柳川魁(やながわ・かい)

中国ウォッチャー・国際政治学者 Noteでの記事執筆をはじめました。 あまりニュース…

柳川魁(やながわ・かい)

中国ウォッチャー・国際政治学者 Noteでの記事執筆をはじめました。 あまりニュースメディアで取り上げられないマニアックネタを取り上げていきたいと思っています。

最近の記事

【中国動向】やっちまったね!おじいちゃん・眞子様の結婚よりも中国で注目されたのは老人の南京大虐殺石碑への立ちション!

眞子様の御結婚が日本でのメディアを賑わせているが、この報道について中国でも関心が持たれており、多くの人が注目している。百度でクリックされた眞子様関連のワードは392万回と中国でも関心の高さを窺わせるものだった。 しかし、検索ワードで眞子様ご結婚関係は11位であり、1位の新型コロナウイルス新規陽性者35人とというニュースの498万回には100万回及ばなかった。 8位にランクインしたニュースはなんとある老人が南京大虐殺の石碑に立ちションベンをしたというものだった。クリック回数

    • 【中国動向】孟晩舟氏の帰国を仰々しく中継

      カナダから帰国した孟晩舟女史の帰国を中国は仰々しく中継中(21:50) 

      • 【中国動向観察】中国共産党設立100周年式典を開催:欧米式の民主主義と訣別か?・毛沢東復古主義的な「西朝鮮」への道

          6月28日、中国共産党建党100周年まであと3日となったこの日。中国政府、共産党は建党100周年を祝う「偉大な征程」と題する歌劇の式典を盛大に開催した。   この盛大な歌劇の上演はいったいなんなのか。中国ではこうした革命を讃える催し物はことある度に行われてきたが、28日に開催されたものは史上最大と言ってもいいだろう。しかし、日本人の多くからするとこれはまさにニュースで見る北朝鮮のマスゲームに他ならない。  中国の体制を批判的に見ている人の間で中国を「西朝鮮」と皮肉る言

        • 【中国を巡る地政学】印軍が対中作戦で国境地域に兵士5万人増強

           インドの国防相が中国との国境付近のラダック地区を3日間にわたって視察しているが、このほどインド軍がその国境付近に5万人の兵士を増強させたとの報道が出ており、インドの中国に対する姿勢に変化が現れているとの見方が出ている。   ブルームバーグの報道によると、過去数ヶ月でインドは陸軍部隊と空軍の戦闘機中隊を3つの中国との国境地域に展開しており、情報筋によると、インドは約20万もの部隊を中印国境に展開しており、これは昨年から40%増会しているという。インド軍司令部やモディ首相の報

        【中国動向】やっちまったね!おじいちゃん・眞子様の結婚よりも中国で注目されたのは老人の南京大虐殺石碑への立ちション!

          【中国動向観察】鳳凰衛視総裁が米加州豪邸を売却へ・FenixTV創設者劉長楽氏退任

           22日に行われた香港の鳳凰衛視の役員会議で創設者でトップの劉長楽氏の完全退任が決まったという。彼は同時にアメリカカリフォルニア州のサンガブリエル地区に保有する豪邸を売却することにしたという。売値は760万ドル(報道は元と書いてあるが、1億円ということはあり得ないだろう)で売り出し中とのことだ。  今年70歳になる劉長楽氏は長年中国メディアで最も影響力のある人物の一人とされ、自分で創設した鳳凰衛視(フェニックステレビ)のCEO兼董事長を務めてきた。しかし今年に入り変化が起き

          【中国動向観察】鳳凰衛視総裁が米加州豪邸を売却へ・FenixTV創設者劉長楽氏退任

          【中国動向観察】中国から逃亡する情報部員相次ぐ?・亡命富豪の郭文貴氏が暴露

           米国に実質的な亡命状況にある富豪の郭文貴氏が22日、自身のYoutubeで衝撃的な話を暴露した。彼はかねてより中国の内部情報を色々な形でリークしており、そうした情報はかつては仲が良かったトランプ前大統領の首席戦略官だったスティーブ・バノン氏と共有され、ポンペオ国務長官をはじめとするトランプ政権の中枢にもシェアされていたとみられる。彼は元々国家安全部の馬建副部長と緊密で彼から内部文書を含むいろいろな情報提供を受けていたようだ。馬副部長は5年前に逮捕されてしまったが、彼はその財

