なにもしない
朝起きてまた静かに目を閉じる。
次に目を開いた時は
昼になっている。
何もしていないのに
なぜかお腹はすく。
ぼーっと窓の外を見ていたら
ちょうど友人からの連絡で
昼ごはんが決まった。
寝起きで食べるカレーは
真っ赤なネイルくらい刺激的だ。
惹かれる。
食べて帰って
また窓の外をみる。
ただ隣の棟が見えるだけでなにも変わらない景色。
飛んできた虫が網戸に張り付く。
一度離れてまた張り付く。
ずっとただそれをみている。
気がつくと外は暗くなっていた。
また眠っていた。
お腹がすいたと思ったら
また連絡がきた。
何もしていない。
それなのに幸せな日。
ひとりじゃないと気づけた日。
↓
新しいのです。
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