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部下とチームと仲間と@学校現場での理想とは

学校の先生って言ってみればみんなヒラなので、上下関係って基本的にはあまりありません。ですが、最近何かの会話の流れで「はい、ボス」って言われて何だか強烈に違和感を感じたんです。何だろう。働く上での人間関係について考えてみました。

上司と部下とは

転職Hacksによると、上司とは以下の通り、部下はその対極となります。

自分より役目・職位が上の人
年齢や入社時期などは関係がなく、役職が上であれば「上司」にあたる。

転職Hacks https://ten-navi.com/hacks/

「先生に向かってなんてこと言うんだ!」とか、「生徒のくせに!」なんて言う言葉を聞くと、何様だと思ってしまいます。そんなわたしにとって、学校の先生同士で上司と部下というのはとてつもなく違和感があります「上」からの命令を「下」に伝える、と言うことが前提になっているからでしょう。

FaceBook友達に聞いてみた

とある企業の敏腕上司なFさん:私も数年前から嫌で今はチームのメンバーって呼んでいます

仙台の兄さん:代表取乱役とか笑

組織開発にも詳しいKさん:階層組織でなくて、複数プロジェクトをジャグリングするような動きが増えているので、プロジェクト(PJ)、PJ責任者、PJメンバーが結構便利です。あるPJでは責任者だけど、別のPJではメンバーのような感じです。

尊敬する校長先生Tさん:そうなんです!学校で一般教員を部下以外のなんて呼ぶか。学年団ならチームというまとまりでいいけど、それ以上の大きな括りとなると…

本も出されているパラレルキャリアな先生、Fさん:僕は部下って思ったことはないですね。まさにチームって感じでそれぞれの役割を担っているだけという感覚です。そのほうがみんなで楽しく仕事できますね^ ^

研究者のOさん:リーダーとか、メンバーとか、、、

まさに仲間な英語関係、Hさん:仲間、かなぁ、、、

やはり、上司ー部下と言う昭和な感覚はここには見られません。めちゃくちゃ仕事のできる友人たちですが、どちらかと言うとチームという感覚の強い方が多そうです。

チームと仲間の違い

江藤個人にとってはチームと仲間で言うと、オンラインセミナーでいつも集う方々が仲間という感覚が強いです。学校で共に何か共通の目的の達成を目指す集団がチームです。

チームビルディングという言葉があるように、ただの集団ではなくチームは作っていかなければ成立しないものです。同じ目的、同じ目標を共有して成果を求めるのがチームなのです。そして、チームとして成長する必要があります。言ってみれば、ただの集団から仲間、仲間からチームとプロセスを踏んで育っていくわけです。

どんな組織が作りたい?

目的を共有し、3ヶ月後、1年後にどんな状態であるのが理想的なのかを共有した組織が理想です。その過程で、個々人のスキルやマインドも成長すること。それを一定期間ごとに振り返ることができる組織です。

学校ではKPIが問われません。何を達成しなければならないかも不明瞭です。ですが、どんな生徒が育ってほしいのか、学校がどんな状態になって欲しいのかを言語化することは可能です。つい、日々のことに追われて後回しになってしまいますが、大事なのは足元を見つめ、言語化し、先を設定し、共有し、定点観測し、振り返ることです。

さいごに

生徒を見て、若い先生たちを見て、いつも学ぶことばかりだなあと思っています。相手の年齢や立場に関わらず、学ぶ姿勢を貫きたい。その一方で、もしその人たちの不利益になることが生じて守る必要があれば、全力で守ります。自分はそんな立場にあるわけではありませんが、年齢上それが求められることもあるので、肝に銘じて大切な人たちが幸せに生きられる職場にしたいと思います。

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。

https://www.organic-learning.net/


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