リブラ取り潰し論が広まる

 アメリカ上院銀行委員会は、16日、フェイスブック(FB)が発行を計画する仮想通貨リブラに関する公聴会を開いた。
 ここでは、個人のプライバシーを繰り返し侵害したFBへの批判が挙がった。「不祥事を起こしたフェイスブックは信用できない」、「新しいビジネスを始める前に居住まいを正すべき」など、FBの資質を問う声が相次いだと報道されている。

 これは、仮想通貨がブロックチェーンによって運営され、その信頼性はFBなどの組織の信頼性とは別のものであることを理解していないための批判だ。

 17日には、下院金融サービス委員会でも公聴会が実施される。

 国際通貨基金(IMF)は、7月15日、The Rise of Digital Money(デジタルマネーの台頭)と題したレポートを公表した。

 低コストで国際送金できることなどから、一気に普及する可能性があるとした。
 他方で、個人のプライバシーや金融の安定性にマイナスに働く恐れがあるとし、国際的な規制が必要だと指摘した。
 物価上昇が激しい国では現地通貨がデジタル通貨に置き換えられ「中央銀行が金融政策の制御を失う可能性がある」と警告したことが注目される。
 同時に、「いくつかの銀行が間違いなく取り残される。他の銀行も急速に進化しなければいけない」とした。



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野口悠紀雄

一人の伝道師(エバンジェリスト)として、noteを使って何ができるかに挑戦します。
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