          【中国動向観察】中国から逃亡する情報部員相次ぐ?・亡命富豪の郭文貴氏が暴露

          【中国動向観察】ある老党史研究家の死・体制内で気骨ある批判を続けた辛子陵氏

           中国国内が共産党建党100周年を前に盛大な祝賀式典を行おうとしているまさにその直前の6月20日の晩、中国のある伝記作家で党史研究家の老人が逝去した。その名は辛子陵。中国の体制内党史研究家で中国の闇、毛沢東による民衆迫害の歴史を訴え続けた気骨ある歴史家だった。軍事科学院という軍のシンクタンクの出版社社長も勤めた経験もあり解放軍内部の事情にも通じていた。  毛沢東の秘書も務め、晩年は毛沢東にとどまらず、習近平をも批判していた李鋭氏とも仲が良かった辛氏の逝去は、数少なくなった中

          【中国動向観察】ある老党史研究家の死・体制内で気骨ある批判を続けた辛子陵氏

          【中国動向観察】「国安部副部長の逃亡はガセだ」中国側が再び間接的「証拠」を提示・董副部長はいまだ健在?

           20日にここで伝えた中国の国家安全部の董経緯副部長の米国への逃亡説。一度中国政府が安全部内の座談会に彼が出席し、スパイ事件への対策を指示したと伝えたが、再び中国は彼に関する情報を間接的に披露した。  中国の警察庁である公安部のサイトが23日に掲載された記事によると、22から23日にかけて上海協力機構(SCO)メンバー国の国家安全保障会議事務局長(秘書)の第16回会議が開かれ、その会議に董経緯副部長が出席したというのだ。 「彼はまだ中国国内で業務を担当しており、逃亡説はガ

          【中国動向観察】「国安部副部長の逃亡はガセだ」中国側が再び間接的「証拠」を提示・董副部長はいまだ健在?

          【中国動向観察】中国の「お姫様」結婚へ?:6月28日説とカップル写真がSNSで拡散

          5月末のツイッターですが、結婚説は6月末の話。ちょっと古くて恐縮です。  中国のファーストレデイである彭麗媛女史に詳しく著書もある中国人作家「老燈」氏は5月末に自身のTwitterにネットで拾った写真を投稿するとともに、このカップルが6月28日に結婚するとつぶやいた。  いやいやいや、瓜二つでしょう。。。今までネットで流れたどの写真よりも実物っぽいと思ったのは私だけか。7月1日の建党100周年を前にヤルネ!まさに天安門での建党式典は実はあなたたちへの結婚の号砲!    

          【中国動向観察】中国の「お姫様」結婚へ?:6月28日説とカップル写真がSNSで拡散

          【中国動向観察】陳薇女史「新型コロナワクチンは2月26日製造開始」←「えっ1ヶ月で作ったワクチン?」:蔓延前から製造着手説

            中国軍のウイルス研究者陳薇女史の動画TIKTOKがバズっている。女史がその年の2月26日にワクチン製造を開始したと自ら主張しているのだ。中国政府が武漢市を封鎖したのが1月23日。わずか1ヶ月でワクチンを作り出したことになる。にわかに信じがたいこの動画をシェアする。  なんか自分で火をつけた火災現場に真っ先に駆けつけた消防士が消火自慢をしているようにしか見えないのだが。。。。狂気を感じる

          【中国動向観察】陳薇女史「新型コロナワクチンは2月26日製造開始」←「えっ1ヶ月で作ったワクチン?」:蔓延前から製造着手説

          【中国動向観察】新型コロナの漏洩を暴露:突然報道された国安部副部長の消息を巡りざわつく華僑メディア・逃亡説が濃厚に!‼︎

            中国の治安政法部門を統括する中央政法委員会の公式Wechatアカウント「中央政法委長安剣」は18日、中国の秘密警察のトップである国家安全部の次官にあたる董経緯副部長が同日午前に座談会を開き、4月26日に施行された「反スパイ安全防範工作規定」を貫徹し、反スパイ工作の配備をしっかりしろと指示をしたと伝えた。          董経緯国家安全部副部長と見られる人物  この記事ををめぐって中国共産党の御用媒体と一線を画す華僑メディアがざわついている。自分も極めて異常な報道だと

