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NFTによるデジタルアート革命は100年後に「どのような総称」が潮流として語られるのだろうか?

NFTによってデジタルアート(クリプトアート)「唯一性」という価値が付属されたことでアート市場は大きな動きを見せています。

NFT市場の発展は目覚ましく、価格高騰によるバブル状態にもあり、世界規模で拡大しています。

アート好きの私としては、バブル状態であることや、大量の作品が登場し、その作品の持つ価値については正当に評価されるのが数年後であることは分かっていつつも「この特大級の新たなアートの潮流にリアルタイムで自分がいる」ことに大変興奮をしております。

NFT:NFT(Non-Fungible Tokens=代替不可能なトークン)とは、ブロックチェーンの技術によって生まれたデジタル資産のこと。

相互運用不可能、分割不可能、破壊不可能、検証可能という特徴があり、デジタルコンテンツに「唯一性」を持たせ、「オリジナル」という概念をもたらす。

この時代は「数年後に語られる潮流の黎明期」…かも

インターネットの発展により「一つの特徴・様式・思想・潮流」は起こらず「個の時代」といっても過言ではないほど「個人の持つ精神性や個性」が全面的にフューチャーされた作品が多く見られ、デジタル技術の発展により「従来の現代アートとはまた異なる手法」も見られるようになりました。

さらに日本で生まれ育った独自の「漫画・アニメ」カルチャーが世界へ飛び出し「9番目の芸術ジャンル」としてルーブル美術館により「漫画」が認められ、アートに関する認識や定義、考え方が揺れ動くようなスキャンダルも起こります。

さらに自然災害・社会問題によってアートの持つエネルギーの再評価が起こり、アート教育に関しては後進国と呼ばれている日本でも「アートへの関心」は高まりつつありますが、同時に「アートの難しさ」が如実に現れました。

「何を持ってアートとするのか」が分からなくなるほど「アート」という言葉の定義が揺れだし、「エンタメ・デザイン・クリエイティブ」が数十年前であればアート作品と呼ばれていた可能性があるほど近接してきました。(実際に作品の質は非常に高く、芸術的であるが「アート」と認められていない節もあります)

また、作品を作るノウハウが広く浸透したことで「誰でもある程度の作品を作るポテンシャル」が与えられ、作品が生まれる機会も発信される機会も増加したことで「サブカルチャー」との境目も溶け出して行きました。

デジタル技術の発展により、作品作りも代わり、アトリエがなくてもパソコン1台あれば作品を生み出すことができるようになります。

しかし、デジタルは複製できることから「価値」は低く、かつてのアート作品のような「保有する」価値が存在しないことで、美術館に展示されるような時代を動かすアートはデジタルからは中々生まれにくくなりました。

そんな時代において「NFT」は今までのアートの価値観を根底からひっくり返し大きなパラダイムシフトを起こしました。

新型コロナウイルスの世界的な流行によって「世界規模で生活様式や価値観の変化」が同時で起き、技術の発展による新しい表現手法やニューノーマルによって生まれた芸術活動も起こる可能性があります。。

NFTという新たな動きによって「21世紀を代表するアートの潮流」の黎明期がまさに"今"なのかもしれません。


「デジタル骨董品」「クリエイターへの正当な対価」「芸術の範囲拡大」など大きな変化が起きそう

NFTによって最も面白い動きだと感じたのは「デジタルにおける歴史的価値」をNFT化することで希少性を持たせ「投資対象にする」ということです。

私はこの動きから「デジタル骨董品」という「新しい投資対象の誕生が起きるのではないか?」と大変ワクワクしています。

過去に生まれた歴史を変えたプログラミングやデジタルミーム、映像作品、音楽、テレビゲームや3Dプリンタの設計図などにも「芸術的価値」が付属されるようになります。

今まで「娯楽」とされていたものも将来的に美術館に並ぶようなことがあるのかと思うと胸熱な展開ですし、テレビゲームのプログラマーやアニメーションやイラストの原画担当や作家さんの作品にも希少性がつき、クリエイターが自身の技術を正当な価値で売り出すこともできる可能性もあります。

私は漫画に続いて「アニメ」「フィギュア」「プラモデル」「おもちゃ」「ゲーム」「イラスト」「カードゲーム」「音楽」「映像」「MAD」「デジタルミーム」「二次創作」「漫才・コント」「ドラマ」「ファッション」「工芸品」「家電」も芸術として将来的に美術館に並ぶ日が来ると思っています。(おそらく全てが正当な評価を受けるのは今から100年後とか150年後とかですが)

むしろ、そういった動きが起きなければ多くの優れた作品が「ただの流行」で終わってしまい歴史に残りません。また素晴らしいデザインやクリエイティブが時代の中で全て消えてしまうのは悲しいことです。

芸術とは「すべて崇高なものである」という時代は終わりを告げていて、私たちは「芸術と意識せずに芸術に触れている」世界に生きています。

NFTはデジタルで生まれている多くの作品を「アート」へと昇華し、「芸術としての視点」をもたらし、私たちに多くの気づきを与えてくれる可能性があります。

今はまだ「バブル」のように膨れ上がっている市場ですが、数年後には「一つの潮流」として語られる大きな運動になっているかもしれないと思うとドキドキします。

また、NFTと新しいテクノロジーが組み合わさりまだ見ぬアートが生まれる可能性もあるため、この先の未来が楽しみです。

【パーソナルデータ】
名前:Uto
職業:Webマーケティングコンサルタント/ライター
趣味:サウナ、アート鑑賞、一人旅、音楽Dig
特技:和太鼓

【連絡先】
メールアドレス:yy.edih.xx@gmail.com
Twitter:@hd2OimM


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