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対話3/どうすれば内省できる人が育つのか?


※本記事は対話形式で進んでいきます。
※イ=イト吉、与=与多朗の発話です。
※連想があればぜひコメント下さい!


与:最近さ、noteで「内田樹さんって内省的」
っていう記事を見て。僕もそう思うんだけど、
どうしたら人って内省的になるんだろう?って思って。

イ:ほーう。まず、内省できる人って、
どんな人
だと思う?

与:うーん…
「自分の課題が見えてるか」とか?
自己反省できる人って内省できそう。

イ:そうね。あー…なんか確かに、
自分の課題とか弱みにであった時に、
逃げちゃう人と向き合おうとする人がいる

ような気はするな。
課題っていうか、自分の弱さと向き合えるか
そこが内省できるか否かの分岐点な気もする。

与:逃げちゃう気持ちもわかるけどな…。
向き合える人は、なんで向き合えると思う?

イ:んー、私のイメージだと、
自分の弱さに向き合える人は、
何かほかに後ろ盾がある
ような感じがするな。

与:なにかって、なんでもいいの?
お金とか…あ、自信とか?

イ:うーん、どうだろう。
私個人のイメージだと、
愛?自分のことを愛してくれる人がいるかどうか。

与:あー、それもあるのかなぁ。
僕、個人的には、大学院の研究によって
内省力が培われた感じもする
けどな。

イ:というと?

与:先生に、何回も朱入れられるんだよ。
直しても直しても見直さなきゃいけない
みたいな。
自分のやってることを立ち返って
考え直す経験
が、それでかなり踏めたかも。

イ:あー。私も習字やってた時、先生から朱を
繰り返し入れられた
けど、
”自分はどこか部分的に間違ってるかも”とか
”常に改善の余地はある”みたいな前提が育った
気はするな。

与:朱入れられるのが大事、ってこと?

イ:まあ、自分全体を否定されずに、
部分的に否定して貰う練習
になるのかな?
それでいうと、適度に傷ついて、
その傷を越えてきた経験が内省の土台になる
筋肉をつけるのかも
ね。


与:ちょっと話は飛ぶかもだけど、
プライド激高な人は内省できなさそうだなって
思った。

イ:あ〜〜、いや、飛んでないと思う。
プライド激高の人は、どっか生傷あると思うよ。

与:プライド激高の人って、何の役に立つの?
個人的には厄介だと思っちゃってる。

イ:いや、役に立たない人とかいないから!笑
そうね〜…。芸術家とかじゃないかな?
「俺が最高の◯◯を作るそれ以外認めぬ」
みたいなのって、
プライド激高じゃないとできなくない?

与:たしかに。

イ:他者を介在させない分野だといいかもね。
それで言うと、団体行動とかには向いてなさそう。
うーん。
自分もプライド高い方だと思うんだけど、
プライドってなんで高くなるんだろ?

与:前回の独り言の記事でも書いたんだけど、
負けたことがないからじゃない?

イ:あ〜〜〜。(やや図星)

与:なんか、間違えたことを「いいね!」って
評価されたことがない
んじゃない?
だからうかつに間違えられない、みたいな。

イ:ヒィィ(←優等生タイプ)…そうかも。
失敗した自分が許せない、みたいなね。
自分の中にある要求水準の高さ
みたいのはあるかもなぁ。

与:あ、今思ったんだけど、
害のあるプライドは外向のプライドで、
害のないプライドは内向のプライドかも。

イ:どういうイメージ?

与:外向のプライドは自分の外に矢印が向いてて、
周囲の人と比べてのプライド、みたいな。
内向のプライドは、自分にベクトルが向いてて
自分の外へは出ていかないから、周りに害がない。
昔の自分と比べてのプライド、みたいな。

イ:お〜〜。面白いね。
それでいくと私は、プライドは高いけど、
内向的ではあるかなあ。

与:プライドって、生まれつきなのかな?
それとも後年に直せるのかな?

イ:ん〜〜難しいな。
直感的には、家族関係も要因になってそうだけど…。
うちの家族はプライド高い人多いかも。

与:それで言うと、僕の家系は、
自尊心はあるけど、
プライディ(※1)ではないかな。

イ:若干プライディみかこ(※2)なのよね〜。
いじめられた経験のあるメンバーが多くて。
傷からプライドが育ったところもあるかも?
あ、でも、傷の乗り越え方によって
プライドの色合いは異なってる気もする。

与:どんなふうに?

イ:私の兄弟はいじめ被害に遭ったことあるけど、
おもしろで相手を笑わせることで乗り越えてた。

与:強っっ!!

イ:そやねん。ユーモア対処で敵を抱き込むって、
もう乗り越えてる気がして。傷を超えた人だからか、
変なプライドは全く感じさせない
んだよね。

与:僕んちは、どっちかったらいじめる側だもんなぁ。

イ:まあ、いじめられタイプの人はいないわな。

与:直感的には、傷つける側の方が
プライド高くなりそうな気もするけど
なぁ。


アゴラの鐘『カンカンカーン。今日はお時間で〜す』


※1;「プライドが高い」という意味を形容詞的に示す、
イト吉の造語。二人の間ではよく使われる。
※2;※1の造語を使ってイト吉が言い出した駄洒落。いまのところ
他に使っている人をみたことはない。


本日の対話は、いかがでしたか?
このアゴラ(広場)では、
皆様からのコメントを、つねに大歓迎しています。

記事を読んでの感想や、
連想するところがあれば、なんでも、何度でも、
思いつくままにご発言ください。

それではまた。アゴラーの方と出会える瞬間を
心待ちにしています。


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