          【中国動向観察】新型コロナの漏洩を暴露:突然報道された国安部副部長の消息を巡りざわつく華僑メディア・逃亡説が濃厚に!‼︎

          【中国動向観察】「武漢流出説」の解説・日本テレビ「深層News」(6月4日放送)

           久しぶりの投稿です。本業が忙しいので投稿が滞っていましたが興味深いニュース解説を見たので紹介します。  やっと出てきたかという感じの「武漢流出説」です。トランプの陰謀論という感じで日本でも際物、陰謀説などの見方が強かったですが、やっと米国で報道され始めそれを基に日本でも伝えられ始めました。  番組では神田学国語大学の興梠教授などの専門家が中国専門家としてオーソドックスな解説をされていますが、この番組では米国側の報道内容が多く、「武漢流出説」側の情報が圧倒的に少ないですね

          【中国動向観察】「武漢流出説」の解説・日本テレビ「深層News」(6月4日放送)

          【中国動向観察】習近平氏の肥満を案じる米メディア:「指導者として太りすぎ?」

           中国に比較的辛辣な記事を配信し続けているニュースメディア・ワシントンフリービーコンは21日、「中国の習近平国家主席は指導するには太り過ぎでは?」と題する記事を掲載し、習主席の健康を案じた。  ワシントンフリービーコンの「調査」によると、習主席はすでに世界で最も肥満の指導者となったという。記事は大阪サミットの際の指導者たちの写真を掲載し、お腹の大きさを比べている。  記事はこれでもかというほど幾つか写真を掲載して金正恩氏やトランプ前大統領とも体格を比較しているが、習主席が

          【中国動向観察】習近平氏の肥満を案じる米メディア:「指導者として太りすぎ?」

          【中国動向観察】李克強首相の美人すぎる通訳が外交部通訳局副局長昇格・張璐さん

           中国の美人すぎる通訳、第二弾。  中国のネットニュース澎湃新聞は23日、中国外交部のサイトの通訳局(翻訳司)の情報のところで、張璐副局長の名前を発見したと伝えた。これによって胡錦濤、温家宝、李克強という指導者たちの通訳を務めた張璐女史が昇進したことがわかる。  張さんはこれまでその美貌から注目されたことがあり、2014年には張さんは1977年生まれで外交学院の国際法学部の1996年入学で、ロンドンの大学でも外交学を学んだことがあり、修士号を取得していると新華社通信により

          【中国動向観察】李克強首相の美人すぎる通訳が外交部通訳局副局長昇格・張璐さん

          【中国動向観察】博鰲アジアフォーラム出席の世界の政財界要人リスト一覧

           南シナ海における中国の玄関口である海南島(省)で4日間にわたって開催された博鰲アジアフォーラムが21日閉幕した。同フォーラムには世界で新型コロナ感染が蔓延しているにもかかわらず、一部ネットでの参加も少なくなかったものの、政財界から多くの参加者があった。日本からはもちろん元首相の福田康夫氏の名前もある。米国からはサマーズ元財務長官や、ポールソン元財務長官の名前もある。  そこでここでは中国語表記で恐縮だが参加政財界要人リストを公開しておく。日本からも数人の参加があった模様だ

          【中国動向観察】博鰲アジアフォーラム出席の世界の政財界要人リスト一覧

          【中国動向観察】習近平激怒⁉︎:習娘の個人情報をネットに晒し、少年重罰、懲役14年!

           いやはや。中国のタブー中のタブーは正にこれだと分かる事件が起きた。正直この件はかなり早い時期から知っていたが、やめたほうがいいかなあと思い書いていなかった。  中国版ウィキリークスとでもいうべき、「悪俗維基(EsuWiki)に習近平の娘さんと奥さんの個人情報を貼り付けたとして24人の若者が逮捕され、23日第二審が行われた。  裁判所は元々の求刑を維持し、牛騰宇くんに懲役14年の禁固刑が下された。広東省茂名市茂南区の裁判所でくだされた判決だが、牛くんの家族や弁護士の出廷は

          【中国動向観察】習近平激怒⁉︎:習娘の個人情報をネットに晒し、少年重罰、懲役14年!