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映画『花腐し』


https://youtu.be/ZKygdvz5ZZc?si=ZX8_LnsKOMaQREh_


今日は、とある映画の話をしようと思う。最後までちゃんと話せるかは、些か疑問なんですけども。とりあえずやってみようかなって思います。では、とてつもなく。よろしくお願いしますね。はい。

11月12日。荒井晴彦監督作品。映画『花腐し』を観た。
原作は、第123回芥川賞に輝いた松浦寿輝さんによる同名小説。『Wの悲劇』などを手掛けた脚本家の一人である荒井晴彦が、数多く賞を受賞した『火口のふたり』に続く自身4作目の監督作品として選んだ本作で、ピンク映画界の斜陽という原作にないモチーフを脚本に取り入れ、映画作家としての超訳に挑んだ。
主人公・栩谷(くたに)に綾野剛さん、相対する伊関に柄本佑さん、ふたりとの奇縁を結ぶ女優・祥子に、さとうほなみさんが、それぞれ扮し、ふたりの男とひとりの女が織りなす、切なくも純粋な愛の物語が誕生した。

出典元 映画花腐し公式X

~あらすじ~斜陽の一途にあるピンク映画業界。栩谷は監督だが、もう5年も映画を撮れていない。梅雨のある日、栩谷は大家から、とあるアパートの住人への立ち退き交渉を頼まれる。その男・伊関は、かつてシナリオを書いていた。映画を夢見たふたりの男の人生は、ある女優との奇縁によって交錯していく。

正直、難しかった。分からないという事に非常に興奮した。分からないということは、自分の知っている範囲のことでは、共感できないけど。それが、私にとってはとても興奮する。知っている共感に興味はない。知らない共感に興味がある。知らないけど面白いと面白いと思えるものに興味がある。そういう共感がほしい。うん。

出典元 映画花腐し公式X

ピンク映画。正直あんまり観たことはないんだけど。。。。。。。と思っているだけで、観ていた映画がピンク映画とは気づかずに観ていた可能性も無きにしもあらずですが(笑)。私が、自覚した上でのピンク映画は二本である。その当時好きだったAV女優の方が主演だった。正直なことを言ってしまうと、合わない。疲れてしまう(笑)濡れ場があるのは別に良いんだけどね。あんまりに唐突すぎるとアカンかった(笑)ただ、合う合わないは別として。そういう世界感というのは、映画館で経験してみないと分からないので。当時好きだった彼女には感謝したい。きっと彼女を好きにならなかったらピンク映画を映画館で、わざわざ観なかったと思うのでね。中々そういうのがないと、映画館で観る機会もないので。機会はあるか。自ら足を運ぼうとしないと思うので私自身。だから、観れて良かったなと感じています。

出典元 映画花腐し公式X

男ふたりが話すというのは、まるで奇妙である。少し可笑しげでもある。なんか、女々しくも感じる。ただ、話しているだけなのに、何故か面白い。話している内容も何もかも何故か他人事にも聞こえてくるしな。なんなんだろうね?あの感じ。なんだろうな。お酒・女・男・セックス・映画・お金。なんか生々しいね。(笑)あぁ、生々しい映画なんだったわ。日頃も思うんだけども。昔の彼女のことを美談の様に、引き出しの様に話すのはどうしてなんだろうかね。女を代表して言うわけではないけど。女っけもないので私は。あくまで私は、という意味で言うけど。昔付き合ってた人の事なんて、思い出すことはない。名前も思い出せない人とか、顔も思い出せない人さえいるし。うん。なんか、そういう意味では、人によるのかもしれないけど、男の人のが昔の恋人の話をする印象があるんだよね私。まぁ、私は語り継がれるほどの女ではないので、私の話は出てこないと思いますが。出てくるとしたら『全く尽くさない女』だろうな。知らんけど。私の話はどうでも良くてね。

『良い女だったよな』

って何か付に落ちるようで落ちないような落ちるような。うん。分かるようで分からないようで。どうなんでしょうか。『良い女』って。どういう事を指しているんでしょうかね。
容姿が良い女?性格の良い女?それは自分の思い通りにいく女(嫉妬?)?自分より仕事やプライベートが上手くいってない女?自分にだけ優しい女?色気のある性欲が同じくらいある女?キリがないか。この辺にしときましょう。

出典元 映画花腐し公式X

なんか、付におちません。私の思い描く『良い女』は、こんなに都合のいい女ではないのですよ。でも、そういう女が可愛いのは分かるよ。わかるよ。でも、そんなのは少しばかり嫌じゃないですか。美談にされてしまったら。その場で口にしないのは、良いけど。少しでも、それを表してくれたら何かあったのかもしれないのになって思うのですよ。主人公の様に、寡黙で何を考えているのか分からない人も、魅力的だけどもね。それが、時に誤解を招くんですよね。難しいですねほんとに。面白いですけどもねエンタメ的には。あくまでもエンタメ的には。(笑)でも、『良い女』って何?この映画観てからずっっっっっっっと考えてる。でも、全然分からない。単語的なものは出てくるんだけど。客観的にとか。主観的に考えてもわからない。でも、やっぱりここでいう『良い女』って思い出の中の綺麗な部分の事柄じゃないですかね。そういうことですよね?違うか。どうなの?。分からないけども。

出典元 映画花腐し公式X

雨と女って相性が非常に良いと私は思っている。こういう昭和ロマンみたいな物語には特に雨と女というのは相性が良いんじゃないかなと。哀愁が増しますしね。それに、雨という事柄を使うことで、次のきっかけに行きやすくなりますし。それに映画に出てくる、雨と女は凄く好き。この映画にも雨のシーンがとても多い。素敵だった。雨は、女の人の様なコロコロ感情が変わる心模様を分かりやく具現化してくれているようです。悲しい時や。憎しみがある時。嬉しい時。楽しい時。怒っている時とか色々ありますが。そういうのが表れている瞬間がとても美しく感じる。勿論、この映画もそうで、自分をさらけ出しているようでさらけ出されていない様な部分が。それによって消えていったものとか、腐りかけているものとかを雨が加速させているようだった。いや、雨で流しているのかな。女の部分とか。男の部分とかを。流して楽になるもんでもない気もするけれど。でも、人間て少しの時間だとしても現実から逃れたいって思う時ってあるじゃないですか。だから、そういう意味では流しているという表現は合っている気がするわ。うん。それにその部分が女の正直な部分に似てる。まっすぐで、時に分かりづらいという所がね。好きですねほんと。はい。

出典元 映画花腐し公式X

映画『花腐し』。本当に良かったです。腹立つ部分も確かにあったんだけどもね。でも、腹立つ。という事があったという事は、心が動いたんだと思います。何も感じない映画はつまらないですから。だから、良かったです。キャストの皆さんも凄く良かったですし、綾野剛さん、柄本佑さんの事をやっぱり大好きなんだなと再確認できました。結局ふたりのオタクなんですよね。素敵でした。観れて良かったです。はい。

出典元 映画花腐し公式X

ありがとうございました!!!

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