記憶の中の母は、 いつもイライラしていて いつも悲しそうで いつも私を否定して睨みつけ いつもわたしの手を、 折れそうなぐらい握りしめる 愛なんてもんはそこには微塵…
夕凪という充足
2022年6月26日 20:11
記憶の中の母は、いつもイライラしていていつも悲しそうでいつも私を否定して睨みつけいつもわたしの手を、折れそうなぐらい握りしめる愛なんてもんはそこには微塵もない。痛くて痛くて、離して と言いたいのにわたしには言えなかったそれはなぜか。少しでも母に優しい目で見て欲しかったから少しでも私の存在を認めて欲しかったからただ、わたしを愛して欲しかったからだけど、握りしめられ