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歌と音楽について

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俳優で歌手の山野靖博が、歌や音楽について考えて書いた記事をまとめてあります。無料です。
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#歌

音のかたち、と、雄弁な余白。

僕は歌うことが好きだけど、あの人のようには歌えない。 僕は表現することが好きだけど、あの…

歌の先生が「大きな声で!」と言ってはいけない7つの理由。

きっとみなさんも経験があることでしょう。 卒業式の合唱練習のときに先生から「もっと大きな…

【ミュージカル!な読み物】 「ユニゾン」という奇跡。

ここ2〜3年ほど、ミュージカルの現場にたずさわることが多いです。自分が出演者であることがメ…

「当たり前」と「イレギュラー」を見つける

楽譜を読むってのは、じつはとっても複雑な作業です。 「だよねだよね!ドレミ読むのって、す…

古典作品を現代に置き換えることについて考えてみた

こんなインタビュー記事を読みました。 日生劇場によるオペラシリーズの、2018年度プロダクシ…

エロくてエモいあの和音

ジャージーボーイズ、本日のマチネで12公演が終了。 全国ツアー含めた全体のうちの25%ぐらい…

命を扱う仕事。

「クレイジージャーニー」という番組が大好きなのです。 で、その「クレイジージャーニー」でこのあいだ、花屋でフラワーアーティストの東信さんの特集回があったのです。 いちど、なにかの別の番組で東さんのドキュメンタリーをやっていて、「なんだこの人、尖ってる!ぶっ飛んでる!やばい!」と思ってから、けっこう僕の中で印象的な人物として残ってるのですが、 やっぱりあらためて見てもやばかったです。 いちばん痺れたのはアレンジメントを作るにしても、「美しく枯れさせる」ことを見据えている

「もしもそうじゃなかったら」を考える

すでに誰かが書いた台本なり楽譜なりを元に表現をスタートさせる僕ら再現芸術家は、ともすれば…

毎日ゲームをプレイしている。

それほどたくさんではないですが、それなりにテレビゲームをやってた幼少期でした。 親に買い…

自然、と、自然らしさ

さいきんは、日本庭園についての本を読んでました。 日本庭園のかたちが完成してきた歴史や、…

イメージから脱却する

ミュージカルやオペラの曲を歌うとき。 趣味の範囲で歌うのであれば、自由に、好きなように歌…

山野靖博&川島茂デュオライブ Vol.4

今日は昼に、ソロライブの告知をしたのですが 11月には川島茂さんとのデュオライブのスケジ…

山野靖博ソロライブ Vol.9 開催決定!

とっても暑いですねー!!!! 僕は室内で仕事してることが多いのでなんとか元気にやっていま…

「音楽はわからないので・・・」の切なさ

音楽についての話題になったりすると 「わたし、音楽はわからなくて・・・」 っていう人が相当数いるのです。そういう人やそういう場面に出会うたびに僕はとっても切なくなるし、悲しくなる。 「音楽は好きですか?」と聞いたときの返答が「わたしは音楽は嫌いです」なのであれば、そうかー嫌いなんだなーなんで嫌いなんだろうなー、とすんなり受け入れることができる。 けれど、「音楽好きですか?」と聞いたときに「いやー、音楽はわかんなくてー」と答えられると、音楽ってわかる必要あったっけ・・・