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悩み抜いて選んだなら、自信を持ってプレゼントしよう。

わたしは優柔不断な人間だ。

そして、決断を他人任せにしてしまうことが多い。

以前noteで書いたこの本によれば、わたしの意思決定タイプは「依存的スタイル」だろう。

【依存的スタイル】
他人の意見に耳を傾け、意思決定をしていくタイプ。
難しい選択ほど、人任せにしてしまう傾向がある。

そんなわたしも、係長となり数人の部下を持つようになってから、部下からの相談に即断即決ができるようになってきた。

そこに関しては少しばかり成長できているんじゃないかなぁと思う。

でも、即断即決ができているのも、今の仕事に経験があったから。

慣れていないことや、無知な領域に関しては、どうしても悩む。悩みまくる。

その最たる例が、お世話になった人へのプレゼントだ。

今の部署に、2月末で辞めてしまう方がいる。

その方は18年間を務めたベテラン女性職員だ。

多くの職員が、その方にお世話になっている。

なので、過去に同じ部署に勤めたことのある者に対し有志を募り、プレゼントを贈ることにした。

多くの方にご賛同いただき、2万円近くもお金が集まった。

さて、何をプレゼントしようか。

悩みに悩む。

悩むだけで時間はどんどん過ぎていく。

そろそろ後がなくなってきたと感じ、頭から湯気が出るほど悩んで決めた案を持って、上司に相談した。

プレゼントは、タンブラーとハンカチ、それから花束。

タンブラーに関しては、その方がお酒好きということで選択した。

上司にはまずまずの感触であったが、タンブラー2個セットの方がいいんじゃないか、と提案してくれた。旦那さんの分と合わせて2人分。

うーん、予算もあるし、2個セットならばもう一度練り直す必要がある。

一旦持ち帰り、今度は妻に相談してみた。

すると、こう提案された。

・全部物じゃなくて、商品券の方がいいんじゃないか
・わたしなら物をもらうよりも商品券の方が嬉しい


おおぅ、商品券…

調べたところ、商品券は熨斗に包めば失礼にはあたらないとのこと。

この線もあるのか。

そこで、商品券あり、なしプランを3つ揃え、職場のみんなに意見を聞いてみた。

大半が無反応だった。

先日意見を伺った上司は反応してくださり、
「商品券はちょっと味気ないから、やっぱり無しプランの方がいいんじゃない」
とのこと。

もっと他からの意見が欲しかったんだけどなぁ。

でも、いい。もう迷わない。

一番最初に考えた自分のプランでいこう。

人は選択肢が多いと判断力が鈍り、迷う。

迷いに迷い、別の可能性を考えたあげく、結局いつもと同じものを選んでしまう。

浪費したのは時間だけ。

これを「選択回避の法則」と呼ぶらしい。


今回の場合も、結局は自分の考えた最初のプランに戻っただけ。

時間はかなり浪費した。

でも、それでいい。

悩んで、人に相談して、また悩んで、自分が信じた最初のプランにたどり着いたんだから。

もう後悔はしていない。

だから、自信を持ってプレゼントしよう。

ありがとう、お世話になりました、という気持ちを込めて。

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