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『ドンデンガエシEXPO』/出展作家インタビュー①小野久留美

こんにちは!YOMAFIG.です。本日は10月16日(月)〜18日(水)の3日間、浅草公会堂にて開催されるドンデンガエシEXPOのギャラリースペースに作品を出展してくださる小野久留美さんに「なぜこのイベントに参加したのか」「EXPOに向けてどのような作品を制作中なのか」を伺ってみました!

小野久留美
栃木県生まれ。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズファインアート学部卒業。自然の摂理である「変化」と、物事を永遠に留めておきたいという人間の「保存」に対する渇望の可視化に興味を持ち制作を続けている。「写真を土に埋める」という手法で制作することで、流転する世界の一場面を留めたはずの写真は土中の水分や菌類などによってその姿を変えていく。

  
 

参加を決めたのは・・・


ー小野さんはどうしてこの「伝統芸能×現代アート」というEXPOにご参加頂けることとなったのでしょうか?


(小野)
純粋に日本の伝統芸能に関心があったことが一番の理由です。
先日も能楽を鑑賞したのですが、言葉遣いや動き、衣装など全てが刺激となりました。また、ただ伝統があるだけではなく「かわいい」「面白い」など、現代にダイレクトに通ずる感覚を古典芸能の節々から見いだすことがで来ました。
作品制作のリサーチという観点も含めて、是非他の伝統芸能も見たい、学びたい!と思っていた最中にこのEXPO出展のお声がけを頂いたので、喜んで参加させて頂きました。

小野さんはYOMAFIG.のSNSで歌舞伎関係の投稿をしていた際に、「関心がある!」とコメント頂きました。そして、我々も小野さんの作品が大好きだったので、今回出展を依頼、ご快諾頂けた、一番初めに出展が決まったアーティストさんです。

 

ー小野さんの作品は、現像した写真を土に埋めて変化させることで完成するという特徴があります。これは「保存と変化」というまさに不易流行さん(※本EXPOの主催者)が伝統芸能に対して目指している価値観とマッチしますね。

(小野)
そうですね。伝統芸能との共通点は多く感じています。例えば、私の作品は植物をモチーフにすることも多いですが、伝統芸能の舞台には松や紅梅、白梅など多く植物が用いられていることにも親近感を覚えました。

EXPOに出展する作品について


ー今回のEXPOにおいては、古典芸能からインスピレーションを受けた新作を制作してくださるとのことでしたが、どのような作品を制作されているのでしょうか?

(小野)
変化と保存という制作テーマは変わらずですが、扱うモチーフを例えば歌舞伎に出てくる植物にするなどを検討しております!

ご来場頂ける皆様へ!


ー今回のEXPOではアートにあまり馴染みのない伝統芸能ファンも多く来場されると思いますが、小野さんの作品をどのように楽しめば良いでしょうか。

(小野)
今回私は、私たちの身近にある植物をモチーフに作品を制作しました。
伝統芸能の中、そして私の作品の細部にも、我々が身近に感じられる物や共通する感覚があると感じています。
ご覧くださる方にも、歌舞伎と作品、鑑賞される方自身の生活の中にある身近な点や共通点を見つけ、それぞれを照らし合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。

小野さんの作品がどう歌舞伎・落語と響き合うのか、そしてその作品をご覧になった方にどのように伝わるのか、とても楽しみです!

 

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また伝統芸能とアートが一堂に会するEXPOにご関心を持ってくださった方はぜひ、こちらから詳細チェックしてみてください!
https://donden-expo.com/

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