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錯覚を科学する教養番組

今回は多分番宣になります

今回の記事は、放送大学の専門科目「錯覚の科学('20)」の紹介です↓

かくいう私はこの科目の前身である「錯覚の科学('14)」を履修したのですが、当時も中々秀逸な番組でした。これが2020年度に全面改訂されたのが、本科目になります。

内容はガッツリの認知心理学

構成は以下の15回です。 

1.錯覚への招待
2.視覚の錯覚 見ることは考えること
3.錯視の世界を体験する
4.知覚心理学と絵画芸術の接点
5.視覚芸術と錯覚
6.記憶の錯覚 人の記憶は確実なのか
7.思考の錯覚と認知バイアス
8.ヒューリスティックと行動経済学
9.自己の一貫性と正当化が引き起こす錯覚
10.身近な情報の錯覚
11.錯覚の光と影 エンターテインメントと悪質商法
12.原因と結果をめぐる錯覚
13.科学的思考と錯覚
14.自己の錯覚
15.錯覚とメタ認知 錯覚とよいつきあいを築くために

まずは知覚における錯覚を取り上げ、記憶、思考、認知バイアス、ヒューリスティック、悪質商法、疑似科学、メタ認知、クリティカルシンキングとつながる15コマです。

この科目の最大の特徴は、テレビ授業の利点をフル活用したロケ&動く"錯覚"を立体的に学ぶことができるシリーズということに尽きるでしょう。

印刷教材を見ながら、テレビ授業を視聴して理解を深める、王道のスタイルとなります。

一番のネックは…

この科目との付き合い方には2種類あると思います。

①単位を取る場合
②単位はいらないから楽しみたい場合

私は①だったわけですが、試験は舐めてかかると痛い目に遭います。さすがに「錯覚」の試験ですから、うっかりすると痛いところを突かれます。

②の場合は、できれば印刷教材を片手に気楽にご覧ください。それだけでも、十分知的好奇心が満たされると思います。

あと、この記事を書いている7/25時点で、放送大学は現在、夏期学習期間(7/15〜9/30)になっており、通常の放送枠ではありません。次学期履修したい科目を探ったり、これまでの科目の復習ができる期間です。

なんと、来月8/31 19:30から9/8にかけて、BS232チャンネルで15回放送されます。

興味が沸いた方はぜひご覧ください。

もしかすると、錯覚から新しいことが見つかるかもしれませんよ。(了)

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