の風景を紹介します。

一年の約半分は氷雪に閉ざされる大雪山。
厳冬期は、近づく機会が極端に限られる。
最高峰の旭岳の標高は2,291mであるが、本州の3,000m級の山と同様の環境ともいわれている。ただ天候に配慮し、十分な装備で登れば、心を揺さぶられる光景に出会える場所である。

『大雪日和』では、これまで出会った大雪山の景

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大雪小径 -高嶺の目覚め-

大雪小径 -高嶺の目覚め-

高山植物に会いたくて登った大雪山。いつしか、この広大な自然とそこに暮らす生き物たちに魅了され一番好きな山になっていました。これまでに大雪山で出会った花は80種類を超えます。
『大雪小径』では、大雪山系の山々を廻る登山道(小径=こみち)で出会った高山植物を私の目線(経験)で紹介します。

一年の約半分は氷雪に閉ざされる大雪山。それでも春は確実にやってきます。雪が溶け、地表が現れると同時に息を潜めてい

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大雪ガイド -帯広空港~登山口-

大雪ガイド -帯広空港~登山口-

北海道の大雪山に魅せられ、ここ数年は年に4ー5回程度登り、山の中で15日ほど過ごしています。トータルで50回は登っていると思うので最近では日常生活のように都内から向かっています。

ただはじめは、どこの登山口が登りやすいのか、山開きはいつなのか、交通機関と所要時間はどうなのかなど悩み調べていました。この時間も楽しみではありますが、大雪山に登りたいと思っている方の不安を少しでも和らげるお手伝いができ

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大雪山記-ヒグマとの出会い-

大雪山記-ヒグマとの出会い-


はじめに 2023年は熊による被害がほぼ全国でクローズアップされた年ですが、その兆候は大雪山の登山を通じて感じていました。そのため2023年は6月から10月のシーズン中を通してクマスプレー(※注釈参照)を携行して大雪山には登りしました。

 2016年までは日帰りで登っていましたが、2017年からは山小屋やテント場で年間15日ほど過ごしています。2018年シーズンまではヒグマの存在を気にすること

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