見出し画像

貧困・治安悪化。南米コロンビアを支える階級制度

みなさんコロンビアとお聞きして鮮明なのはロシアW杯でしょう。

まるで、昨日の思い出のかのように日本がコロンビア代表に接戦を制して勝利したことがフラッシュバックされるであろう。

今回のトピックでは南米コロンビアの階級制度について説明したいです。

コロンビアには貧困対策の一環としてエストラト制度を導入しております。エストラト制度はコロンビアは治安や貧困が改善されないことから導入されました。

そもそも階層は(低)1〜6(高)に分類される。6の人は1、5の人は2、4の人は3の階級の人の公共料金を負担するものです。*階級が高いほど負担も大きい。さらに、居住エリアも階級ごとに分けられているため、地域ごとによって治安対策も効率的に行える。

治安や貧困がメインイシューであるコロンビアではこの制度が国会の社会保障制度を支えている。

コロンビアもTPP11に加盟し、グローバル化の波が国内に押し寄せてきている。恩恵もあるが損失もある。世界共通していることだろうが、国内での所得格差はこれから先大きく開く。この政策に秘めている所得再分配制が今後世界から注目される時は近いでしょう。

一方日本でもリーマンショックから顕著に回復しているが、低成長時代真っ只中である。高度経済成長で大きく発展した日本は「一億総中流社会」と呼ばれ普通に働ければ水準の生活を営める世の中であった。しかし先ほど述べたグローバル化によって従来の日本は壊されてきてる。

所得格差は広まり、従来と異なった日本。コロンビアの「エストラト制度」をモデルに所得再分配制度を見直し、構築すべきではないのか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?