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味噌も糞も区別してない2型糖尿病食! これじゃあ治るわけねえな(その2)

前回2型糖尿病の治療の間違いA)について
説明させて頂きました。今回は、間違いB)について説明したいと
思いますが・・・・・。

その前に現在行われている2型糖尿病の治療目標である
「血糖値を下げる」と言う事に関して、
なぜ血糖値を下げなければいけないのかと言う事に関して
考えてみたいと思います。

血糖値を下げる理由の一つがタンパク質の糖化、酸化を防ぐためなんです。
人間の体は、タンパク質で作られ、タンパク質で機能しています。
だから、人体に必要な栄養素だけを考えるとタンパク質と脂質でけで
生きて行けるのです。(共生している腸内細菌を無視すれば・・・)

ところが、ずる賢いサルに過ぎない人間の脳は、甘い物を好んで
食べようとするのです。(糖質中毒)😓
そして過剰に摂取して余った血管の中の糖質(ブドウ糖)が
人間を機能させているタンパク質に結合して(糖化)、タンパク質
本来の働きを妨げるどころか、人体に害のあるタンパク質に
変化させるのです。
次の図を見てください。
タンパク質の糖化と酸化を説明しています。

皆さんは、AGEs(advarnced glycation end products )(終末糖化産物)と
言うタンパク質や脂質に糖がくっついた食べ物、焦げたものをたべるなと
言う事を聞いたことがあるでしょう?
もちろん食べた物でもAGEsは体に入ってきて蓄積しますが、
それよりも血糖値が高いと自分の体の中でAGEsが作られて
体の調子が悪くなると言う事なんです。

糖化の割合を簡単に知る検査が、HbA1cなんですが、
皆んさんには、2型糖尿病の検査ぐらいにしか認識されていない
現状があります。もちろん数値正常化医療をしているお医者さんも
HbA1cが何をみる検査か知らないで治療しています。

(HbA1cは、赤血球のヘモグロビンと言うタンパク質の糖化の
 パーセンテージを示しています)

では、糖化によりどんな不都合が生じる可能性があるのか
理解しやすい例で見ていきましょう。

次の図を見てください。赤血球が糖化されるとどうなるかを
示しています。

糖化の程度が高くなるにつれ、赤血球は凝血し
小さな血管を閉塞しやすくする。

私は、以前より2型糖尿病の患者さんが、脳主幹動脈(脳の大きな血管)の
動脈硬化がそれほどでもないのに、小さな脳梗塞を起こすのか疑問でした。
その理由は、赤血球が凝血し脳の穿通枝のような小さな血管が詰まるのだと
言う事を知り腑に落ちたのです。
次の図を見てください。
小さな脳梗塞(ラクナ梗塞)を説明しています。

糖化して凝血した赤血球が酸素を運べなくなり
穿通枝に詰まってラクナ梗塞を起こしている可能性があります。

もう一つ糖化されることにより、「悪玉」嫌われる可哀そうなタンパク質の
話しをしましょう。それは、LDL(低密度リポタンパク質)です。
LDLは、コレステロールなどの脂質を運搬するタンパク質です。
自分の肝臓で8割作られています。それをLDLコレステロールの数値が
高いだけで悪玉扱いされ、薬(スタチン)により徹底的に下げる治療が
行なわれています。自分の体が作るものを悪玉呼ばわりするのは、
神に対する冒涜です。

だから、コレステロール降下薬(スタチン)を飲まされるといろいろな
副作用が出ます。

次の図を見てください。LDLが過剰な血管内の糖で糖化され
悪いもの(動脈硬化の原因)に変化しているのです。

LDLは糖化されることにより悪玉化している。

体を機能させているタンパク質が過剰な血管内の糖により糖化されることにより、本来の機能を発揮できなくなっているのです。
糖化の程度をみる検査は、HbA1cですが、糖化の程度が低い
(HbA1cが低い)人は、悪玉LDLコレステロールも低いと考えられます。

それを味噌も糞も一緒にして、LDLコレステロールの値が高いだけで
徹底的に下げる治療をしています。
その結果、次の図を見てください。
多くの患者さんがコレステロール降下薬の副作用で苦しんでおられます。

薬の副作用を薬で治療するために、
日本人は世界1薬を内服させられているのです。

以上血糖値が高くて、タンパク質が糖化すると体が上手く機能しなく
なる事はわずか2つの例しか挙げていませんが、ご理解していただけたと
思います。

(他にもまだまだタンパク質が糖化して病気になる例は数多くあります。)

だから、2型糖尿病の専門家の先生が血糖を下げようとする努力は、
認めたいと思います。(方法は、間違っていますが・・・)
では、2型糖尿病の糖尿病食は血糖を下げる食事になっているでしょうか?
糖尿病食の間違いB)について考えてみましょう。

B)脂質、タンパク質、炭水化物(糖質)と
  体の中での働きを区別することなく、全てカロリーで
  評価して低カロリー食を糖尿病食としている。

今はあまり見かけなくなった食品交換表を見てみましょう。

(今も時代遅れのカロリー神話で食事を評価していますから
2型糖尿病の専門家の先生の考え方が良くわかると思います。)

味噌も糞も区別しない食品交換表をみると
血糖が明らかに上昇する炭水化物を800Kcal取れと
指導しています。

驚くでしょう!明らかに食すると血糖の上昇すると最初から
わかりきっているもの(炭水化物)を1日に一番多く取れと
指導しているのです。

炭水化物(糖質)は、必須栄養素(食べないと生きて行けない物)でなく、明らかに食べると
血糖の上昇をきたすと分かり切っている物。

そして、必須栄養素(食べないと生きて行けない物)である
タンパク質と脂質は少なめになっています。

(おそらくカロリーが高いため・・・これじゃあ、栄養失調を
作るようなものです)

これでは、まるで2型糖尿病を悪化させる後押しをしている
食事になっています。

私は、2型糖尿病の患者さんが食事で気をつける事は、
まずは、口から入ってくる炭水化物(糖質)を制限する事だと
考えています。

低糖質食、糖質制限食をせずして、血糖が明らかに上昇するものを
食べることを許容しておいて、血糖が上昇したから薬で下げるような
訳の分からない治療では、
2型糖尿病を良くすることは不可能です。

食べ物と体の関係を理解せずして、薬で治療をしても病気を
治癒させることなどできません。
逆に考えれば、正しい食事を学べば、医者などにかからずにすむとも
言えますね。

そろそろ怒りがわいてきたので、
今日はこれくらいにしときます。😠

        ありがとうございました。😊
ご注意!
すでに薬まみれインスリン注射まみれで長期に渡り治療を
受けている患者さんは、私の指導に従わないでください。
低血糖を起して急変したり、2型糖尿病から間違った治療により
1型糖尿病(自分の膵臓がインスリンを分泌できなくなっている)に
なっている可能性があります。ケトアシドーシスをおこす可能性が
ありますので絶対に低糖質食、糖質制限食をしないでください。
お気の毒ですが、手遅れです。

私は、2型糖尿病と診断された初期の患者さんや治療期間が
短い患者さん、また、5.7<HbA1c<6.4の2型糖尿病予備軍の
人達に予防と治癒できる方法がありますと発信しています。

おまけ!



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